イー・ウーマン（ewoman）

ワークショップ経験（violet-m・神奈川県・42）

大学時代、サークルで演劇をやっていて、社会人になったあともどうしても関わりたくて、ワークショップに参加したことがあります。そこの劇団員さんは食べるための仕事を別に持っていました。大きな劇場で有名な方々がやっているお芝居以外は、そういうものなのでしょう。先月、下北沢で芝居を見ましたが、そこの方も同じような苦労をされていました。小劇場の良さもあるので、二足のわらじでも頑張っていただきたいと思っています。

気軽に演劇の醍醐味を味わいたい（mamisan・東京都・42）

以前は観るのは好きでも演じるのは敷居が高いと思っていましたが、フランスの小学校の「スケッチ」と言う即興寸劇の授業で、考えが変りました。パン屋での一コマ劇を作る小学生を私が見ていると、客がパンを買う時のやりとりを日本語で教えるよう頼まれました。ありきたりの日本語のセリフですが、フランスの子どもが演じるともう絶妙に可笑しくて。その場だけで味わえる即興性、一体感。演劇の醍醐味をまた味わってみたいです。自然体で寸劇を作る小学生が、演劇の原点を見せてくれた気がします。

大歓迎（ゆきなな・海外・その他・32）

母が定期的に人形劇を見に連れて行ってくれたことが、今でも印象的なので、自分の子どもにも定期的に人形劇を見せようと試みています。演劇のワークショップがあるのなら、子どもと一緒に受けたいと思います。また、子どもの学校の授業で取り入れてくれるのであれば、大歓迎です。

歌舞伎もいき始めました（casablanca・東京都・50）

学生時代、演劇好きでよく行っていました。その頃見ていた劇団、演出家の方々がまだいらっしゃり、最近また行くようになりました。世田谷で見たオセロは、手軽な値段で楽しめました。お友達に誘われて歌舞伎全幕、イヤホンガイドで見ました。それ以来、歌舞伎の再発見。その他、バレエ、スペイン舞踊、フィギュアスケート、ダンスも見に行くのが好きです。心から感動したり、異次元空間に入り込む時間を今後も大事にしていきたいと思います。

宝塚歌劇になじみがあります（tibiko・大阪府・43）

宝塚市に近いところに住んでいて、両親が宝塚歌劇が好きだったこともあり、小さいころから、宝塚歌劇を毎公演観に行ってました。今は、2、3か月に1回ぐらいですが、宝塚歌劇、又は、宝塚を卒業されたOGの方のニュージカルを観にいきます。大阪城の平成中村座がきっかけで、歌舞伎も行くようになりました。ただ、精神的、金銭的に余裕がないと（両方一度になくなったことはないのですが、片方が欠けた状態になったことがあります）観劇に行くことはできないと感じています。

今はせいぜい映画（佳華・広島県・51）

東京やLondonにいたときは、毎月のように見に行っていたのに、今は年に1回くらい。見なくなって久しいのですが、病気になって初めて、お芝居を生で見ていたときにいかに気分転換ができていたのかを思い知りました。お芝居の中で自分との葛藤を経て、いろんな社会の不条理や人生訓を疑似体験していたように、今になって気がつきました。そして、月並みですが、明日への希望にもつながっていました。

1年に1回ぐらい。（レッズ・埼玉県・32）

1年に1回ぐらいのペースで劇団四季を観に行くぐらいです。「ライオンキング」では感動し、「李香蘭」では泣きました。行けば「行って良かった。また行きたい。」と心底思うのですが、なかなか行く時間も取れず、劇場から足が遠のいています。今回久しぶりに行きたくなりました。

ぜひ！（Zonnetje・海外・その他・37）

「実はこんな伏線が」なんていうのを教えていただける授業であれば、ぜひ受けてみたいです。できれば子どもがある程度大きくなってから、親子でというのもいいかもしれません。音楽やスポーツもそうですが、バックステージというのは人の心をくすぐるもので、そのような要素も組み込まれていたらもっと参加してみたくなります。古典芸能は難しいですが、狂言あたりからだったら若くても興味があると思います。

行ってないです。。。。（メヌエット・兵庫県・54）

私は地方在住なので、演劇は全然行ってないです。もし、行こうと思ったら、昼の部を観るためには仕事を1日休みを取る必要があります。また午後から休んで劇場に駆け付けたとして、帰りは夜中になってしまいます。やっぱり演劇は都市在住の方の楽しみかなと思います。そういえば、年に1回だけ劇団四季が地元の文化ホールに来るときは行くのですが、演劇は来ないのでいけないです。残念です。

violet-mさん、日本ではヨーロッパや中国などとはシステムが根本的に違うので、舞台俳優だけで食べていける人は古典の世界を含めてほとんどいないのが現状。それと「質」は全く別という二重性が日本の特殊事情です。
 
佳華さんの「明日への希望」、それこそアートが持つ本質だと思います。レッズさんも、そんな時空間にまた足を運んでみて下さいね。メヌエットさん、東京以外でも小さな空間で舞台を続けている人たちがいたりします。そんな出会いも面白いかも。tibikoさん、確かに。そして、劇場に出かけてみるとそれだけで心にお土産があるかも。casablancaさん、素敵！　
 
ゆきななさん、僕も演劇の授業を義務教育に取り入れてほしいと願っています。
mamisanさん、素敵な体験。ワークショップと言っても半年かかって舞台作品を創りあげるものから、パン屋さんの会話を体験する短いものまで。短くても自分の身体で演じて体験することに大きな意味がある。そして大切なことは「正解」がないこと。
 
この「正解がない」はよく言われ、そして大抵は間違った使い方をされています。「正解がない」はずなのに演じたことに「それは違う」とフィードバックがあったりする。日本語の会話になっていません。僕のワークショップではどんな小さな一歩でも踏み出したその勇気を誉めたいと思っています。
 
Zonnetjeさん、シェイクスピアをはじめとして全ての演劇には「元ネタ」があると言われています。太古から脈々と受け継がれて来た「何か」が舞台にはあります。また、民俗芸能を学ぶと色や数字には全て意味があることがわかります。その裏側を知るとより理解が深まり面白くなるでしょう。
 
そして、人はアートを左脳で理解するのではなく全身で受け止めます。音楽や絵画を言葉で説明するのが難しい。ビートルズの音楽を彼らの「業績」ではなく本質的に説明するとしたら、どうしたらいいでしょう？　舞台作品（コンサートも含めて）は、体験するから「明日への希望」にもなりえるのです。
なのに「演劇は頭で理解するもの」と言う先入観がある様な気がしてなりません。「そのお芝居はどんなストーリー？」という質問がよくありますが、演出により喜劇にも悲劇にもなる。そして「シンプル」は大事だと思います。では、何がシンプルであることが大事なのでしょう？　あなたは、わかりやすい演劇は好きですか？



★7/24 丹下議長のワークショップ「二十四節気を感じよう」が開催されます。


＜丹下議長の過去の円卓会議より＞
◆チームビルディングの研修に参加したことありますか？
◆周囲と良い人間関係が築けていると思いますか？
◆この夏、演劇を観ましたか？（2011.8月）

• 2013.07.17
• 丹下　一 俳優・演出家　コミュニケーショントレーナー Tama+ project代表