働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3699 開催期間 2022年10月21日- 10月28日
ご参加・投稿有難うございます。「取締役会」に参加したことある人は少ないかもしれませんし、自社以外の複数の会社の取締役会に参加した体験も少ないでしょう。ちょっと整理して学習していきましょうね。 まず「取締役会」とは何か。簡単に説明すると「取締役」が集まって会社の経営に関する決議をしたり議論をする会議です。そこに出席する取締役とは、会社法で定められた法律上の役員で、会社の経営を決める議決権を持っています。 日本の多くの監査役は、役員人数にカウントされていることがありますが議決権を持っていません。 また、よくアンケートなどに「会社役員」などと書く欄がありますが、それとは少し違います。会社役員には、多分、取締役だけでなく、監査役や、もしかすると執行役員も含まれるかもしれません。執行役員は、法律上の役員ではなく各会社が名づけている名称であり、執行役員は従業員です。 この議決権のある「取締役」に女性を増やそう、というのが世界経済の動きです。 まず私の問いかけは、少し難しかったと思います。なぜなら「女性社外取締役を増やす目的」と「女性」と「社外」と2つの要素を書いたからです。女性であることの意味、そして社外であることの意味は、少し違いがあります。「女性」は、性別として男性と違った人生体験を持っているだろうから、それを活かせるのではないか、という意味。「社外」は、さらに重要で、その会社で何十年も一緒に働いてきた「阿吽の呼吸」が使えず、社内用語もわからず、「20年前のあの事件」もわからない人として、今とこれからの会社の経営を客観的に検証するという重要な役割があります。 さらに実は「独立」という言葉もあります。「独立社外役員」という名称で私も東京証券取引所に登録されています。「独立」というのは、単に社外の人間であるというだけでなく、更に、取引先でも、もと従業員でもなく、その会社との利害関係がない独立した役員の意味です。女性や外国籍の人で、社外で、独立性があると、取締役会にて健全な議論ができる可能性が高くなるということです。 ですから真打ちさんの「利害関係のない視点から」というコメントは必ずしも女性である必要はなく「独立役員」ということが重要ですね。そして、全体としての目的は、DiamondBarさんがご指摘の通り、女性や社外の取締役が増えて経営の決定ができるというのは「複数の視点でチェック」ができるという利点があります。 では、複数の視点で取締役会が進行されると、会社経営にとってはどんな良いことがあるのでしょうか。 シンゴパパさん、まうやんさん、Tosukuさんも投稿有難うございます!ぜひ、今週学び、一緒に考えてください。ぜひ皆さんが理解できるように議長を務めていきたいと思いますので、わからないこともご質問ください!*参加者募集中!2022年10月28日開催の50/50 Women on BoardsとTHE BOARDの提携発表と、コーチング&ネットワーキング会議です。詳細はこちら
◆佐々木議長の過去の円卓会議より
・「ダイバーシティ経営」の成果、実感したことありますか?
・ジェンダーギャップ指数116位。日本を変える方法、ありますか?
・あなたの職場、「ダイバーシティ」が進んでいますか?
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