イー・ウーマン（ewoman）

個別株に挑戦中（2kishir0・東京都・32）

iDeCo、積み立てNISAから入り、昨年は仮想通貨に少し触り、今は個別株に挑戦中です。個別株は優待・配当を目的としていますが、チャートをある程度は理解できたり、ファンダメンタル分析もできた方がいいのだろうなーと思い、株仲間を作って勉強しています。乱高下する株価と世界情勢に飲み込まれないよう、自分のペースで取り組んでいくつもりです。

顔の見える安心感（ゆうあんどみいこ・東京都・58）

思えば最初のボーナスの一部で始めて以来、若い頃は利回りや配当など欲に目が眩んだ時もありましたが、国際女性ビジネス会議で藤沢久美さんと藤野英人さんのお話を聞いて目からウロコ、私のオカネの行く先が気になるように。数ある興味深い新しい分野などは顔の見える投資信託を選び、NISAやiDeCoも活用しつつ、『債券・株式』×『国内・海外』＋金の5分散をほんとに少額ずつコツコツです。コロナやウクライナ問題でも慌てずに済んでいるのは、このお陰かもしれません。

20代から始めておけば良かった（ほひこ・神奈川県・45）

40歳の誕生日から投資信託を始めました。1月以降の株価下落で、ざっくりしか管理していない私にもわかる「これはマズい」感。しかし慌てず無になって待つのが鉄則と心得ております。20代からやっておけば良かったなどとも思いますが、後悔も無意味、長期的に前を見るのが大切ですね。高校で金融教育が始まります。歴史、政治、経済とともに学ぶ必要のある大切な知識と思います。

ドル高とインフレ（DiamondBar・東京都・53）

ドル高円安傾向にあること、低金利は変わらないがインフレ傾向にあることに対応しなければと思っています。デフレの時代は資産を減らさないことが重要でしたが、インフレ下では何もしないと実質的に目減りしますし、円安下では輸入品に対しての購買力が落ちます。金や原油のＥＴＦ、外国株式の投資信託などが候補です。手数料などを考慮して、運用効率の高いものを選びたいと思います。

投資歴30年超（ぐーすか・東京都・51）

ちょこっとずつ貯める様に、株やら債券やら貴金属やら買い続け、今更ながらに時間が重要なファクターであると身に沁みております。でも、未だに売り時というのが分かりません。

一応やってはいます（Ｔｏｈｋｏ・東京都・52）

普通預金や定期預金の利息が低くなってから、国内株式、NISA、投資信託など取り組んでいます。ただ、市場のチェックなどに興味をもって取り組めず、結果、比較的手堅いものしか手を付けられていません。あと、自分の資産形成にしか目が行っていないので、もっと「会社を応援する」という視点で取り組みたいとは思っています。

確定拠出年金と持株会（おがわ・東京都・59）

自社を応援する意味で持株会に入っており、会社の退職金も確定拠出年金なので、「Yes」としました。しかし、うまく運用する自信がなく、投資には消極的です。持株会については、途中で親会社が変わったので、前の親会社分を売却することも考えたのですが、評価額が低く、今後上がることを期待して保持しています。一方で、他にも応援したい会社があるので、そこに分散するか、迷っています。

これから（n.dan　・広島県・48）

リスクを考えると、なかなか投資をすることを考えられていませんでしたが……。ピアの方の投票を見て、これからは必要なのかもしれないと会議を読んで勉強しています。まずはやってみることからなのかもと考えています。

有事と投資家（真打ち・栃木県・52）

『有事には買い向かえ』――議長からの格言を拝見し、思い出したことがある。イギリス政府は、バイオ専門投資家率いる一流の専門家ネットワークを駆使した事が迅速なワクチン接種に繋がり、専門家に任せたがらない傾向の日本政府と差が生じたという。親戚(外国人)に投資家が居るが、クライアントからの検査キットを試す等、コロナ禍は商機のようだ。私は、専門知識への手数料はリスク軽減の意味が大きいと考える。この学びを機に、将来設計を見直したい。

心情的なものがあります（blueberry53・大阪府・65）

私は、株式市場は、事業を進めるに当たり資金が必要な人にお金が回るようにする良い仕組みだと思います。もちろん、投資家が利益の配当を受けることを悪いとは思いません。株もほんの少しだけ持っています。ただ、好き嫌いの問題ですが、マネーゲームになっているのを見るのは好きではありません。また、ＳＲＩということも言われますが、評価される側に立ってみて、表面的すぎて理念的なものを感じられなかったこともあり、どうしても前向きに考えることができません。

地道な貯蓄（パフィンドーナッツ・埼玉県・53）

投資で失敗してしまいました。そのため、今は投資をする気分にならないのが正直な気持ちです。もっと勉強をしてから手を出すのが良かったかなと思っています。

皆さま、本日もたくさんの回答＆投稿をお寄せくださいまして誠に有難うございます。
 
「ＮＯ」とお答えになられた方々からも、n.danさんの「（円卓）会議を読んで勉強しています」とか、真打ちさんの「この学びを機に、将来設計を見直したい」のように前向きなご意見を多数いただきました。blueberry53さんは、ＳＲＩ（社会的責任投資）の問題点を指摘しておられ、確かに「見せかけだけで真の理念が感じられない事例」というのが少なからずあると、議長も大いに共感します。ただ、そうした企業の“正体”はいずれ投資家からも見透かされ、かえって評価を下げてしまうということがままあるのも事実です。当然のことながら、投資家は「そんなに甘くない」のです。
 
ほひこさんは「高校で金融教育が始まります。歴史、政治、経済とともに学ぶ必要のある大切な知識と思います」と指摘しておられましたね。確かに、人生の早い段階で資本市場というものの基本的な仕組みを一通り学んでおくことは極めて重要なことです。きちんと知識を身に着けたうえで、実際に投資に挑戦するか否かは個々に自由に選択すればいいでしょう。なかには、ゆうあんどみいこさんのように「過去に良い学習の機会を得たことで、今は慌てずに済んでいる」というような方もおられます。
 
また、DiamondBarさんのように「円安やインフレによって保有資産の実質価値が目減りすることに備えている」という方もおられ、それも立派な投資の目的の一つであると思われます。最近は資源・エネルギー価格の上昇が著しく、それらを輸入に頼る日本では貿易収支の赤字が定着しつつあります。その結果円安が進むと、さらに輸入物価が上昇して国内のインフレが加速しやすくなることも事実です。
 
もちろん、Ｔｏｈｋｏさんのように「もっと『会社を応援する』という視点で取り組みたい」という考え方も大事ですね。おがわさんも「持株会への加入を通じて自社を応援する一方、他にも応援したい会社がある」とおっしゃっています。「株式市場は、事業を進めるに当たり資金が必要な人にお金が回るようにする良い仕組み」というご意見もblueberry53さんからいただきました。「応援」の結果、必要な人にお金が回り、それで社業が発展して、最終的に応援してくれた人にも成果が分配・還元される仕組みということです。
 
もちろん「そもそも応援する価値のある会社かどうか」という点も重要なファクターで、株式を公開している会社というのは、投資家の厳しい「監視」の目に晒されることで自らを律し、温かい「応援」によって成長して行くことが求められています。もちろん、より健全で高い成長性を有する企業が増えるほど、社会全体が繁栄し、ひいては多くの人々にも豊かさがもたらされるものだと思います。
 
早いもので、皆さまから貴重な投稿をしていただくのは今回が最後となります。
あなたは、投資をしていますか？
引き続き、皆さまの体験や率直なご意見をどしどしお寄せいただきたいと思います。また、投資というものを考えるにあたり、新型コロナウイルス禍やウクライナ問題などで揺れる現在の状況をチャンスと見るか否かという点につきましても忌憚のないご意見を頂戴できればと思っております。本日もどうぞよろしくお願いいたします。


★田嶋議長の過去の円卓会議より
・SDGs経営やESG投資、興味ありますか？
・自分に合った保険（保障・補償）、選んでいますか？
・マイナス金利。あなたの生活に影響ありますか？

• 2022.03.02
• 田嶋智太郎 経済アナリスト、日経CNBCコメンテーター