イー・ウーマン（ewoman）

「若さ」を保つこと（flower20100410・愛知県・39）

絶対に過ぎ行く時間には抗えませんが、精一杯抵抗してます。髪型や服装など身なりはもちろん、考え方やしぐさなども含めて一般的に老けたな、と言われかねないことはできる限りしないように心がけています。また、若々しくあるための運動や食生活など、良いと思われる（そう自分が信じる）ことを日常生活に積極的に取り入れるようにしています。もちろん時間的、経済的に許される範囲で、ですけどね。

輝いている人でありたい（まりすけ・大阪府・38）

おばちゃんには絶対ならないぞ！っていう心意気でしょうか。輝いている人は自分らしさを持ちながらも流行を取り入れている。それは心も見た目も同じだと思います。

幅広く付き合う（地球交響曲・大阪府・34）

人によって色んな付き合い方、考え方などを知る事が出来るので、出来るだけ幅広い人との付き合いをしたりする事で思考の幅も大きくなったりして、自分の魅力も高まってるんじゃないかな？と思っています。

自分を好きになり、愛される努力（Coco Bennie・広島県・43）

人生全般ではやる気、能力、自信は人並みですが、好きな人の前ではまったく自信がありません。相手の男性がキャリアで次々と成功を収めて輝きを増す一方で、私は果たして相手にふさわしい女性なのかと常に自問自答。相手との間にキャリア、年収といった社会的要因で格差を感じます。しかし、キム先生のコメントにあったように恋愛のすべてが気持ち、精神の問題ならば、せめて私は自分自身を好きになって自信を持って「私を好きになってください」と堂々と相手に言えるような自分を築きます。

あきらめていないので。（marco302・海外・その他・40）

あきらめていないので、自分磨きには努力を怠っていません。外見はもちろん内面も。恋愛以外には精神的にも経済的にも余裕があるので、週3回のジム、月1回のエステ、そして体のメンテナンスのためのスパ通い。内面的には一言で言えませんが、ここewomanで発言をし続けているのも自分磨きの一つです。どうしたら恋愛できるのでしょうか……。

素敵な出会いが増えた（ぺり・福岡県・29）

私は男女を問わず、行動力のある人に魅力を感じます。私も出来る限り、口ばかりで行動が伴わない人にならないよう、行動すること、やってみることを信条にしています。 そうしていると、自分が素敵だなと思う人に出会うことが多くなった気がします。

どうしたらよいか…悩みます（りえを・岡山県・32）

服装などの外面は気をつけているものの、恐らく話し方とかで男性とは友達関係になることが多く、何をどうしたら恋愛対象として見られるのかわからない。女性からの受けは非常にいいのですが……男性にはさっぱりです。

愛とか恋とか（sayokugi・東京都・47）

恋愛は常に悩み続けるものです。パートナーの有無に関わらず、悩みは常に発生するもの。40代ともなると、20代の時のようなどきどき感は少なくなりますが、それ以上に相手への信頼感でなりたつ関係性が重要かと。相手を、大切に大切に想う気持ちを持つことで、悩むことが少なくなったように思います。大切に想う気持ちを持つ自分も、幸せにおもうからです。

客観視（真打ち・栃木県・42）

自分を、客観的に見る習慣を持っている。こうすることで、特に欠点を改善課題にできる。大人になると、周囲からの注意が激減し、陰で失笑をかうことも想定、自分で叱咤激励している。しかし、なかなか自分を好きになれないでいるのも事実だ。

感受性は大切に（ゆうあんどみいこ・東京都・48）

ご飯が食べられなくなったり、涙が止まらなくなったり、仕事が手につかなくなるような感情の起伏に悩まされた日々が、懐かしくなるような今日この頃です（苦笑）。が、年齢を重ねるごとに、余計な感情がそぎ落とされて、純粋に良いものは良いとはっきり自覚できるようになってきました。キム先生のテーマとは少しずれてしまうかもしれませんが、幾つになっても感受性を大切にして、『究極の人間関係』を目指せるような、魅力ある人間になりたいと思っています。

貴重なご意見をありがとうございます。
皆さん女性としての魅力を高めるために様々な努力をされていることがわかりました。
 
恋愛のもどかしいところは、「愛することは選択できるが愛されることは選択できない」という点です。皆さんの投稿には、愛されるため に外面的・内面的、両面から様々な努力をされているのが確認出来ますが、重要なのはそういう「愛されたい自分の魅力を高めたい」という気持ちと、その努力する姿勢にあるのではないかと思います。
 
さて、今回は恋愛に向き合う姿勢について、次の二点から考えたいと思います。
 
１．相手の感情を汲み取るセンシティビティを持つ
恋愛における不安や苦しみは常に自分視点で、恋する者は自分の都合よく考える習性があります。つまり自分の感情には寛容であるものの、相手の感情には厳格なのが恋愛感情というもの。そこで人は言葉では表現できないでいる自身の内面的な願望を、相手が気付いてくれた時に、相手に対する深い信頼と喜びを感じるものです。
 
人間、誰もが心の奥に閉まってある気持ちを言葉にするのを迷うときがある。そうした迷いは、相手への恋愛感情に確信がないというよりは、自分が言葉で気持ちを明示してしまった時に生まれるある種の羞恥心（もしくは後戻りできないこと）に起因するように思われます。しかし、もしその時、言葉にしなかったにもかかわらず、自分の心の奥の感情に気づき、理解し、それに対する思いやりのある反応を返してくれる異性がいたら、人は喜びを感じ、心を開きます。
 
従って、我々は自分の感情を相手に一方的に押しつけるのではなく、相手の表現し切れていない感情を汲み取るセンシティビティや、そうした感情に対する繊細で洗練された配慮を心掛けることが必要です。つまり、相手の目を良く見て、相手の話を真摯に聞き、相手を心で深く感じることです。
 
２．結果を急がず過程を楽しむ
恋愛においては、結果が出る前と結果が出た後の喜びの形は異なるものです。愛が結ばれたという結果を喜ぶことは大いにあっていいですが、結果に結びつかないからといってすぐに失望する必要はありません。結果が出る前の恋愛感情には、出た後には味わえない純粋で奥深い何かが隠されているもの。結果を急がずそれに辿り着くまでの一つ一つの過程を意味づけしながら味わう姿勢が必要ではないでしょうか。
 
通り過ぎた過程に後から戻ることは出来ないが、二人の関係性をゼロから共に築き上げていくこと自体が神聖で素晴らしいものである。よってその瞬間瞬間が積み重なっていく過程を楽しむ視点がほしい。
 
二人の関係性が目指す最終ゴールを意識することは、それはそれで悪いことではありませんが、現在進行中の関係性そのものや、未来に向け一歩ずつ共に歩いて行くこと自体の素晴らしさを感じることも必要です。恋愛の将来的な行方がはっきり見える関係性、それは安心感はあるものの、ある意味、退屈なものでもあります。
 
関係性の先にある無限なる可能性の中から、自分と相手の主体的な選択によって、唯一無二の関係性を築いていくというイメージを持ち、瞬間瞬間の相互の感情の動きやその混ざり合い具合を楽しむことが必要なように思われます。
 
ということで、最後の問いです。
皆さんが過去の恋愛経験から学んだものがあれば教えてください。


●ジョン・キム議長のブログはこちら
http://kimkeio.typepad.jp/blog/恋愛寺子屋/

• 2011.10.14
• ジョン・キム 慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科特任准教授