働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3267 開催期間 2013年11月01日- 05月09日
ご意見をお寄せいただいた皆様、ありがとうございます。 ひるねさん、「男性の育児休業取得促進事業」について、厚生労働省は、過去に予算の未使用部分があるため「縮小」を提案しています。しかし実際には、シートを見ると、印刷製本費は圧縮したものの、事業自体は26年度に約3倍の拡大要求となっています。また、「中小企業子育て支援助成金」も、24年度廃止とされていますが、別途、同趣旨の「中小企業両立支援助成金」が拡充されています。 Jerrybさん、Zonnetjeさん、mayupyonさん、「作っただけで終わらせない」ことは大変重要です。各省の自己評価は、各省自身や各省が選んだ外部有識者によるものですが、この評価の質をさらに上げていくこと、またデータベースの活用につなげていくことに努めていきたいと思っています。 unagiさん!検証力に脱帽です。早速、環境省に問い合わせたところ、復興に密接に関連する事業のみを復興特会に計上しており、また、ご指摘の契約先は一般競争入札により決定しているので元環境省職員が理事であることの影響はないとの回答がありました。 Zonnetjeさん、「サイトの安全性」は、サイト管理者が国からグーグルに変わることを示したものです。どうぞご安心を。大学との連携はこれからの課題ですが、阪大の公共政策を学ぶ学生さんたちで、模擬検証に取り組んでいる方々もいます。卒論や研究の題材などにもどんどん活用していただければと思っています。 mayupyonさん、「東京電力福島第一原子力発電所の分析・評価事業(運営費交付金)」が大まか過ぎるとのご指摘。おっしゃるとおりです。これは、実は26年度の新規要求で、まだ執行されたことのない事業です。でも、それであっても、政府が新たに何を企画しているかが分かるように、シート化を求めています。 メヌエットさん、「二本の橋」については、国と県が日頃からムダな投資のないよう連携をよく図るとともに、協力して住民の皆さんにより丁寧に説明することが大切なことを改めて実感しました。 最後に、パフィンドーナッツさん、関心を持っていただきありがとうございます。検証のことですが、最後は、納税者としての皆さんの判断も大事です。たとえば、国の仕事として、それはやりすぎでは?と感じたり、自腹で費用負担を求められたら払う気になるかな?と自問したりしてみるのもありではないでしょうか。 今回、皆さんに見ていただいた行政事業レビューの取組みは、3年前から始まりました。まだまだ発展途上ですが、これまでわかりにくかった税金の使い道が、オープンになり始めたのは重要なことと考えています。この取組みをさらによくするため、皆さんのご意見を活用させていただきたいと思います。◆行政事業レビューの事業見直し等についての意見募集 さて、3日目は、これまでの話題を大きく広げて、政府に対する意識のギャップについて取り上げたいと思います。 ムダを削減し、より効果的な事業を増やすことは大事です。一方で、国の予算は、半分を借金に頼っています。国にしかできないことと事業の優先順位を見極めることが、今後ますます重要になります。 他方、「ギャラップ社の世論調査」によれば、日本の政府に対する国民の信頼度は約2割。諸外国の中で最も低い水準です。ところが、「世界価値観調査2010」によれば、「国民に安心な暮らしを実現するにはどうしたら良いか」との質問に、「国の役割に期待する」が8割を占めています。 国を信頼しない(だから、税金もできれば払いたくない?)としつつ、他方で国に期待するという意識の「ギャップ(ねじれ)」。本来は、「信頼しないから期待もしない」、あるいは、「信頼するので期待する」というのが整合的ですが、この「ギャップ(ねじれ)」は、どこから来るのでしょう?つじつまの合わない二つの意識が、国の財政赤字、さらには一千兆円を超えるとも言われる国の借金残高につながってはいるのではと感じています。 今後、この意識の「ギャップ(ねじれ)」をどうしたらよいでしょうか。解消していくためには何が必要で、どこから手をつけたらよいと考えますか? ご意見をいただければと思います。 どうぞよろしくお願いいたします。 <参考リンク>◆ギャラップ社の世論調査pdf.37ページ◆世界価値観調査2010 ◆内閣官房「国・行政のあり方に関する懇談会」第1回資料より(「第1回データ資料集」の12ページ、13ページ参照)
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