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会議番号:3143 開催期間 2012年01月30日- 02月06日
父親の金正日総書記よりはましではと問いかけたところ、「期待できない」が90%以上とは、前回よりも金正恩氏にとっては酷な結果が出ました。やはり「北朝鮮」という国への、あるいは「金正日の息子」であることへのアレルギーが災いしているのでしょう。昨年来日したブータンのワンチュク国王への期待度、好感度とは雲泥の差です。 考えてみれば、3つ年上のワンチュク国王も正恩氏と同じ世襲です。それも同じ26歳で継承しています。英国とスイスと留学先は違っても、海外での留学体験も同じです。明らかにこのギャップは二人の印象や国家・体制の違いによるところが大きいようです。 初来日したワンチュク国王は、日本について好印象を持って帰国しましたが、正恩氏も9歳の時に大阪生まれの母親に連れられ来日し、ディズニーランドにも行き、新幹線にも乗ったそうです。7歳の時から習っていた日本語が通じて大喜びしたかもしれません。 日本に不法入国し、問題を起こした異母兄の正男氏は日本の印象について「清潔で発達した国である」と絶賛していました。幼年の頃とはいえ、正恩氏の目にも日本が同じように映ったかもしれません。 また、正恩氏が留学したスイスは世界有数のリゾート地であり、最も豊かな国です。正恩氏は帰国するまでの間、多くのことを見て、学んだはずです。スイスとは比べようのない自国の貧しさも痛感したはずです。 17歳までの海外での生活で「我が国もいつの日か、必ずやスイスのようにしなければ」と誓ったかもしれません。あるいは、「自分が国のリーダーになったなら、必ずや人民を豊かにさせる」と決意をしたかもしれません。 日本やスイスはあり得ないとしても、もしかすると同じ社会主義の中国やベトナムのようになる可能性はあるかもしれません。ならばもう少し期待してもいいのでは? あなたはどう思いますか?
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