働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3540 開催期間 2019年04月19日- 04月26日
災害の時代を迎えて、個人として備えている人、家庭の防災に努めている人は、増えてきています。それは、とても好ましいことですが、それだけで、個々人の安全が守れるかというと、決してそうではありません。 町中が火の海になると個人がいかに火の用心に努めていても、被害は避けられません。耐震補強をしていてわが家が壊れなくとも、街中の商店街やコミュニティそのものが壊れてしまうと、そこで生活を維持してゆくことが困難になります。 西日本豪雨で、素早く避難して命が守られた地域は、自治会長や消防団員の呼びかけで「みんなで避難」「コミュニティ避難」を行ったところで、個々人の判断に任されたところでは多くの犠牲者が出ています。 個人の備えだけでなく、地域ぐるみの避難がいるということです。安否確認をみんなでする、食事も含めてみんなで避難所を運営する、非常用の電源や炊き出し用具をみんなで備えるなど、行政の支援が得られなくとも生命と生活が守れるように、地域の備えを強化しなければなりません。 ところで、地域の備えの最も大切なものは、人々のつながりです。お祭りや地域のイベントなどでつながっていることが、欠かせません。シンゴパパさんの投稿でも、地域の人のつながりの大切さを指摘いただきましたが、まさにその通りです。 人のつながりに加えて、ものの備えも必要です。救助のためにバールを用意しておく、避難のためにリヤカーを用意しておく、炊き出しのために大鍋を用意しておくなどの取り組みも必要です。 さらにそれに加えて、防災マップやハザードマップを作る、要配慮者の支援計画をつくる、避難所の運営訓練をするといった、防災の取り組みを地域ぐるみで進めることが求められます。 では、あなたの地域ではどのような取り組みをされていますか? 今後どのような取り組みが必要だと思いますか? 「みんなで防災」のあり方を考えてみましょう。多くの投稿をお待ちしています。 ★室崎議長の過去の円卓会議より・ネパール地震の支援。あなたが出来ることありますか?(2015年5月)・地震発生から1週間。援助なしで生活できますか?・災害時の連絡体制、整えましたか?
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