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会議番号:3306 開催期間 2014年08月22日- 08月29日
こんにちは、ジャーナリスト、コリア・レポート編集長の辺真一です。2年ぶりにこの円卓会議の議長をつとめます。1週間、みなさんと北朝鮮の拉致被害者再調査について意見を交わしていきたいと思います。 北朝鮮による安否不明の拉致被害者に関する調査結果が、早ければ9月初旬に出ます。その時期が迫るにつれ、誰が生存して、帰ってくるかに国民の関心が集まっています。 御承知のように2002年9月に小泉純一郎総理(当時)が訪朝した際に通告された1回目の調査結果は5人生存、8人死亡、他に拉致被害者はいないという厳しいものでした。死因が根拠薄弱であったことから小泉総理が2004年5月に再度訪朝し、北朝鮮に対して最調査を要請しましたが、これまた「生存者ゼロ、他に拉致被害者はいない」という日本にとっては受け入れがたい「ゼロ回答」でした。 1度目の調査は赤十字社、2度目の調査は日本の警察にあたる人民保安省が担当しましたが、今回の3度目の調査は、日本側の求めに応じてより強力な権限を持った機関である国家安全保衛部が担当することになりました。従って、これが最後の調査となるでしょう。 金正恩政権が調査に同意した理由が、制裁解除、国交正常化、そして経済援助にあるならば「ゼロ」はないのではないでしょうか。父親の金正日総書記と同じ回答をすれば、制裁解除どころか、さらなる制裁を覚悟しなければなりません。「大使館」とみなしている競売に掛けられた朝鮮総連本部も明け渡さなければならなくなるでしょう。 安倍政権としても「全ての拉致被害者の帰国という具体的な成果につながるよう全力を尽くす」と公言した以上、失敗は許されません。北朝鮮に対しては誰よりも強硬で、圧力、制裁を主導してきた安部総理が再調査の見返りとはいえ、自ら制裁を解いたところをみると、それなりの手ごたえ、自信があってのことと推察されます。 今度こそ、北朝鮮の拉致被害者再調査を期待できますか? それとも、今回も期待できませんか?★辺議長の過去の円卓会議より・夫人同伴の金正恩に期待できますか?・金正日の後継者、金正恩氏に期待できますか?
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