働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3694 開催期間 2022年09月09日- 09月16日
今回のテーマも最終日を迎えました。ここまで、多くのご投稿に感謝しております。 「サステナブルな社会に貢献するためには?」という前回の問いかけに対し、地球交響曲さんからは、身近な行動の例をいくつか挙げていただきました。各人が、できることをやっていく、というのは大切です。一人ひとりの影響は小さいようでも、多くの人が同様に動けば、大きな力となります。 おがわさんからは、サステナブルな商品の方が高い場合等の葛藤について問題提起いただきました。高くても、環境や社会に良い商品を選ぶ人もおられると思いますが、個人の良心に頼るだけでは、真に持続可能な取組みには、なりにくいかもしれません。環境・社会に良いと同時に、商品・サービスに独自の魅力がある、そんな創意工夫が増えていくことが期待されます。また、分野によっては、政策的な支援によって、サステナブルな商品・サービスが選ばれやすくなる仕組みを作ることも必要です。例えば、環境によい住宅や自動車には補助金が支出されています。 blueberry53さんは、基礎研究やリスクの高い開発への適切な評価が必要、とされています。これも重要なご指摘で、リスクの高い分野は、市場のみに任せていては十分な資金が供給されないおそれがあります。公的な資金によってリスクを緩和し、民間資金を呼び込む、ブレンデッド・ファイナンスという手法も世界で用いられています。にしひがしさんが言われるように、官民一体で社会課題を解決する仕組みが求められています。 IPウーマンさんは、科学技術の進歩を応援する気持ちから、投資をされているとのことです。自分の価値観に沿って投資先を選ぶことは、サステナブルファイナンスの本質でもあります。そのような投資であれば、多少損失が出ても納得感があるでしょうし、環境・社会に貢献する投資は、中長期的にはリスクを軽減し、高い収益を上げうるとの研究も多々あります。 n.danさんは、自分のお金の使い方、使われ方を勉強したい、とされています。今は、個人でもESG投資商品を買うことが可能ですし、また、お金を預けている金融機関や保険会社が、サステナビリティについてどのような活動をしているのかも、調べてみるとよいかもしれません。 サステナブルファイナンスは、急速に発展している、ホットな分野であり、前向きで面白いテーマです。多くの方に学んでいただき、盛り上げていっていただきたいと思います。金融庁ホームページには、サステナブルファイナンスに関する取組みをまとめてありますので、ご参考にして下さい。◆サステナブルファイナンスの取組み 一週間、どうもありがとうございました。★高田議長の過去の円卓会議より・カジノを含む「統合型リゾート」導入、関心ありますか?・財政の問題、分かりやすく伝わっていると思いますか?・日本の財政について、考えたことはありますか?
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