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会議番号:3112 開催期間 2011年08月22日- 08月29日
企業の方、地域の方が学校での学びに関わることについては、ほとんどの方が賛成のご意見でした。 学生が主体的に学ぼうとしない原因の一つは、「何のために学んでいるのかがわからない」ことです。企業や地域の方が学びに関わることで、学生はリアルな社会の情報を知り、その情報を知ったうえで学びの意義を再確認することができ、学校での学びが社会でどのように生きるのか、考えるきっかけとなるでしょう。 ユズコさんのご意見のように、皆で考え、子ども自身が学ぶ喜びを感じることができる環境を実現していくことが求められています。現在、全国の多くの地域で、企業と学校の連携が行われており、徐々にその数も増えてきましたし、企業の第一線で活躍している方々が大学で学生に直接講義する取組も増えてきています。 多くの大人が子どもたちの学びに積極的に関わり、子どもたちの心に灯を着けていくことにより、子どもたちの学びが真に豊かなものとなり、社会で生き抜いていくために必要な資質や能力が身に付いていくものと思います。 また、社会の様々な分野で活躍している大人が学びに関わることを通じ、子どもたちは「自分もあの人のようになりたい」という憧れの存在を得たり、先生とは異なる「ナナメの関係」を築く中で、異なる考え・立場の様々な人達が協力していくことの重要性を学んでいったりするでしょう。 文部科学省では、学校・地域・保護者が一体となって、子どもの学びを支えていくコミュニティ・スクールの推進や、大学と産業界が協働で人材育成を行う取組を進めています。 コミュニティ・スクールは、現在、789校まで広がり、全国で多くの保護者や地域の方々に、学校運営や子どもたちの学びの支援に取り組んでいただいています。また、岐阜大学では、企業、大学、行政、学生それぞれの立場の人が集まり熟議を行い、就職やキャリア形成におけるさまざまな課題を見つけ、その解決策を作りだし、次の行動を起こしていくという取組が行われました。 立場の異なる多くの関係者が知恵を持ち寄って熟議を重ねながら、自分たちにできる形で子どもの学びをより豊にするために参画していただく、そして、そのために、もっともっと多くの皆さんに学校に関心をお持ちいただきたいと思います。 何をすれば良いのか分からないという方もいるかもしれませんが、学校への関わりかたは一つではありません。みなさんも、ぜひ身近な地域から学びに関わり、社会全体の力で学びを支えていくことを考えるきっかけとしていただきたいと思います。 この1週間、多くの投票、ご意見をいただき、どうもありがとうございました。
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