働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3530 開催期間 2019年02月08日- 02月15日
今回もたくさんのご意見を頂きました。 まず注目したいのは「仕事に関連すること以外」の学びへの意欲についてです。シンゴパパさんは、「現在NPOで取り組んでいる父親支援や子ども支援に役立つこと」。n.danさんは「興味ある事をもう1度」。TAKA0309さんも、「自分が純粋に興味・関心のある事」を学びたいと考えていらっしゃいます。「仕事に関連しない」ことへの学びに積極的に取り組む、その発想が私にはとても新鮮で、より豊かな人生に繋がる大切な要素であるように感じました。「私だったら仕事以外で何を学びたいだろう。やっぱり歴史関係かな」などと、しばし楽しく考えを巡らせ、そして実現に向けて情報収集しようと思い始めています。 社会人ドクターを目標とされるこはくさんは、プログラムの選択の難しさについて書いて下さいました。確かに社会人修士博士課程の教授陣の入れ替わりが多い中、特に研究中心で学びたいと考える場合、情報取集が難しそうです。「来年こそ出願します」とのこと。ぜひ実現しますように! さて、hiro2さんは「60才を過ぎても学ぶ価値はある」と、Abbyさんは「年齢や環境を言い訳にしない」本の虫さんは「数年前から英語で学ぶMBAに興味がある」と書いてくださいました。Maismomさんは、働きながら土日やオンラインの授業を利用して、時にはお嬢さんと一緒に本を広げて、大学・大学院に通われたそうです。 このように、この円卓会議で寄せられたすべてのコメントには、YES/NOに関わらず皆さんの学びに対しての前向きな思いや実際の経験が綴られていました。先日のコメントにも書きましたが、「学び」の時期は決して一時的なものではなく、人生において継続的に何度もやってくるものだという考えを再確認し、「社会人大学院」の果たす役割は大きなものだと考えます。 計画された偶発性理論(英語: Planned Happenstance Theory)というキャリアに関する考え方があります。これは、キャリアの8割は予想できない偶然によって決定されるというものです。その偶然をキャリアに活かしていくためのスキルとして好奇心(Curiosity)持続(Persistence)柔軟性(Flexibility)楽観性(Optimism)冒険心(Risk Taking)が必要とされています。これは 社会人の学びについてもいえる事ではないかと思います。皆様のどのコメントにも、根底にこれらの要素のいずれかがあることを感じたのです。 「好奇心」学びの機会を求めてアンテナをたてる。「持続性」社会人として学ぶのは大変なことも多いけど諦めず続ける「柔軟性」従来の学び方にこだわらず、視点を変えて学びの選択の幅を広げる「楽観性」学びは必ず役にたつと前向きにとらえる「冒険心」方向性や結果が見えない場合でも行動を起こしてみる 「職業的発達理論」を提唱したドナルド・E・スーパーは、「キャリア」とは「人生のある年齢や場面の様々な役割の組み合わせ」であると定義し、このキャリアを「虹」に例えています。母親・父親であること、ボランティアとして地域社会に貢献すること、余暇を楽しむこと、学び続けること、職業人であること、色々な色の帯で構成される自身の「キャリアの虹」を想像するとワクワクします。 今回この「キャリアの虹」の中での「学び」について皆様と議論ができましたことに感謝いたします。ありがとうございました! ★今夜、開催します! 一橋大学のエグゼクティブMBAプログラムを表参道カレッジで体験。詳細・お申込はこちら★関連テーマの円卓会議・勉強、続けていますか?・自分の仕事能力。何をどう伸ばせばいいか、わかっていますか?
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