働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3781 開催期間 2025年08月08日- 09月26日
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Yesが2割程度と、よく知らない方が多いようですね。“miki14”さんや“unagi”さんの投稿のように、発達障害との違いはしばしば話題になります。発達障害の特性があるが診断されるほどでもない状況を「グレーゾーン」、境界知能を「知的ボーダー」と区別することもありますが、そもそも知的障害も医学診断としては発達障害の1タイプで、どちらの特性もある人も少なくないので、混乱しやすいと言えます。 境界知能の人は、一見すると何ら問題のないように見えてしまうため、同級生や同僚と同じ内容の学習成果やノルマの達成を求められます。努力してもできないと、特に日本では、しばしば「他者よりもより一層努力をする」とアドバイスされることがあります。しかし実際は、学校で「得意な科目がなく苦手な科目ばかり」「時間をかけても宿題が終わらない」、社会では「物事の手順を覚えられない」「作業に時間がかかりすぎる」など、頑張っても成果があがらないため、達成感の乏しさ、自己肯定感の低さ、自信の無さにつながります。 “いぬいるか”さんのご意見のように境界知能の人は、「障害(診断名)」とはみなされませんが、何らかの配慮が必要な人が多くいます。家庭や学校では、「大目にみて」もらい、「大人になれば大丈夫」と思われてきた人が、青年期になって社会では通用せず苦労していることもあるのです。 周囲が理解していないと、“黒船”さんの投稿のように、いじめの被害や仲間外れ、親や教師からの低評価、自分の弱点を隠し続けて、相談する機会や相手がいなくなる、などの二次的な困難さを来しやすくなります。 “blueberry53”さんのように、診断名で区別することなく、社会が多様性を認識することは理想ですが、社会の情勢は逆の方に進んでいるように思います。たとえば、ネットの活用ですが、情報を取捨選択して生活に役立てるには、ある水準の知的機能が必要と考えています。知的障害や境界知能の人は、「情報弱者」という見方もできるのではないでしょうか? ところで、知的障害とは、「知的機能と適応行動の両方の明らかな制約によって特徴づけられる能力障害で、発達期に生じる。(アメリカ知的・発達障害協会の定義)」とされています。しかし現場では一つの知能検査の数値だけで判断されてしまいます。IQ値がわずかに基準を上回る人、そもそも知的機能や適応行動の評価も受けたことのない人の中に「支援が必要」と考えられる人がいます。投稿でも何人かの方が、支援について触れられています。そこで、今週は境界知能で支援が必要な人についてのご意見をいただきたいと思います。「境界知能」とは何か。知っていますか?に、YES、NOでお答えの上、学校で、職場で、境界知能と思われる人がいたときにどのような支援ができるか、社会の取り組みや、自分ならどのような形で支援するかなど、投稿をお寄せください。★古荘議長の著書もお読みください『境界知能: 教室からも福祉からも見落とされる知的ボーダーの人たち』★古荘議長の過去の円卓会議より・生きづらさを感じた時、対処する方法ありますか?・年始の災害・飛行機事故。心への影響を感じますか?・「発達性協調運動障害」、ご存じですか?<運営事務局より>・8月29日(金)まで全4回、毎週金曜に議長コメントを更新します。それを受けた投稿を、水曜朝までを目処にお送りください。水曜午後以降でも次回に掲載されることがありますので、ぜひご投稿ください。・投稿は、お一人お一人の視点や体験を言葉にしていただく、大変貴重なシェアリングです。自分を主語としたI statement で書いてください。掲載する投稿は、「私は」を主語に変更させていただく場合もありますのでご了承ください。・引用がある場合は、必ず引用元を明記してください。・議長からの各日の投げかけ(赤字部分)に答えた内容で投稿してください。
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