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会議番号:3753 開催期間 2024年08月23日- 08月30日
自民党の派閥パーティー券収入のキックバックを政治資金報告書に記載しなかった裏金問題に対する国民の怒りは、岸田政権の足元を揺るがし、首相は退陣に追い込まれました。9月に行われる総裁選でも、各候補の裏金問題に対する姿勢を国民は注視しています。裏金を指摘された議員を選挙で公認するのかどうか、各候補は問われることになるでしょう。 みなさんからの投稿の多くは、裏金議員は公認してほしくない、というものでした。政治資金報告書への不記載を指摘された議員は「金額にかかわらず、次の選挙(衆参とも)では公認は与えない」(レッズさん)といった内容です。自民党が処分した議員は39人ですが、政治資金の不記載は85人もいましたから、全員を公認からはずすと公認候補が足りなくなるかもしれません。それなら、「この機会に新たな人材を確保してほしい」(おがわさん)という意見もありました。 一方、一度処分した議員に対して、追い打ちをかけるような非公認をすれば、「党の信用は失墜する」(blueberry53さん)という見方もでてきました。これに対しては、公認とは、「胸を張って出馬に適していると認めた者にしか該当しないはず」(真打ちさん)という見方もあります。非公認は処分ではない、ということでしょう。 すでに立候補を表明した人、これから表明する人のなかで、裏金議員に対する姿勢は、厳しい人から甘い人まで濃淡があります。厳しい姿勢を見せれば国民には支持されるが、議員票を失うおそれがあり、逆に甘い姿勢を見せれば、議員票は獲得できるかもしれませんが、国民の支持は失います。厳しくあるべきか、あらぬべきか、それが問題だ、というハムレットの心境かもしれません。 厳しい姿勢を示唆していた石破茂氏や河野太郎氏も、党内からの反発があったためか、トーンダウンしているように思います。やはり厳しい姿勢だった野田聖子氏も推薦人を集めるのに苦労しているようです。「この状況を国民に見せているということを政治家は認識してほしい」(unagiさん)という意見がありました。国民不在の総裁選にしたくないのなら、まずは国民に向けて、それぞれの姿勢を明確にしてほしいと思いますね。 「公認したくなくても公認する」(シンゴパパさん)という見方もありました。党首選挙で盛り上げて、内閣支持率が回復すれば、なし崩し的に衆議院解散・総選挙になだれ込むというわけです。公認問題で候補者も試されますが、最後に試されるのは国民ということになります。 「わかっちゃいるけどやめられねぇ」と、スーダラ節を歌うのが自民党なら、「昔の名前で出ています」と、代表やら元代表らが歌うのが立憲民主党、私たちの生活に寄り添ってくれる「未来予想図」を歌うリーダーは出てくるのでしょうか。一週間の真摯な議論、ありがとうございました。★高成田議長の過去の円卓会議より・香港に国家安全条例、中国は大丈夫だと思いますか?・政治に“裏金”(不透明な資金)は必要だと思いますか?・ガザ情勢、注視していますか?
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