働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3710 開催期間 2023年03月03日- 03月10日
YESの割合が若干ダウンして現在55%となり、NOの方からの投稿が増えています。 マスク着用のメリット、デメリットは、ほぼ皆さんの投稿で示されていると思います。Smileさんは、「判断する為のデータが欲しい」と投稿されています。データではありませんが、欧米諸国がマスク着用が広がらなかった、あるいはすぐに撤廃された背景、日本では個人の判断としてマスク着用を選択する人が今でも多いのはなぜか、を考えてみました。 欧米では、マスクをして顔の一部を隠すことは防犯上好ましくない、コミュニケーションの際日本人よりも口元の動きを参考にする。一方で日本人は、コミュニケーションの際目元の動きをより参照し、日本語は語彙が豊富なこともあり口元の動きはそれほど参考にしない、さらに、日本はコロナ禍以前から、感染症対策としてマスク着用が社会で普及しており、着用に抵抗が少なかった、などがあげられるかと思います。不安症が日本人に多いかどうかは議論がありますが、日本人は、清潔さや臭いに敏感な傾向があり、配慮を必要とする人の線引きのラインが高くなっているのかもしれません。 言語発達や身体発達(特に呼吸機能)、そして感染免疫の獲得を考えると、小児特に就学前の子どもはマスクをするデメリットの方が大きいと言えます。一方、基礎疾患のある人、呼吸器系の感染が重症化しやすい高齢者は、マスクを着用するメリットが大きいでしょう。感染状況が拡大傾向にある時は、高齢の家族への配慮を優先し、子どもの外出を制限した保護者もいましたが、これからは、自己決定権の乏しい子ども(ほとんどはマスクなしで行動したい)へのマスクの着用は、自身がウイルス感染した時だけ推奨するのがよいと私は考えています。 知的障害、発達障害の人は、一般に変化への対応が苦手です。やっとマスク生活に慣れたのに、突然マスクを外すことには抵抗があると思います。時間をかけてできれば自主的にマスクを外すこと、を待ちたいですね。 このような状況をふまえつつ、シンゴパパさん、おれんじ78さん、いのくちさん、など皆さんがご指摘のように、最終的には個人の判断であり、ひとりひとりの判断を尊重し多様性を認めることが大切ですね。 暖かくなる半面、花粉の飛散が気になる方も多いかと思います。年度末でお忙しい時期ですが、どうかみなさまご自愛ください。1週間、多くのご意見をいただきありがとうございました。★古荘議長の過去の円卓会議より ・コロナ禍。心の病を持った仲間への対応、うまくできますか? ・あなたは「自己肯定感」高いですか? ・自分は発達障害かも、と思ったことありますか?
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