働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3530 開催期間 2019年02月08日- 02月15日
一日目の投票結果はYESが95%、予想以上に高い数字でした。実際にすでに社会人マスター・ドクターを終えている、もしくは在籍中の方からの投稿もたくさん頂きました。 本日のタイトルは、niconicoさんのコメントよりお借りいたしました。「仕事とアカデミアの両立で得られるシナジーは想像以上に大きい」。すでにMBAと博士課程で学ばれたご自身のご経験に基づくからこその心に響く力強いコメント。社会人の学びを支える言葉だと思います。 Penguinさんの職場では ダブルマスター、トリプルマスターを目指して、全員が修士プログラムに在籍中だそうです。キャリアを積んでいく中で、自分がさらに学びたい分野が見えてくる、それが二つ目、三つ目の修士号取得につながっていく。自然な流れなのかもしれません。実は私自身も25年前にMBAを取りましたが、現在は一橋大学MBA学生のキャリア支援・教育の仕事に携わっていることから、心理学・カウンセリング学を専門的に学ぶ必要性を強く感じています。Penguinさんの投稿に、実現に向けて多いに背中を押して頂きました。ありがとうございました! みろろんさんは、仕事の他に子育てもしながらオンラインの修士課程に在学されています。「社会人からの勉強は本当に興味のあることを追求する充実感があります。」という言葉に、まさに社会人の学びは より「主体的」であり、だからこそそこから生まれる価値と喜びは大きいものだと思います。 また、オンライン大学院という選択肢にも注目してみたいと思います。日本では平成10年に通信制大学院が制度化され、平成29年度には22の大学院でオンラインを利用したプログラムが提供されています。選択肢を海外にも広げれば、より広く高いレベルの講義をキャンパスに通うことなく受けることができます。 ぐーすかさんが書いてくださった「学びは必ず人生の役に立つ」。座右の銘にしたい言葉です。私が常に心に銘じているのは「経験が長い事は決して常に利点であるとは言えない。」ということです。逆に過去の学びのみを基礎に経験だけを重ねることは、新しい知識を吸収してきた若い世代の足をひっぱってしまうリスクを多いに抱えています。だからこそ、「学び続けること」に意義があるのです。有名なスティーブ・ジョブスのスピーチにある「Connecting dots (点と点を繋げる)」を思い出しました。「学び」は自分の過去と未来をつなげる大切な「点」になるはずです。 「子どもに教育費がかかっているうちは無理ですが、子どもが自立したら子育て中に独学で学んでいた発達心理学を勉強したい」と回答してくださったほりちゃんさんも 示唆に富んだ発言をしてくださいました。子育て家庭では、まずは子どもの教育費を優先させるでしょう。子どもの教育費関連支出のピークを終えてから自身の学びに投資するというのも選択肢の一つですし、また、比較的学費の安い国公立大学の多くも社会人のためのプログラムを提供しています。選択肢の一つとしてリサーチしてみてもいいかも知れません。 また、ほりちゃんさんがおっしゃる通り、大学側は「生き残り」をかけて社会人に向けたプログラムを充実させています。それは一方で、少子高齢化社会の中で、長く職業人として社会貢献をするために学び続けたいという社会人の要望に応えるものでもあります。「若い世代が学ぶ場を奪うようになってはいけないので棲み分けは必要かなと思います。」というご意見にも賛同しながらも、社会人学生と一般の学生が共に刺激しあって学ぶことにも意義があると思います。 現在修士課程に進むことを検討中のChiekoNSさんは 現在色々な教授に会われてリサーチ中とのこと。社会人は、限られた時間の中で、明確な目的意識をもって学ぶわけですから、「自分が学びたいことが本当に学べるか」入学前のリサーチがとても大切になってくると思います。 一方で綾〇〇〇さん、れあれいんさんなど、興味があっても費用や入学資格、残業が多く仕事との両立が現実的ではない……との面で実際の入学が難しいと考える方からの意見も頂きました。ここでは、情報として各大学院個別の入学審査で認められれば、短大卒・高専卒・専門学校卒・大学中退・高卒でも入学が許可されるケースはあるということに触れておきたいと思います。例えば 元プロ野球選手の 桑田真澄氏は 大卒の資格を持たず早稲田大学大学院に入学し、修士号をとられました。社会に出てからの経験を踏まえて、さらにアカデミアの場で学び、仕事に活用したいという明確な目的と熱意を大学院側に伝えることによって門戸は開いてくる可能性は多いにあると思います。 最後にNOと答えられたアンチョビさんのコメントに触れさせて頂きます。大学院に行かずとも「自分が気になる分野に意識を高くもち、あらゆる方面にアンテナを張っていると、学びや経験の場をたくさん見つけられます。」まさにその通りですね。社会人が学ぶチャンスは様々な場にあります。常に「アンテナを立てていること」がとても大切だと思います。 「仕事をしながら大学院で学ぶ。興味ありますか?」何を学んでどのように活かしたいか? 実際に学んだ経験談、大学院以外での学び場の情報シェアも頂きながら議論を続けていければと思います。ご投稿お待ちしております!★関連テーマの円卓会議・勉強、続けていますか?・自分の仕事能力。何をどう伸ばせばいいか、わかっていますか?★一橋大学のエグゼクティブMBAプログラムが、表参道カレッジで体験できます! 詳しくはこちら
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