働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3777 開催期間 2025年06月06日- 07月25日
miki14さん、拙書を読んでいただきありがとうございます。リアルな希望も諦めないでと伝えたいのは私も同じです。多分、リアルな社会で希望を諦めずに努力しながら、時々疲れたら時に、ゲームやペットなどバーチャルな世界で遊ぶという人がまだ大多数だと思います。 ただ、DiamondBarさんがいうように、「家庭を持ち、マイホームとマイカーを所有し、海外旅行を楽しむ、といったようなステレオタイプな幸せの物差しがなくなった」という中、現在、バーチャルな世界の魅力はますます増しているような気がします。 いぬいるかさんが、バーチャルであっても、「仲間との関係性」がある「いいねの向こうにはリアルな「人」がいる」と今なら言えますが、将来、実はAIがいいねを送っているという状況になるかもしれません。 それが、やっちゃん24さんがいうように、「その希望で得た力を活力に変え、現実の世界を歩いてほしい」のですが、バーチャルな世界に行って帰ってこない人が増えていくかもしれません。昨年授業の感想で、「今付き合っている女性がいるが、推し活にお金と時間をもっと使いたいので、彼女と別れたいのですがどう思いますか」という質問がありました。少子高齢化が今以上に進むのではと思ってしまいました。 リアルな世界でなかなか生活の向上が見込めない状況は、外国でも起こっているようです。中国では、あまりに激しい競争社会に嫌気がさして、現実での成功を諦めてアルバイトしながらゆったり過ごす「寝そべり族」が出現しています。調査した大学院生によると、彼らはスマホで動画をみたり、ゲームをするのが楽しみだそうです。そのような意味で日本は世界の先端を走っているのかもしれません。 このままだと、日本は世界の中で「幸せに衰退」していく気がしています。今日もネットのニュースで、東京の給料はニューヨークのほぼ半分になったという記事をみました。blueberry53さんが言うように、若者に「実体験の機会を増やす」など、リアルな世界でも希望が持ちうるような社会を作っていくことが求められていると思います。 投稿していただいたみなさま、読んでいただいたみなさま、4週間の間お付き合いいただき、ありがとうございました。★山田議長の新著『希望格差社会、それから: 幸福に衰退する国の20年』(東洋経済新報社)★山田議長の過去の円卓会議より・異次元の少子化対策、良いアイデアありますか?・「昭和の家族像」が女性活躍を阻んでいる?・コロナ禍でパートナーとの関係は変わりましたか?
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