働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3530 開催期間 2019年02月08日- 02月15日
2日目もたくさんのご投稿ありがとうございました。YES/ NOにかかわらず、どのコメントからも、皆さんの「学び続けたい」という気持ちを強く感じ、本日の「学びたい!」というタイトルは2kishir0さんの投稿より頂きました。 Jerseyさんは、お子さんの大学進学を控え、ご自身の今後の学びについて考える余裕が出てきたとおしゃっています。私は、これからは年齢に応じたキャリアパスというものはなくなってくると考えていますが、学びについても同じことが言えると思います。「学び時」というのは人それぞれで、そして一度限りではなく、生涯に渡り何度もやってくると思います。前回に引き続き投稿してくださったPenguinさんは「プログラムが終わっても学びは終わりません。」と書いてくださいました。 大学院での学びは、卒業後も長く自分自身の活動や意欲を支えてくれるものなのですね。ご自身も 仕事をしながら博士号を取られたシンゴパパさんがおっしゃるように、人生100年時代、より長いスパンでキャリアを発展させていく必要性を感じているプロフェッショナルにとって、「社会人大学への期待はより高まっている」といえるでしょう。 「年齢」の事について もう少し触れてみましょう。コリエコリコさんは 50歳を過ぎてから通信課程で短大・大学を卒業されたそうです。すばらしいですね。 現在は大学院で学ぶことには興味があるが、大学院で学んだことを「この歳で」どう活かせるか不安があると書いてくださいました。私はコリエコリコさんと同年代なので、そのお気持ちがよくわかります。私自身もこの歳で新たな学びに投資するのは無駄になってしまうのではないか……と思っていたこともあります。 でも、一昨年リンダ・グラットンの『The 100-Year Life』(邦題:LIFE SHIFT-100年時代の人生戦略)を読んで、自分の思考に「年齢制限」をかけるのは辞めようと決めました。自分が何歳まで元気に働けるかは最終的には「天が決める事」ではありますが、これから先も長く社会貢献できる可能性がある限りはポジティブに学びと向き合いたいと思っています。 NOとお答えくださったましゅまろさんのご意見にも多いに賛同する点があります。特に、「これからのキャリアは、1つの分野で実績を積み上げるのはリスキーで、シフトチェンジしていくほうが有利だと思っている」という点です。以前は、キャリアというのは一つの分野を極めていくものと考えられていましたが、現役で働く期間が長くなった今では、何度か「シフトチェンジ」を行ってキャリアを発展させて行く考え方が主流になってきています。その際、社会人の大学院での学びというのは、シフトチェンジの契機となる場合もあれば、シフトチェンジを支えていくものとなる可能性もあると思います。 2kishir0さんのように、「学びたい!」という強い意欲があるが、まだ、興味の分野が定まっていない方もいらっしゃるようです。まずは自分の「好奇心アンテナ」を高くたてて、アンテナが反応するような講座や勉強会にジャンルを問わず参加してみるといいかもしれません。 例えば、私が勤務する一橋大学エグゼクティブMBAプログラムはイー・ウーマンの表参道カレッジとコラボし、「英語で学ぶエグゼクティブMBA体験講座」を今月4回にわたり提供しております。まさに、MBAに興味を持つ社会人の方にそのエッセンスをつかんで頂きたいということを目的としており、沢山の方にご参加を頂いております。 また、私自身の事になりますが、MBA学生のキャリア指導という仕事柄、学生達がこれから進んでいく様々なビジネスの分野で起こっていることを広く浅くではあっても理解をしたいという思いがあり、自分の「アンテナ」が反応するシンポジウムや講演会・勉強会には積極的に参加するようにしています。心掛けているのは、「学ぶ機会」を「日々の業務の忙しさ」を理由に見送らない!ということです。 ayaPaさんは まさにこの4月から「人事のプロとして」のキャリアの方向性を見定めビジネススクールにご入学されるそうです。そして大学院で得られる知識のみならず、「最先端の議論ができる仲間が欲しい」ということもMBAで学ぶ動機の一つになっていると書いて下さいました。まさに社会人大学院は、多様な人々と出会い、議論が出来る場でもあります。 irukakun55さんのご投稿からは、継続して学習を続けていける社会になるためには まさに「働き方改革・家事育児の家族内での分担」が必要と再認識させられました。実際 家事・育児と仕事の両立だけでもフル稼働の毎日、そこに「学ぶ」という時間と労力を確保するためには、家族やパートナーの協力が不可欠です。これは私自身も直面している問題です。 Zonnetjeさんは育休中にマスターを取られたそうです。私の勤務する一橋大学のMBAプログラムでも 産休・育休を利用してマスターを取る学生がいます。 「育児休暇中に大学院に通う」。今後の女性の(男性もですね)キャリアプランの選択肢の一つになってくるかもしれません。海外にお住まいのZonnetjeさんが在籍された大学院は 「夜間と昼間の授業を交換、場合によってはオンラインで授業を受ける」ことができたそうです。社会人大学院にはこのような柔軟性が求められていると思います。 cwomanさんは「知らずに築いていた居心地の良い殻を破り・動いてみようかと思いました」と書いて下さいました。キャリア開発の視点から言うと、「居心地のよい状態」とは、まさに次のステップへのシグナル。「新たな学び」に向けて動きだす時といえるかもしれません。 2日間の議論を通じ、皆様の「学びたい」という強い気持ち、そして色々な形での 社会人大学院での学びの経験を共有させて頂き、私自身も非常に心地のよい高揚感を楽しんでおります。 「仕事をしながら大学院で学ぶ。興味ありますか?」最終日は、大学院で学んだこと、大変だったこと、これから学びたいこと、自分のキャリアにおける「学びについての思い」等をここで分かち合えればと思います。ご投稿をお待ちしております。 ★今週金曜、開催します! 一橋大学のエグゼクティブMBAプログラムを表参道カレッジで体験。詳細・お申込はこちら★関連テーマの円卓会議・勉強、続けていますか?・自分の仕事能力。何をどう伸ばせばいいか、わかっていますか?
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