働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3785 開催期間 2025年11月07日- 12月26日
※投稿するには「イー・ウーマンピア」へのご登録が必要です。
あなたもイーウーマンの「ピア」になりませんか?
たくさんの投稿をいただき、ありがとうございます。 1日目の投票結果では、「生前贈与の注意点を知っている」と答えた方は全体の25%。 しかしYESと回答した方の投稿を拝見すると「相続時に差し引かれることくらい」(DiamondBarさん)というように、仕組みを正確に理解している方はまだ少ないようです。 Kylinさんの「基礎控除110万円の根拠は?」という疑問は、とても良い視点だと思いました。 110万円というのは、「1年間にもらった分のうち、ここまでは税金がかかりませんよ」という贈与の非課税ラインです。 もともとは60万円でしたが、2001年の改正で110万円に引き上げられ、それ以降据え置きとなっています。 物価や経済状況に合わせて所得税の基礎控除が引き上げられた現状を考えると、贈与税の非課税枠が「実態に合っていないのではないか」と感じるのも無理はありません。 一方、NOと回答した方からは「マイナス面も知りたい」(おがわさん)、「税務署から指摘を受けにくい方法を知りたい」(blueberry53さん)といった、前向きに“知りたい”という投稿が多く届いていました。 生前贈与は、「相続税対策」(相続税を安くするための対策)という側面だけではなく、「家族への資金援助」という面も持ち合わせています。 税務面以外の生前贈与の注意点、つまりマイナス面を挙げるとすれば、特定の人だけに多く贈ると、家族間のトラブルにつながるおそれがあること。あげすぎて自分の老後資金が足りなくなってしまうことです。 感謝や思いやりの気持ちで贈ったつもりが、結果的に“もめ事”や“生活不安”を生むこともあるため、バランスが大切です。 税務面での最も大事なポイントは、年間110万円を超える生前贈与を受けた場合は、必ず贈与税の申告をすることです。 家族間のお金のやりとりだからといって「少しくらい大丈夫」と申告を怠ると、後で税務署から指摘を受ける可能性があります。税務署から疑われるのは気持ちのいいものではありません。 とはいえ、証拠を残すためだけに無理に110万円を超える贈与をする必要はありません。 生前贈与の証拠は、金銭のやりとりであれば通帳を通して受け渡しを記録するだけでも十分です。さらに心配な場合は、贈与契約書を作成・保管しておくと安心です。 契約書には「いつ、誰から誰に、何を、いくら贈与するか」を明記し、日付と署名・押印を必ず手書きで入れましょう。 生前贈与は、税金を減らすための対策であると同時に、家族への思いやりでもあります。 もめごとを避けるためには、税金のルールを守ることと、家族みんなで納得して話し合うことの両方が大切です。 そこで、みなさんにこんな質問をさせてください。「生前贈与の注意点、ご存じですか?」に、YES、NOで投票の上、「生前贈与をする側、される側の立場で、それぞれどんなメリットや気をつけたい点があると思いますか?」 まだ検討したことのない方も、ご自分のことを想像しながら、ぜひ考えてみてください。生前贈与をした、受けたことのある方は、その経験も交えて教えてください。 また、生前贈与について板倉にぜひ聞いてみたいことがあれば、具体的な疑問や体験に沿って教えてください。 可能な範囲でお答えします! みなさまの投稿引き続きお待ちしています。 よろしくお願いします!★板倉議長のバックナンバー・おひとりさまを楽しむお金。準備していますか?・相続について、家族で話し合っていますか?・人生後半を楽しむお金。準備していますか?<運営事務局より>・11月28日(金)まで全4回、毎週金曜に議長コメントを更新します。それを受けた投稿を、水曜朝までを目処にお送りください。水曜午後以降でも次回に掲載されることがありますので、ぜひご投稿ください。・投稿は、お一人お一人の視点や体験を言葉にしていただく、大変貴重なシェアリングです。自分を主語としたI statement で書いてください。掲載する投稿は、「私は」を主語に変更させていただく場合もありますのでご了承ください。・引用がある場合は、必ず引用元を明記してください。・議長からの各日の投げかけ(赤字部分)に答えた内容で投稿してください。
イー・ウーマン
表参道カレッジ
eshop
©2014 ewoman, Inc.