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会議番号:3067 開催期間 2010年12月06日- 01月15日
皆さん、こんにちは。日経の関口です。ウィキリークスに関するたくさんのご意見、早速ありがとうございました。評価については大きく分かれており、「評価する」と答えた方が約4割、「評価しない」という方は少し多く、約6割を占めました。 ウィキリークスによる米外交文書の漏洩事件を見ていて思い出すのは、何と言っても日本における尖閣諸島での中国漁船にまつわるビデオ映像の漏洩事件です。両事件とも構図はよく似ており、政府の機密情報の保管状態がよくないために、直接関係のない内部関係者が情報を取得し、ネットで公開したという点です。 日本でも議論されましたが、評価するかどうかのポイントは、ネットで公開された政府の機密情報が本当にどれだけ公開される必要があったのかという点にあります。政府が本来の目的に反した行動をとっているとすれば、それを証明する情報を公開することは重要です。一方、外交文書の場合は、不必要に公開されれば政府間の外交交渉などに悪影響を与えうるという点で、必ずしも評価することはできないでしょう。 今回のウィキリークスの漏洩事件でも、米軍によるイラクでの民間人の誤射殺事件の映像が公開されました。政府が隠していた情報を公開したという点では評価できますが、外国の政府要人に対するコメントなどについては公開する必要はなかったかもしれません。皆さんのご意見が割れたのも、どちらに着目したかによるといえるでしょう。 そこで本日の皆さんへのお願いですが、今回のような機密情報を国家公務員や軍の関係者などが入手した場合、本来であればどういうふうに扱うのが望ましかったと思いますか? 日本でも内部告発を促す制度がありますが、そうした制度に基づきしかるべき政府機関に持ち込む必要があったでしょうか? それともインターネットで公開するほうが内容を隠さず多くの人に知らせることができたと思いますか?仮に皆さんご自身がそういう場面に遭遇したら、どうしたでしょうか? 本日も皆さんからのたくさんのご意見をお待ちしております。
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