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会議番号:3686 開催期間 2022年06月10日- 06月17日
皆様、様々なコメントをありがとうございます。 マイクロチップ義務化という言葉はおよそ7割の方に知られているようですね。しかし、その実状はあまり把握されていないように思います。また、伴侶動物の健康管理や予防への意識はその家庭によっても様々であり、「なんとなく」伝わる事も少なくないと思います。マイクロチップはその性質上、身体の中に埋め込むと言う言葉が先行すると、印象としてはちょっと怖いかもしれませんね。「体への負担が気になります」(まおにゃんさん)、「健康への影響はありますか?」(ナカサワさん)という声もありました。 実際に装着時は太めの注射で径2mmほど、長さ1cmほどの小さなチップを入れるのですが、その針の太さは通常よりはやや太めなのでそのときの痛みが心配であるとおっしゃる方と、長期的に何らかの影響はでないかどうか心配であるという方がいらっしゃるかと思います。 当院では20年ほど前からマイクロチップを装着してきていますが、過去に1例だけ、ワンちゃんで装着後に腫れがあったケースがありましたが、その他は問題が起きた例はありませんでした。また、装着時も私達が「痛そう」と感じるほど痛みを訴える事はあまりありません。装着時間はおよそ2、3秒です。 もちろんMRI撮影では、真打ちさんのおっしゃるように画像そのものはチップ周囲の画像は黒く抜けてみえることが多いようなので、そのあたりは確かに課題の1つではあると思います。(幸い、含まれる金属量ではやけどはしないようです) マイクロチップそのものによる管理自体を論じるとなると、より複雑な要素が関わってきますが、やはり個体識別は今後も様々な状況で必要になると思います。 迷子になった際だけでなく、皆様触れられているように災害時の生き別れ後の再会率アップでは、やはり効果が発揮されていると思います。もちろん迷子にしないことは大前提ですが、それでもおきてしまう逸走ではさらに再会の機会はアップしていると思います。 そして、こちらもまた、皆様のおっしゃるように一度共に暮らした動物は人の都合で放棄しない責任を意識して頂く上でも役立っているかと思います。 共に暮らす前に「暮らす前カウンセリング」を受けましょう、とお伝えしていますが、動物と暮らす事に責任を持つこと、は基本です。ただ、最近ではあまりに完璧にあまりに周到たらんとして一歩を踏み出せない方もいらっしゃるように感じます。ほどよい準備と覚悟を持つ上で、マイクロチップ装着が1つの安心材料になると良いのですが。 さて、3日目に向けての質問です。1日目にお話したように。世間では賛成反対、不安などのさまざまな声があります。しかし、まずは正しく知ることが大切だと思います。「犬と猫へのマイクロチップ装着義務化。ご存知ですか?」にYES、NOでお答えの上、装着義務化についてのあなたの考えと、どんなことを知りたいか、不安を感じるならどんなことか、自分ならどうするか、などをお寄せください。★柴内議長の過去の円卓会議より・いつも人間以外の生き物のことも考えている?・獣医師さんに尋ねたいこと、ありますか?・伴侶動物は社会の一員だと思いますか?
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