イー・ウーマン（ewoman）

新聞で見たことがあります（mayupyon・東京都・42）

税金の使い道はもちろん興味があります。住んでいる自治体ならば、広報紙に出ているので毎回必ず見ています。国の場合は、民主党政権の「仕分け」の時には新聞で見ました。本当はもっとチェックしたいと思いますが、その割に自分で調べたりはしてないなあと、藤城議長の問いを読んで思いました。どんなチェックの方法があるのか知りたいです。

無駄使いを日々実感中（銀木犀・53）

大型の補助金による事業に関わっています。似たような補助金が乱立し、重複して補助金が通り、通ったら計画書に書いた通りの報告書を書けばよいと考え、真剣に目的に向かって邁進する姿勢が、補助金をもらう側にも欠如しているようです。どれだけ大型予算を取ってきたか、それが自分の力の証と考えている人が多いように感じます。日常的に「税金の無駄使い」を実感していますが、その中で自分の裁量の範疇では目的を見据えた活動をしていきたいと日々奮闘中です。

論点のギャップ（ことこ・53）

考えていますか？ならYESですが、調べていますか？ならNOになります。税のムダと聞いて、行政・国民・各人の間で注目する部分が違うのではと思います。また、税を使う項目そのものには必要と感じていても、運用の仕方でムダがでていることもあり、今どの部分を論じているのかが、もう少し分かりやすくなると興味も高まるのではと思います。

身を引き締めて（ゆきなな・海外・その他・32）

税金の使い道に関心があるので、YESです。これまで生活の中で政府系の施設を利用した際、そこでの対応の是非により、税金の使い道を考える程度でした。しかし最近、自分が政府系の施設で仕事をすることになり、自分の給与もこの税金の使い道の1つであると、より身近に考えるようになりました。

チェックしてどうにかなるのか！（nch・神奈川県・51）

一般企業で働く身として、体質の違いを大いに感じます。備品を買うにしても相当の理由付けをして最安値を目指すか、自腹負担。お役所はどうでしょう、使うものだからしょうがないと価格調査もそこそこに高額でも平気で手に入れていないでしょうか。市役所に勤務している身内は、休日に選挙の手伝いといって日当〇万円とお弁当が支給されると聞きました。驚きです。全て税金からと思うと腹立たしいです。テーマからするとみみっちい話ですが、こと細かにチェックしに訪問したいくらいです。

助成金でかかわりました（Zonnetje・海外・その他・38）

非営利団体に勤めており、助成金の使い方で「税金の行く先」を目の当たりにしています。大臣のやり方に納得がいきませんが、現在在住の国で投票権を持っていないので、周りになぜ納得がいかないかわかってもらおうとは努力しています。日本の税金の「むだ」ですが、それなりのむだもあるでしょうけれども、個人の意見と異なる使途であるために「むだ」といわれている部分も多いのではないかと思います。

国民として発言できる場が欲しい（Ａ６Ｍ２・愛知県・57）

税金の使い道についての様々な議論は、それなりに知っているつもりですが、自分で調べたことはありません。財務省の広報資料程度は読んでいますが、その程度です。なぜなら主体的に調べた結果を、有意義な形で発信する場が見当たらないからです。特定の政治団体の発言の場に興味はありません。国民として政府に思いを伝えるばがあればと切望します。

結果が大事なのでは（kotokogd・東京都・43）

税金の無駄遣いについてチェックしたことはありません。それよりも一市民としては、税金が使われたことによって生活が良くなったかどうかの結果が大事だと思います。子どもを産んでも保育園に入れない、親が年をとっても特養に入れない、高速道路は無料にならない、などなど。チェックしたことがあるかと上から目線の問いかけをするなら、まず結果を見せてほしいです。

ご意見をお寄せいただいた方々、ありがとうございます。
 
初日の結果は、約7割の方がYESということになりました。NOの方のご意見も含め、いただいたご意見は、大きく分けて、
 ・ムダを日々実感していらっしゃる方々からの、ムダの問題やそのあり方に関するご意見（銀木犀さん、nchさん、ことこさん）
・事業に携わっていらっしゃる皆さんからの、事業を改善したいというご意見（Zonnetjeさん、ゆきななさん）、
その上で、
・どんなチェックの方法があるのか知りたいというご意見（mayupyonさん、）
・チェックだけでなく、それを発言したり、事業の改善につなげたりするのが大事なのでは？とのご意見（A6M2さん、nchさん、kotokogdさん）
がありました。
 
ムダというのは、誰が見てもムダなもの（どうせ税金で他人のおカネだからいいや）はそもそも論外ですが、その多くは、
・優先順位の低いもの（Zonnetjeさんがおっしゃるように個人の価値観によって変わりますが……）や、
・事業の効果がわからないもの（銀木犀さんやことこさんが指摘される、目的意識が希薄で、やっている事業の運用や成果も問われず、結局、問題解決につながらないものなど）。
などです。
 
これまでは、そもそも国がどのような事業をやっているのかがクリアな形でオープンになっていませんでした。立派な目的や、こんなにお金をかけていますといった説明ばかりが前面に出て、具体的に誰が、何にお金をかけて、どんな事を行い、その成果は何なのかということを、事業ごとに説明するデータベースがなかったのです。
 
こんなふわっとした状態を改めようとしたのが、「行政事業レビュー」という仕組みです。
 
具体的には、国の全ての事業を5000枚のシートにまとめて、前年の実績を、翌年の予算要求にあわせて公表し、事業をチェックするデータベース作りが始まっています。
→行政事業レビュー
 
しかも、単なるデータベースにとどまりません。皆さんがこれを活用して、「ここがおかしい」というご指摘をメール等で頂ければ、行革事務局が調べて各省に伝え、実際の事業の改善というアクションにつながる仕組みを目指しています。まさに、皆さんと一緒に税金の使い方を変えていきたいと考えているのです。
→国民みんなで国の事業を総チェック！
 
 
このデータベースには、グーグル検索の機能が入っています。この機能を使って、たとえば、皆さんの会社や業種、学校名や自治体名などを入れて、検索してみてください。あるいは、身の回りの関心のあること（転職、待機児童、介護、オリンピック、ヘルスケア、料理、映画……）などなんでも。それに関する事業の内容やお金の流れがでてきます。
→平成25年行政事業レビュー検索エンジン
 
そして、実際の行政事業レビューシートを1枚でも2枚でも見ていただき、わかったことや感じたことを何でも教えてください。この取組みをどう改善したら良いかというご意見でも大歓迎です。
どうぞよろしくお願いいたします。
 

• 2013.11.04
• 藤城眞 内閣官房行革推進本部事務局次長