働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3246 開催期間 2013年07月12日- 07月19日
こんにちは。俳優・演出家 コミュニケーショントレーナーの丹下一です。今回はみなさんと「演劇」をめぐって意見を交わしたいと思います。 映画館に出かける人が減っているように、演劇の劇場に出かける人も減り続けています。演劇は、上演時間にあわせて劇場に駆けつけなければならず「多忙」な都会人には荷が重い。そして、もっと「面白いこと」「楽しいこと」は他にたくさんある、と。 「演劇」は生き残れるのか、という命題が演劇人には突きつけられている、と思っています。 もちろん新装された歌舞伎座は満員が続いて嬉しい限り。またミュージカル人気も続いています。そして、動物がたくさん登場するミュージカル作品で日本の文楽を参照して仕掛けや動きが作られたことは知られています。どうして日本で日本人の手でそれが生まれなかったのかと、ちょっと残念。 例えば、英語文化圏では教育でシェイクスピアと向い合う時間があり、大抵の人は有名な作品のストーリーくらいは知っている。だから、パロディが成立し、例えば「ハムレット」をベースにした無数の作品がつくられて楽しまれています。日本でも「ハムレット」は有名ですが、見たことのある人、ストーリーをちゃんと知っている人はどれほどいるのか。もちろん「ハムレット」は英国のもの。ならば同じ問いかけは、能や歌舞伎で成立するのか。 日本の文化人のレベルは非常に高い、と信じています。そして、演劇を語ることはその国の文化を語ること。なぜなら演劇は「人」から離れられないからです。 あなたは演劇を見に行っていますか?<丹下議長の過去の円卓会議より>◆チームビルディングの研修に参加したことありますか?◆周囲と良い人間関係が築けていると思いますか?◆この夏、演劇を観ましたか?(2011.8月)
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