働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3122 開催期間 2011年10月10日- 10月17日
みなさん、こんにちは。ジョン・キムです。 私のような学者が公的な場で恋愛について語るというのはそれなりのリスクが伴うものではありますが、ここは佐々木かをりさんのご指名ということで、僭越ながら今回の議長を務めさせて頂きます。一週間、どうぞよろしくお願いいたします。 イー・ウーマンの皆さんは、ご自身の人生を主体的に賢く生きている方々という印象を私は持っていますが、恋愛となると必ずしも上手くいくとは限らないかと(失礼ながら) 推測します。なぜなら、自立心や知性があることが恋愛上手を意味するわけではないから。そして感情主導の恋愛に、理性や知性が邪魔になることだってありますし。 私たちは、子どもの頃から成長するに従って、社会性を身につけるという名の下で次第に個性を抑えられていきます。子ども時代は誰もが主役であるわけですが、大人になるにつれ「脇役」を演じることが求められ、本当の自分とはかけ離れた社会的自我としてのペルソナを演じる(又は演じさせられる?)場面が増えてきます。 ペルソナを演じる際には、理性に基づき、常識的かつ倫理的に思考し、発言し、行動することが求められる一方で、感情は極力抑えることが要求されます。 このように脇役に格下げさせられ、感情の表現を抑制された我々大人は、仕事の中で充実感を感じる一方で、時にある種の退屈さを感じるのも事実ではないでしょうか。 そうした中、砂漠のオアシスのように「恋愛」が登場します。今まで脇役で我慢を強いられてきた自分が、恋愛では主役に抜擢され、周りはみんなエキストラ化していく。更に、退屈な理性ではなく、自身の感情を思いっきり表現できる機会が与えられます。 こう書くと、なんだか恋愛が救世主に見えてきますが、実際問題、恋愛関係をマネジメントするのはそう簡単ではありません。なにしろ恋愛というのは、自由意志を持つ二人が、それまであまり扱い慣れていない気まぐれに変化する感情をお互いぶつけ合うという行為ですから、そう簡単に上手くいくものではないのです。 ただ、二つの感情が解け合い、混ざり合うことで生まれる「恋愛関係」というものに対する理解を深めることで、自身の恋愛感情や二人の恋愛関係のマネジメント能力を高めることは出来るのではないかと思います。 以上の問題意識を踏まえ、今回の円卓会議では、皆さんが日々の中で抱いている恋愛のお悩みを共有して頂き、それをもとに一緒に“恋愛の本質”に迫っていきたいと思います。 まずは皆さんの声を心待ちにしています。 恋愛のお悩み、ありますか? ●ジョン・キム議長のブログはこちらhttp://kimkeio.typepad.jp/blog/恋愛寺子屋/
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