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会議番号:3107 開催期間 2011年08月01日- 08月08日
EPA・DHAは、魚油に多く含まれる必須脂肪酸の1種です。“必須”とは、体内で合成できないので食事から摂る必要がある……という意味です。 まおにゃんさんがおっしゃる通り、EPA・DHAは認知症や脳機能との関連が示唆されています。「魚を食べると頭が良くなる」という歌は、スーパーの魚売り場で良く流れていますね。脳内にはEPA・DHAが多く存在し、これらの不足は脳機能に支障をきたす可能性があります。しかしこれは、不足しない事が重要であり、摂れば摂るほど頭が良くなる……という訳ではありません。 中性脂肪の高い人もEPA・DHAを積極的に摂る事をおススメします。 しかし、これらが多く含まれる青魚は、白身魚に比べて高カロリー(白身魚1切と鯖1/3切がほぼ同カロリー)なので、副菜や主食でカロリー調整する工夫が必要です(カロリー過剰は高中性脂肪の大敵ですから……)。 また、妊婦はメチル水銀など重金属の過剰摂取を避けるため、鮪や鯨など比較的大きな魚の摂取制限があることも付け加えておきます(厚労省のHP参照)。 次に、meguruさんの「産後の心のアンバランス」というコメントです。妊婦は体内の葉酸を胎児のDNA合成に使い、出産後は体内のEPA・DHAを母乳として消費します。マタニティブルー(産後うつ病)の原因の1つに、葉酸やEPA・DHAの枯渇が考えられています。 最後に、alexaさんの重要なご意見です。栄養素の不足は問題視されやすいですが、過剰については見過ごされがち……。栄養学の基本として、「不足も過剰も同じようにNG!」ということを覚えておいて下さい。食品からの摂取で過剰になることはあまりありませんが、サプリメントを摂っている場合は要注意です。 最後の議論では、本会議のタイトルである「食生活とメンタルの関連」について、皆様の体験を伺いたいと思います。食生活が不規則な時期にイライラしやすかった……、3食きちんと食べていると気分がスッキリしている……など、皆様の体験談を教えてください。
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