イー・ウーマン（ewoman）

睡眠時間と将来のために（コギ・リン・大分県・35）

体調管理の優先順位は、睡眠＞食事なので、朝食づくりを工夫しています。また、子どもに将来「味噌汁とごはん」の朝食を振り返ってほしいので、パン類での時短は考えず、味噌汁を作ります。そこで、夜の料理の際に、翌朝の味噌汁に入れるキノコ、芋類、根菜、葉物を切っておき、当日、海草類と豆腐を足して、いりこの粉を入れて味噌汁にします。数日分まとめて切ってみたり、あらかじめ火を通してみたりと、色々試しましたが、「前日に切っておく」方法が、今のベストの方法だと感じています。

早起きして（MANAMIN・東京都・32）

どんなに忙しくても手作りの料理を子どもに食べさせたいので、朝、早く起きて夕飯の下ごしらえをしています。20～30分くらいの手間ですし、そのちょっとの手間で残業で遅くなっても10分くらいで夕飯の出来上がり。早起きすれば自分の時間も持てるし、一石二鳥です。

今は家族が第一（ハイジュ・山形県・47）

第一が、子どもが健全に成長することで、次が仕事、最後が自分のことです。仕事と夫の健康管理が多少リンクしているので、家族に関することが最優先な暮らしということですね。料理は、家族が食べるためにやっています。手抜きも外食も惣菜買いもありますが、バランスが保てれば、それでいいと思っています。

こまぎれ時間を活用（るるまる・大阪府・41）

朝、夕飯用のお米を炊く、野菜の下処理する。夜に、朝とお弁当の用意を少しする。冷蔵庫内の片づけ、キッチン水回りの掃除・メンテナンス、買物リストのチェック。これらを、こまぎれ時間で済ましておきます。それぞれは、時間でいうと５分くらいのちょっとした仕事です。こまぎれでやっておくことで、後々の気持ちよく料理する時間を過ごせるポイントかな、と思います。そして、料理をスムーズに進めて、結果的に他の自分のやりたいことを気持ちよく進めることができるように思います。

食べることは生きること（遥海空・東京都・38）

一人暮らしを始めた当初、週末にまとめて料理して、平日はほとんど適当な食生活になって、気がつけば好きなもの、自分で作れるものばかりを食べていました。あるとき、食べることは生きることだ、とある方に教えられ、改めて納得。手間をかけずに簡単に作ることも大切ですが、そもそも料理、食事自体を大切に考えたい、元気に働き、自分や家族の未来にもつながっている、と考えるようになりました。

週末に手間暇かけて（Zonnetje・海外・その他・37）

週末のメニューはオーブンを使ったものなど平日には時間がかけられないメニューを選ぶようにして平日とのバリエーションをつけるようにしています。たまには主人に料理をしてもらい、楽しんでもらうと同時に私が楽することもあります。腕が上がればもう少し時間をかけたいと思うようになるのでしょうけれども、出来上がりのレベルが知れているのであまりに凝ったことをしないようにしているのが現実です。

おいしいことは最優先事項（kitazakura・北海道・48）

私も夫も、食べることが楽しみ。そして、食は健康の基盤！日本の食糧基地的地域で生活しており、食にまつわる（材料の生育も含め）話題が家での会話に毎日登場します。しかし、タイトなスケジュールで過ごしているため、平日に家でゆっくりと二人で会話は困難です。そこで、家を建てる時に考えたのが、『夫婦の日常会話はキッチンで』というコンセプト。二人で並んで朝夕食の支度と片付けをしながら夫婦でコミュニケーションをとり、おいしさも分かち合い、日々の活力としています。

メリハリ（shosho・京都府・47）

素材がおいしければ手間をかけなくても料理はおいしい。食べる量が減ってきたので、同じ金額なら素材にかけたいと思うようになりました。味噌、梅干等は自作する等、ピンポイントで時間をかけて、一回一回の料理は手抜き、というか、ほとんど作ってもらっています。「イベント」料理なら、時間がかかっても、楽しみです。テーマとはずれますが、後片付けだけは何にでも同じように襲ってくるので、料理よりそちらのモチベーションの方が課題です。

料理力UPを掲げた1週間、あっという間に終了しました。最後まで多数のご意見を頂き、本当にありがとうございました。
皆さまから寄せられたご意見を読み、大変感激しました。議長の私の方が、多くのことを教えられた１週間でした。
 
前日に翌朝の味噌汁の具を準備するコギ・リンさん、どんなに忙しくても手作りの料理を子どもに食べさせるために早起きするMANAMINさん、子どもが健全に成長することが第一と言い切るハイジュさん、こまぎれ時間を活用するるるまるさん、ご夫婦で料理をしながら会話を楽しむkitazakuraさん……
皆さん、本当に素晴らしい！
 
私たちの体は、日々食べているものから出来ています。体だけでなく、心も同じです。そう、遥海空さんがおっしゃる通り、「食べることは生きること」そのものなのです。
 
さらに、料理には様々な副次的効果があります。段取り力（遂行能力）を鍛える効果、自尊心を育む効果、誰かを笑顔にする効果……。
健康な時にはこうした事に気づかないかもしれませんが、うつ病患者さまの社会復帰プログラム（調理実習）を担当している私は、日々、料理の底力を実感しています。
・料理を作れるようになったことで、自信を取り戻す方
・料理を作る中で、病気で低下した遂行能力を向上させていく方
・自分が作った料理で家族を喜ばせたことをきっかけに、自尊心を取り戻す方
あげればキリがない程です。
 
誰かのために料理を作ること、誰かと一緒に料理を食べることは、実はとても幸せなことなのだということを改めて感じた１週間でした。
時短どころか、料理は時間をかけるに値する大切な行為。会議に参加してくださった皆さんがそう気づかれたのではないでしょうか。
 
忙しいし＆ちょっぴり大変だけど、これからも料理を作りましょう！


【野口議長の過去の円卓会議】
◆ダイエットしたこと、ありますか？
◆アンチエイジングな食生活、していますか？
◆うつ病と食事の関係、ご存知ですか？
◆食生活の見直し、興味ありますか？

• 2012.11.02
• 野口律奈 管理栄養士、博士（栄養学）