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会議番号:3761 開催期間 2024年10月18日- 10月25日
この1週間、本当に貴重な投票・投稿をたくさんお寄せいただきまして誠にありがとうございます。今年1月からNISA(少額投資非課税制度)の枠が拡大したことで、それを契機に投資や運用に興味を持ったという方も少なくないようですね。もちろん、その背景には長らくのデフレ下であまり接することがなかった物価上昇・インフレという状況があり、大事な資産をタンスや預貯金などに寝かせておくだけでは、その実質価値が目減りしてしまうという危機感もあると思われます。 「いざ、資産運用を始めるか」となったとき、まず自分で勉強の努力をすることが重要であることは言うまでもありません。とはいえ、知識や経験を積み上げて判断力を養うのは相応の時間がかかるということも事実。そんなときは、みもざさんのようにNISAの勉強会に参加するとか、JIMAさんのように証券会社のセミナーに参加、あるいは金融経済に強いと思われる専門家の本を参考にしてみるというのも一法でしょう。もちろん、専門家とされている人の意見は常に「複数人分を参考にする」ことが最も重要です。お分かりの通り、究極・唯一無二の専門家、アドバイザーなど存在するはずがありません。 それでも「なかなか自身では判断できない」という場合は、一つに投資・運用のプロが運用する投資信託の世界を覗いて(分析して)みるのもおススメです。もちろん、何らかの指数に連動するように運用されるインデックスファンドの類ではなく、プロが投資先や売買のタイミングを決めて運用して行くアクティブファンドの世界を覗いてみるのがいいでしょう。必ずしも、そうした類のファンドを買うというのではなく、そうしたファンドが「どのような投資先を選んで運用しているのか」を覗いてみるのです。 運用成績が良いアクティブファンドの「投資先上位10銘柄」などといった情報は、各ファンドの月次レポートなどをネットで検索すれば得られます。かくいう議長自身も、最近新規設定されたものや過去の実績がやけに好調なものについては、とりあえず調べて自身の運用の参考にしていますし、日経CNBCの番組のなかでも取り上げることが少なくありません。 alberthawkingさんが挙げておられる「健全で社会のためになる投資」という言葉も共感しやすいところですね。株式投資の話で言えば、大半の上場企業は日々懸命に収益拡大の努力を続けています。むろん、些か強引なやり方や社会批判を浴びるような経営スタイルであったなら、そのような企業の収益はいずれ縮小傾向を辿るわけで、真面目にきっちり日々の経営を継続している企業に対しては、DiamondBarさんがおっしゃるように「中長期で応援したい会社の株を買って見守っていく」という姿勢で向き合いたいものです。 議長は、資産運用の世界に足を踏み入れて早や40年近くとなりますが、その経験から間違いなく言えることは月並みながら「市場価格は最終的に必ずその実質価値=妥当水準に収れんする」ということです。たとえば、日経平均株価を構成する225社の「1株当たりの純利益予想の平均」は足元で2500円前後です。これを前提に考えると、そのフェアバリュー(妥当水準)は4万円前後ということになると考えられ、それよりもやけに高くなれば危ういし、やけに安くなれば評価不足と個人的には考えます。 皆さま、この1週間お世話になりました。また、新たなテーマでご一緒できることを今から楽しみにしております。ありがとうございました。★田嶋議長の過去の円卓会議より・マイナス金利解除。あなたの生活に影響ありますか?・新NISA、始めましたか?・資産運用、していますか?
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