イー・ウーマン（ewoman）

日本コーポレート・ガバナンス・ネットワーク（ＣＧネット）の富永です。円卓会議への登場は、昨年秋の「社外取締役の役割、ご存知ですか？」以来となります。
 
今日（2015年6月26日）は株主総会の集中日です。東京証券取引所の発表によると、４～３月を事業年度とする上場会社の41.35％にあたる977社が一斉に株主総会を開きます。
 
株主総会は、企業の意思決定最高機関として位置づけられ、最も重要な議題は「取締役の選任」です。
多くの上場会社では、株主が広く分散しているために、株主が直接企業を経営することができません。そこで、自身の代わりに取締役を選任して企業経営を委ねるということが株式会社制度の根本です。
 
毎年６月中旬～下旬の株主総会シーズンが近づくにつれて、メディアでも株主総会について多くの報道がなされています。
今年は業績不振や不祥事を起こしてしまった会社のケースが目立ちましたが、その中で「コーポレート・ガバナンス（企業統治）」という文字が例年にも増して多く踊っていたことに気付かれたでしょうか。報道では「社外取締役」と「ＲＯＥ（株主資本利益率）」の二つがキーワードだったように思います。
 
今年は５月に会社法が変わったり、政府が推進してきた新しい制度が６月から適用されたりとコーポレート・ガバナンスに関わる環境変化が激しく、「コーポレート・ガバナンス元年」と表現するメディアもあるくらいです。
 
急速に日本の経済社会に浸透し、市民権を得たとも言えるコーポレート・ガバナンスですが、その意味をご存知でしょうか？
コーポレート・ガバナンスは主張する方の立場によってさまざまな定義ができますが、自分なりの答えがある方は「YES」を、ない方は「NO」を選択して、皆さんのご意見を聞かせてください。
 
この円卓会議では、最近のコーポレート・ガバナンスの動向を交えながら、皆さんと一緒にコーポレート・ガバナンスの本質について考えていきたいと思います。
一週間、どうぞ、よろしくお願いいたします。


★富永議長の過去の円卓会議
・社外取締役の役割、ご存知ですか？
・あなたの会社、社外取締役がいますか？

★佐々木かをりのWin-Win対談
「日本企業のガバナンスを高めたい！」富永誠一さん

• 2015.06.26
• 富永誠一 日本コーポレート・ガバナンス・ネットワーク　専務理事