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会議番号:3656 開催期間 2021年09月17日- 03月24日
「日本にクオータ制をとりいれるとしたら、どのような制度を参考にしたらよいか?」という質問に対し、本当に様々な投稿をいただき、ありがとうございました。 中でもフランスのパリテ法を参考に進めるのがよいという意見を何人もの方からいただきました。パリテ法は、政党に男女同数の候補者を擁立することを義務づける法律で、フランスの女性議員を増やすことに大きく貢献した法律です。Unagiさんやシンゴパパさんがおっしゃるように、「男女同数にならなかった場合は、助成金を大幅に減らす」などの罰則規定があり、日本も見習う必要があるのかもしれません。 フランスで最初にパリテ法が導入されたのが2000年なのですが、私がすごいと思ったのは、その後も、法律が何度も見直され、そのたびに政党助成金の減額率など罰則規定が厳しくなっている点です。また、パリテ法の規定範囲は、国会だけではなく、地方議会や小さな市町村議会に対象範囲も広がっていきました。フランスの県議会議員選挙では、男女がペアになって立候補するというユニークな仕組みも導入されています。この仕組みであれば必ず、選挙結果は男女同数になりますよね。 DiamondBarさんのおっしゃるように「小選挙区では、候補者を調整するのはなかなか難しいので、まずは、比例区から女性に一定割合を割り当てる」というのも良い案ですね。ただ、小選挙区制でもうまく実現できた国もあります。 いぬいるかさんのご意見にもあったように、イギリスは小選挙区制で、政党が女性候補者擁立に積極的な役割を果たしました。労働党は、現職議員が引退を予定しているところの選挙区で、新しい候補者を女性に限定するという仕組みを党執行部が中心となって導入したそうです。たとえ法律に書き込まなくても、女性の国会議員を増やすためにできることは、たくさんあると思います。 特に政党レベルでできることはまだまだあるのではないでしょうか。ゆうあんどみいこさんの投稿にあった「まずは大臣クラスや党内の役職など重要ポストで女性の数を増やす」ということは、クオータ制を導入しなくてもできることです。 そこで、私から最後の質問です。皆さんは、女性の議員を増やすために政党ができることはどんなことだと思いますか。政党レベルでできるクオータ制やそれ以外でも政党にしてほしいことなど、あなたの考えをお聞かせください。★第26回国際女性ビジネス会議 トークショー 「他国から学ぶ ~スウェーデン・メキシコ・英国の事例~」 大門議長が登壇されました。プログラムはこちら★大門議長の過去の円卓会議・森会長辞任。問題は解決したと思いますか?★大門議長が登壇した国際女性ビジネス会議のレポートより ・トークショー「ジェンダー平等が大切な理由」第24回国際女性ビジネス会議 ・円卓会議「SDGs and Media」第24回国際女性ビジネス会議 ・トークショー「旅の意味」第25回国際女性ビジネス会議
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