働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3234 開催期間 2013年05月17日- 05月24日
みなさん、それぞれに寄付のきっかけや影響を受けた人がおられるのですね。その方とのつながりがまさに大きな財産ですね。 まちかどのフィランソロピスト賞の受賞者をもうお一人ご紹介します。演歌歌手の中村美律子さんです。これまでに36頭の盲導犬「ミツコ号」を寄付されています。一頭育成するのに約300万円と言われています。 きっかけは、紅白歌合戦にでた時だそうです。遅咲きの中村さんはこれまでお世話になった人に感謝を込めて、出場した時の曲、盲目の夫婦の情愛を唄った「壺坂情話」に因んで盲導犬育成支援を思いついたそうです。 そして、コンサートの時には、ファンに寄付を呼びかけているそうです。下町の小さな劇場でのコンサートには、労務者風のおじさんがしわくちゃの1000円札を握りしめ、「これをつこうてやー」と言って渡してくれるそうです。おろそかにできない、と手を合わせるとおっしゃっていました。これを縁に、私も中村さんのファンになりました。彼女、明るいオーラがあって素敵ですよねー。 音楽家の始めたネット寄付で、ユニークな取り組みがあります。音楽家育成のためのファンド事業をしているミュージックセキュリティーズ㈱が、被災地支援のために投資+寄付のファンドを立ち上げています。5000円(出資)+500円(出資取扱手数料)+寄付(5000円)から始められます。面白いのは、数字に表れない実績として、各商店や会社の様子やお礼の手紙などを載せています。こうしたきめ細かな感謝の気持ちを表すことが応援者の心を興していきますね。 寄付か投資か、の2者択一ではなく、様々な形で応援する手段があります。ましゅまろさんのおっしゃるように、もはや税金だけでは社会の課題解決・社会変革は不可能になっています。 税金は直接民主主義、寄付は直接民主主義の証です。社会をよくするためのお金を出して、よりよい社会の創り方を子どもたちに示したいものです。 こうしたお金の使い方の有り様は、小さい時からの環境も重要だと思います。そうした体験学習にぴったりの貯金箱を見つけました。豚の貯金箱「ハッピーバンク・ピギーちゃん」です。アメリカ・シカゴの教育教材の会社が販売しています。SAVE(貯める)、SPEND(使う)、DONATE(寄付する)、INVEST(投資する)の4つの部屋に分かれていて入れる口も出し口も4つあります。 すぐ使うことを我慢して、少し大きなものを買うために貯めたり、他の人のために使う寄付。投資は子どもの場合、留学や進学など自分に投資する、や、父母が務める会社に投資するのに貯めておくなど使途を自分なりに考える、また、葛藤も体験することも大事な学習と考えています。日本での販売は、I-O ウェルス・アドバイザーズ株式会社です。当協会は、募金・寄付を核にしたサービスラーニングの普及をしていますので、いろいろ使い道があるだろう、と思って、100個も買ってしまいました(笑)。 寄付は、信頼や感謝の気持ちをお金に乗せて循環させるものですね。ITツールを使ったり、ご縁ができたところに、など、できる範囲で、社会のために自分のお金を生かしましょう。それが新たな縁を作ったり、縁がつながっていったりします。 東日本大震災での寄付は、総額6000億円ともいわれ、その後、ネット寄付サイトも増えています。日本人、捨てたものじゃない、と思います。その“かっこいい大人たち”の姿を子どもたちに伝え、つなげていきたいと思っています。 1週間、素敵な投稿をありがとうございました。★こちらもご覧ください。〜高橋議長の過去の円卓会議より・使い方を考えて、寄付先を選んでいますか?
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