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会議番号:3164 開催期間 2012年05月14日- 05月21日
「決められない政治」の元凶は「ねじれ国会」にあり、それを解消するには一院制にするほうがいいという議論が今、大きくなっています。今年4月には超党派の議員連盟が衆議院議長に一院制移行への憲法改正案を提出しています。 「停滞」へのいらだちが人々のあいだにあふれていて、それが大阪ダブル選で「橋下旋風」を起こしたようにも思えます。 では、「参議院」はなくてもいいのか。そんな問いかけでこの1週間みなさんと議論してきて、Yes/No共に多くの有益なコメントをいただきました。そして、今、不要だと考える人は33%、やはり必要だと考える人が67%となっています。 ただし、「再考の府」として参議院は必要であるが、党派色を薄め、議会改革や選挙制度改革が必要という前提条件をみなさんつけておられました。 今回、選挙制度をどのように改革し、どういう議員に代表して欲しいかという問いかけには「何をすればよいのかがわかる人」(ひるねさん)や「今、必要な改革を熟知している人」(ゆきななさん)というコメントをいただき、今の政治家が本当に自分たちが必要としていることに応えていないという思いを多くの人が持っていると思わされます。 また、「良識の府にふさわしく、自分の意見を通せる人」(unagiさん)や「未来のこと」(ジュカさん)、「国全体のこと」(にゃおんさん)を考えられる人を選びたいということは、参議院は特に目先のことではなく大所高所から将来の負担や責任を担える院であって欲しいということなのでしょう。 今、衆議院の小選挙区制に加え、参議院の選挙区も29県が1人区です。これが参議院まで二大政党化し、国会が対決型に傾いた原因ともいわれています。そこで参議院は中小政党や無所属も進出しやすいよう、また、ジュカさんが言うように「学生代表や職業毎の代表が出られるよう」比例を増やすことやブロック別の大選挙区にすることなどが考えられます。 しかし、衆参共に1票の格差の是正すら変えられない状況を見ていると、抜本改革は当分望めそうもなく、議員ではない第3者機関に選挙制度改革を任せた方がいいかもしれません。 いずれにしても「動かぬ政治よりはまし」だとブレーキの利かない政治を生みださないよう、参議院には「全体を見通す力である総合力」を持つ人を選ぶ選挙制度にしたいものです。 1週間ありがとうございました。
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