イー・ウーマン（ewoman）

必要のない勉強はない（kyoko004・神奈川県・37）

英語や、異業種の方と会うのには力を入れています。知らない分野の方と会うのは何より刺激的です。ただ、私は必要のない勉強はないと思います。よく言われる三角関数や微分積分は、大学で詳しい内容に触れましたが、世の中に広く使われている大切な学問です。広く多くのことを学ぶ必要のある時期には、深く学ぶきっかけがないのが残念です。

社会貢献が自分の幅を広げる！（シンゴパパ・静岡県・47）

技術系の職場です。専門的な知識を深めることは当然ですが、やはり、専門性が高くなればなるほど知識が偏って幅が狭くなってしまうため、会社ではなく、社会の中での活動を通して社会への貢献をするとともに、人間力を高めることを目指しています。具体的には自治体の公職やNPO活動、地域の活動を通して子どもたちや児童養護施設の関係者、教育や保育の関係者、自治体職員などと活動をすることで、結果的に自分の幅を広げさせてもらっています。

専門性は当然。美しさを学ぶ（みやび屋・東京都・40）

人前に立つ仕事をしています。専門性を高めることはもちろんですが、外見を磨くための学びも力をいれるようにしています。他の方からの意見ではまだでていないようですが、装い、メイク、話し方、立ち居振る舞い。いわゆる勉強というイメージからは一見かけ離れているようですが、知識を深めれば深めるほど、こうしたことも仕事で必要な勉強だと感じています。内容や形はなんであれ、その人自身の人生が豊かになるなら、それはすべて勉強なんじゃないかなと思っています。

管理職として1から勉強（dosanko・東京都・35）

昨年の7月に管理職登用となりました。チームを率いることになり、目標達成や、スタッフのモチベーション管理など、「考えて」「工夫して」取り組む努力は自分の中ではするようになったと思います。「課長の教科書」「人を動かす」などなどリーダーシップに関する書籍を読み、少しでも自分に応用できるように考えて読書をするようになり、「知識をどうやって使うか？」を必死に考え、実際に行動が出来たときには、やはり学校の勉強とは違う達成感や成長を少しだけ感じられる社会人13年生です。

続けていきたい（おれんじ７８・神奈川県・36）

他の部門から相談を受けて回答するという仕事をしています。仕事柄、専門知識の習得を続けることは最低条件ですが、相談者にわかりやすい説明のしかた、相談者がアドバイスを受け入れやすくなるような関係づくりのスキルも高めていきたいと思っています。そういった面も含めた総合的なアウトプットの力をつけることが喫緊の課題です。

育児で勉強中……（morimiya・兵庫県・32）

看護師として働き、コーチングや自己啓発セミナーに参加、看護技術やスキルアップのために本も読んだりしたが、子育てが何より一番の勉強になっていると感じる。育児している自分を振り返ることで、違う自分と向き合えると思う。やはり人を通して勉強したい。国が違うと、言葉だけではなく文化も違うと他国の友達が教えてくれている。お金と時間があれば、世界を旅して勉強したい！ 一番意識していることは、壁を作らないこと。

聴く力をつける（メヌエット・兵庫県・55）

私は20代に傾聴についての研修を受けて以来、これだ！と思って、自分の仕事力を包括的に高めるために「聴く力」を高める研修をずっと追いかけて過ごしていました。15年前にソマティック心理学系の学びに焦点を絞り、根気よく継続し、2年前に教師ライセンスを取得しました。ライセンス取得後は、その恩恵を実感する機会が増え、さらに学びが楽しくなっています。聴く力は、どんな仕事もどんな状況も支えてくれる頼りになる力です。これからも一生学び続けたいです。

常に疑問にもつ（yummin・長野県・42）

勤務医です。学校の勉強の延長に分類されるであろう、仕事に直結する文献検索、知識のアップデートを日々しています。が、業務と全く関係ない事柄。例えば、先日TVで放映していた「流氷大回転」や「野生のトキの絶滅の経緯と再生への歩み」など、気になる事はネットで調べ、文献を読み、そして、海外からの友人と語りあいます。中途半端な知識ではだめ。かなりきっちり調べ見解をまとめます。異なる文化背景や経験から、それについて新たな見解を得る事も多々あります。

「学び」を勉強（yakuya・福岡県・39）

私は「学校の勉強をして何になる？」と、無駄に学生時代を過ごしたくせに、30代後半で大学へ編入、3人の育児をしながら卒業しました。そこで学んだのは「学び」、得られたものは「学ぶ力」。IT系から数学、化学、力学の知識が、重要な職種へと変わりました。理系技術への対応は苦ではなかったものの、これだけでは伸び幅がなくなると感じ、経済学部へと編入しました。学校、教室、本、どこでも学べる。でも、学びは与えられるものと高を括っている人と、学び取ろうとする人では学べる量は違うと思います。

学びは一生（nita・東京都・47）

40才で社会人大学院にいきました。その中での出会いが、今の仕事にいきています。25年間一つの企業に勤めましたが、この三月に退職し、新しい働き方に変わりました。まだまだ企業は閉鎖的であり、歴史があればあるほど変革には時間がかかります。その中で生きていると、自分自身の世界を広げたり、評価を高めたりすることができずにいるようです。きっかけはなんであれ、学ぶことは一生出来ること。私は一生学んで行きたいと思います。

学ぶことがたくさん……（ともとも16・群馬県・43）

最近、「中学英語を知っていれば参加可能」というEnglish cafeをスタートしたら、沢山の人が参加し、3時間英語で語りあっています。皆、成人しても学びを求めています。私自身は、中学の公民や地理、歴史の教科書を引っ張りだし、毎日少しずつ読んでいます。年齢を重ねる度に自分の無知さを感じ、様々な分野に興味を持っています。死ぬまでひたすら勉強です。自分の知っている世界は狭すぎます。

勉強＝職場でのプラスαの努力？（かっこー・東京都・33）

ジャンルを問わず、なるべく広い知識をつけていきたいと願う一方、仕事、子育て、地域とこなすことだけで手いっぱいで、改まって時間をとれずにいます。オンの瞬間にどれだけ自分なりに掘り下げて知ろうとするのか？が自分が可能な勉強方法だと思い、努力は続けてます。最近は勉強時間がとれないと気付いたので、刺激を受けるいい場所だと感じてセミナー等への参加をこころがけています。自分として十分だと感じていないので、答えはNoにしました。

みなさんがいろいろな形で勉強を続けて人間力を上げる事に努力しておられることは心強い限りです。
 
kyoko004さんの云われるように必要のない勉強はないというのは正論ですね。しかし、僕の論点とは全く違う議論です。僕は三角関数や微積分が無用な学問だとは言っていません。その公式を空で覚えさせて、覚えていないと解けない問題を出すような勉強のさせ方を問題にしています。これでは感受性の高い人生の大切な時期に勉強をすることを嫌いにさせてしまいます。それが今の日本の現状です。
 
シンゴパパさんは「社会の中での活動を通して社会への貢献をすることで人間力を高めることを目指しておられる」とのこと、敬服します。
毎日遅くまで会社に張り付いて残業に明け暮れ、たまにゴルフに興ずるときにも同じ会社の人というような会社人間もたくさん居ます。これでは人間の幅が広がらないのは当然でしょう。
 
dosankoさんは「知識をどうやって使うか？」を必死に考え、実際に行動が出来たときには、学校の勉強とは違う達成感や成長を感じられる社会人13年生だそうです。頼もしいですね。その実例を幾つかみんなにshareして頂いたら大いに参考になるのではないでしょうか。
 
おれんじ78さんは「相談者がアドバイスを受け入れやすくなるような関係づくりのスキル」を高めたいと言っておられます。これは僕自身も高めたい喫緊の課題です。今期13年目を迎える西岡塾では、現在18名の塾生たちが8ヶ月間毎週金曜日の19時から23時近くまで講師の話を聴き、それをもとに議論をし、「自己変革計画」を作り、塾長の西岡とともに人間力を高めるための研修を受けています。その中で塾生と西岡との1 on 1という仕組みがあります。西岡がインテル（株）の社長時代から愛用している1対1でのインタビューの仕組みですが、そこで塾生がアドバイスを受け入れやすくする関係とはまさに私の理想とすることです。おれんじ78さんからのアドバイスを頂けたらと思います。
 
morimiyaさんの「子育てが何より一番の勉強になっている」に感動しました。僕の妻が、自分たちの娘たち（二人います）が子どもを保育園に迎えに行くときに必死で走っていく姿を見て「良い親になってくれたなぁと感動した」という報告を思い出しました。
 
メヌエットさん、「聴く力」勉強法を是非教えて下さい。ライセンスを取得されているとのこと、西岡塾で役に立ちそうですね。
 
yumminさんが云われるように、今は疑問を持てば何でもネットで立ち所に調べることが出来ます。それだけに社会の出来事や自然の観察やいろいろのことに関心を持って調べる人と、何にも感じずにボケッとTVを見てる人では人間力に大きな違いが出来るのでしょうね。
 
yakuyaさんは30歳を過ぎてから大学に編入して学び、学ぶことの楽しさを知り、学ぶ力を得たと云われます。僕は講演に呼ばれてお話をする機会が多いのですが、大学の社会人教室でお話したとき、教室の熱心さに感激したことがあります。トコロテン形式で大学まで進んでしまうのは本当にもったいないと思います。高校を出ればまず全員が社会に出て働き、その経験から本当に勉強したい人が進むのが大学であって欲しいと切に思います。「大」学なのですから。いまは大学院までがトコロテンのように進むそうですよ。
 
ともとも16さんは「中学英語を知っていれば参加可能」というEnglish cafeをスタート。僕も是非参加してみます。良いきっかけを与えて頂きました。ありがとう。
 
みなさん、良くやってますね。心強い限りです。僕も西岡塾の塾長なので勉強をする環境にあります。人に教えようとすると必然的に自分も勉強しますものね。凄く恵まれた環境だと有り難く思っています。その中でやはり一番刺激が強くて効果的な勉強法は、結局、人との人との交わりから学ぶものですね。人それぞれ違う環境で努力して、それぞれに学んだことを深く共有出来ることは二倍も三倍もの人生経験を擬似的に出来ることになります。ですから塾生には出来るだけリアルな体験談をリアルにするようにしています。
 
先週の金曜日はホンダでエアバッグの開発に成功した小林三郎さんが「バッキャヤロウー！」と塾生に喧嘩を売りました。今週はGoogle（株）の村上憲郎元社長が塾生に挑戦します。こうして毎週熱い熱いディスカッションが続きます。西岡は常に講師と塾生の間にいて、議論をけしかけたりまとめに入ったりと塾生が大きな刺激を得るための触媒役を引き受けます。傍聴を希望される方がいらっしゃったら検討させて頂きますよ。
 
さて、最終日に向けて引き続き議論していきましょう。
あなたは、仕事力（＝人間力）を上げるための努力を、続けていますか？　どんな努力を続けているのか教えてください。


★西岡議長の過去の円卓会議
・会議で発言してますか？

• 2014.05.21
• 西岡郁夫 (株)イノベーション研究所　代表取締役　「西岡塾」塾長