イー・ウーマン（ewoman）

遠慮せずに（ナカサワ・東京都・51）

緊急度の低い仕事はテレワークで後回しになりがちでしたが、リモートでも遠慮せず相談を持ちかけることにしました。対面の根回しよりも効果は低いですが、やらないよりマシ。田澤議長も登壇されるセミナーですが、オンラインイベントはアイデアの宝庫です。保守的な社風で「コロナが落ち着くまで待とう…」と言いがちなのですが、この状況下だからこそ新しい挑戦をしている事例を知ることができて、ノウハウの他にも元気ももらっています。

まずは課題を共有（おがわ・東京都・58）

わたしの会社では、昨年の緊急事態宣言時は100%、今回は週3を上限に在宅勤務となっています。普段のワーキングスタイルでもそうですが、在宅でもそれぞれの職種、家庭環境などによって様々な課題が出てきています。まずは、それら課題を共有する場を設ければ、既に他の方が対処されているものも出てきたり、課題の重要性も明らかになり、会社としても対応するための裏付けになるのではないかと思います。

コロナ後も継続を宣言（DiamondBar・東京都・52）

私の会社では、コロナ収束後もテレワークを一定割合で継続することを経営が宣言しています。オフィス移転の検討でも、座席はフリーアドレスで全員分の座席数は用意せず、オフィスの役割自体から見直しています。会議もリモート参加が標準になり、すべての会議がリモート対応です。あまりの切り替えの速さに驚かされていますが、やるべきことが明確であれば場所を問わないということだと思っています。むしろ会社に来ていればよかったという人だけが困っているように思います。

何とかこなしています（黒船・神奈川県・53）

昨年4月からテレワークが始まり、最初の緊急事態宣言時は全く出勤せず､その後週1-2回の出勤以外は在宅勤務が続いています。家には大型ディスプレーがないので作業効率が悪いですが、緊急事態の最中、比較的うまく仕事はこなしていると思います。通勤時間ゼロ、宅配荷物の受取り、買い物時間があるなど長所もありますが、生活と仕事を分けるのが大変、気が散る、変化がない、視力低下など短所もあり、一長一短だと感じています。またZoom会議疲れも出てきました。気分転換は必要です。

仮想オフィスの活用（unagi・東京都・60）

私自身は撮影の仕事をしており、現場に行くことが必須なのでテレワークはできません。顧客である企業の一つは「今後は完全テレワーク」と宣言してオフィスをなくしました。今はクラウド型の仮想オフィスで集まり、雑談もできるとのことです。そこからアイデアも生まれそうです。今回上がっている課題の「収束後も継続」「コミュニケーション」「イノベーション」「メンタル」などは、仮想オフィスの使い方がカギのように思います。

自分はよいのですが……（パフィンドーナッツ・埼玉県・52）

自分は在宅勤務がメインとなり、月1回程度の出社で業務ができています。しかし、一方で出社してくださっている方に現物が必要な業務が複数の人から集中してしまうので、出社している方の負担が大きくなっていることを危惧しております。自分も出社した日は在宅の方の業務が多々あり、自分の業務がなかなか進みません。ですので、テレワークはうまくいっていますが、不公平感も存在しているので、完全にうまくいっているとは言い切れないです。

デメリットが大きい（いまいくん・埼玉県・57）

一回目の緊急事態宣言の際には半ば強制的に在宅勤務を実施してましたが、やはりデメリットが大きく、現在はほとんどの社員が出社してます。チームで行う業務であること、一人が複数のチームにまたがって仕事をすること等、突発的なコミュニケーションや雑談の中からアイデア出しをしたりするなど、どうしてもリアルオフィスに集まっていないとデメリットが大きくて、別に誰に強制されるわけでもなく、自然と出社するようになりました。

突然ですが、以下の動画をご覧いただけませんでしょうか。
 
■イー・ウーマン「働く人の円卓会議」のみなさまへ「仮想オフィス」のご案内
 
みなさんからいただいた、テレワークの課題。それを解決するための工夫、対策をうかがったところ、unagiさんから「仮想オフィスの活用」というアイデアをいただきました。実は、私自身8年前に「仮想オフィス」と出会って以来、ずっと、日本のテレワークにはこういうツールが必要だと思い、長く利用しています。unagiさんのおっしゃる通り、テレワークのさまざまな課題を解決できるからです。
 
ただ、「仮想オフィス」は今までにないツールなので、わかりにくいのが難点。そこで今回は、イー・ウーマン　ピアのみなさまに、弊社の仮想オフィスをのぞいてもらおうと思った次第でした。
 
さて、前後しましたが、いただいた投稿をみていきましょう。
 
まず、「コロナ禍が収束すると、戻るのではないか」という不安に対して、DiamondBarさんの会社では、「コロナ収束後もテレワークを一定割合で継続することを経営が宣言」したとか。経営TOPが方向を示すことは、とても重要ですね。社員も安心して、テレワークに取り組むことができますね。ここは、社長にズバリ聞いてみるというのもいいかもしれませんね。
 
「コミュニケーションがとりにくい」という課題については、ナカサワさんのように「リモートでも遠慮せず相談をもちかける」という姿勢が大切ですね。上司や同僚とのコミュニケーションが少なくなると、「変化やイノベーションが起こりにくい」「新人や若手の育成がしにくい」「長期に渡るとメンタルに影響する」といったことにつながる危険性があるからです。
 
また、ただでさえ、コミュニケーションがとりにくい状況の仲、自分の課題は相談しにくいですよね。「社員が課題を共有する場を設ける」という、おがわさんのアドバイスも納得です。
 
NOのいまいくんさんからは「チーム業務がしにくく雑談からアイデアがでない」という課題もいただきました。
やはり、テレワークではコミュニケーションの課題が大きいことを、あらためて実感します。unagiさんから「仮想オフィスの活用」というアイデアは、少し役立ちそうでしょうか。
 
さて一方で、「NO」の方から、新しい課題もいただきました。再度まとめますね。
 
・出社する人に負担が集中する（パフィンドーナッツさん）NEW
・チーム業務がしにくく雑談からアイデアがでない(いまいくん)NEW
・コロナ禍が収束すると戻る(nekosauruさん)
・コミュニケーションがとりにくい(nchさん)
・変化やイノベーションが起こりにくい(ゆいゆいさん)
・新人や若手の育成がしにくい(ぺりさん)
・長期に渡るとメンタルに影響する（Hannahさん）
・休憩時間が上手く取れない(シンゴパパさん)
・ペーパーレスが進んでいない(kotoko_gさん)
・テレワークできない業種がある(まうやんさん/Kylinさん)
・自宅では仕事(Web会議)がしにくい(JIMAさん)
 
引き続き、前回の課題も合わせて、みなさんの経験、工夫、アイデアをお寄せください。
次回は、私からも、解決策の事例やヒントをご紹介したいと思います。


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2021年2月5日（金）10時〜
■2度目の緊急事態宣言。なぜテレワークが増えないのか？～田澤由利の徹底解説

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・新型肺炎。在宅勤務できていますか？
・「テレワーク・デイズ」って知ってますか？
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• 2021.02.03
• 田澤由利 （株）ワイズスタッフ代表取締役、（株）テレワークマネジメント代表取締役