イー・ウーマン（ewoman）

メイクの有無（wrenn・千葉県・47）

わたしの顔が濃いので、アイメイクをすると、写真ではさらに「目」が強調されるため、メイクをやめた。わたしが写真に残したいのは「素」の自分。虚勢を張った自分ではないので、これは合っている。写真から見えるわたしの全身の印象が、自分のフィーリングと近いところにもっていきたいと思っている。

顔が前に出ている（unagi・東京都）

写真を見るたびに思うのが、「顔が前に出ている」という点です。猫背気味になっていると思うので、気を付けてはいるのですが、いまいちです。「利き顔」については、「良くない方」から先に見つけて、右側かなと思いました。よくよく見ると左右の違いもけっこうあるし、印象も違うことがわかりました。

姿勢を直す（おがわ・東京都・62）

利き顔は、議長さんのハウツーを実施してみて、見つかったように思います。全身については、自分の写真を何枚か見て、頭が前に出ており、上半身も前かがみになりがちだということがわかりました。これは、写真映りだけでなく、普段の自分の姿勢の問題なので、意識してなおさなくてはならないと改めて実感しました。

あごと肩の位置（DiamondBar・東京都・56）

証明写真を撮るときにいつも「少し顎を引いて」と言われます。どうやら写真を撮られるときに顎が上がっていることが多いようです。かといって顎を引くと、引きすぎで窮屈な感じに映ってしまうし、ちょうどいい位置を見出せていません。上半身の写真も猫背っぽくなるので、胸を張るようにしていますが、やりすぎは違和感あるのでちょうどいい塩梅というのが難しいです。

手や足の位置（真打ち・栃木県・55）

背が低目なので、上半身に視線が行くような色やデザインの服選びを心掛けている。また、写真に全身が写る場合は、足の揃え方や手の位置にも気を配るが、そうした場面では顔以外にも、表情や表現があるのだと気付く。

もう1回（n.dan　・広島県・51）

手の動きや姿勢、表情を気にしています。見た印象が違ってきます。服の色よりは光の明るさを気をつけるようにしています。最近は写真を撮った後に確認して、もう1回といケースも増えました。

光の当たり方や加減について（blueberry53・大阪府・68）

屋内、屋外にかかわらず、写真に撮られるときには、暗いイメージやぼやけたイメージにならないために、光の当たり方、その加減は大切に思います。太陽光の来る方向や窓の位置、電灯の当たり方など、写真を撮られるときに気を付けることがあれば、ぜひ、教えていただきたいと思います。

今回も、たくさんの投稿をいただき、ありがとうございました。いよいよ最終回となりました。
 
unagiさん、おがわさん、DiamondBarさんのように、「顔が前に出る」「前かがみになる」など、姿勢についてお悩みの声も多いようですね。
 
撮影前に腕を大きく回し、肩甲骨を寄せて胸を張るようにします。顎を引くことを意識し、輪郭をシャープに見せることも忘れずに。DiamondBarさんのように顎の位置がわからない方、顎を引くと二重顎になるという方は、おでこを少し前に出すイメージに変えてみてください。
 
鏡があるとベストですが、撮影時にはないことも多いので、撮影前に鏡の前で練習をしておくのがオススメです！
 
真打ちさんは、「手や足の位置」にも気を配るとのこと。やはり姿勢と同じく、ポージングも大事ですね。
スリムに見せたい女性などは、上半身を少し斜めにすると、肩幅が細く見え、より魅力的に映ります。
堂々と見せたい男性などは、真っ正面で胸を張り、肩幅を生かしたポーズがカッコ良く見えます。
 
n.danさんのようにチャレンジできる環境の場合は、何度も撮り直してみるのもいいかもしれません。
その時に余裕があれば、服選びも変えてみませんか？
顔色を引き立てる色の服を選ぶことや、自身の体のラインを美しく見せるデザインも重要です。パーソナルカラー診断や骨格診断を受けてみるのも良いかもしれません。
 
blueberry53さんがおっしゃる通り、「光」はとても重要です！
カメラは光を捉えて記録しているので、写真を撮る上で光は意識しないといけません。
あくまでもそれは撮る時の話にはなってくるので、今回の「撮られる側」のテーマでアドバイスできることとしては「自然光を使ってみよう」ということです。
 
自然光を利用することで、顔色が明るく見え、自然な印象を与えます。窓の近くで撮影する場合は、光が顔に「均等に」あたるように、レースカーテン越しで立ち位置を調整してください。
 
今回、皆さんといろいろな議論ができ、「写真を撮られることに慣れない、自信がない」方が多いことを改めて実感しました。
 
しかし、写真映りが良くないことに対して自信をなくす必要はありません。
自分の写真を見て「いまいちだな」と思っても、他人から見ると違った魅力があることが多いです。他人のフィードバックをもらい、自分には見えない視点を理解することで、新しい発見があるかもしれません。
 
写真はその瞬間を切り取ったものにすぎません。それが全てではないことを覚えておきましょう。一瞬の表情が気に入らないとしても、それは自分の一部ではなく、ただの瞬間です。
 
最後に、写真に対する柔軟な考えを持って欲しいです。顔がはっきりと写っている写真だけが「自分が写っている写真」ではありません。風景や動きの中で自然な形に写る写真も素敵です。それらを含めて、自分らしい一枚を見つけてみてください。
 
いかがでしょう？　写真に対する考え方を少し変えるだけで、見え方も変わってくるかもしれません。
アドバイスを試して、自分の新しい一面を発見し、楽しんで写真を撮ってください。
 
そして今回お話にあったように、「光」は撮る上でとても重要なテーマです。
もっと深掘りしていきたいので、次回のテーマでは、「撮り方」について皆さんと意見交換したいと思っています。またお会いしましょう！


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• 2025.05.30
• 青山はるか フォトグラファー