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会議番号:3192 開催期間 2012年09月14日- 09月21日
3度目の挑戦で、「期待できます」が38%とは、この数字を知ったら、正恩氏はさぞかし気分良くすることでしょう。何しろ、後継者に決まった1回目の2009年7月は10%、デビューした今年2月はさらに2%下がって、8%と散々でしたから。 「期待しない」が62%もいるのに、喜んでいる場合かと、お叱りを受けるかもしれませんが、ちなみに野田政権の今月の支持率が23~26%ですので、野田総理よりはましということになります。 でも、「期待する」の多くは積極的なものではなく、「期待するほかない」あるいは「一応期待してみよう」という類のもので、期待値が急増したからといって正恩氏が手放しで喜べるような話ではありません。 「期待するほかない」の回答は90%以上に達していた「期待しない」の絶望的な数字の反動であり、「期待してみよう」はおそらく若く、海外留学の経験があることを買ったのでしょう。特に、今回は父親と違い、夫人をお披露目し、前面に出したことが功を奏したのではないでしょうか。 夫人の李雪主さんは、新婚カップルが入居したアパートを正恩氏と共に視察した際には祝い酒を手土産に持参し、退室時にはなんと台所でグラスを洗っておりました。パフォーマンスにしろ、ファーストレディーがここまでやるでしょうか。育ちが良い証です。 正恩氏はまだ、29歳です。独裁者と言われた父親が亡くなってまだ9か月しか経っていません。2400万人の国家を統率し、海外留学経験を生かして閉鎖国家を開国するには、まだまだ時間を要します。一朝一夕にはいきません。 拉致問題の解決のためにも、将来の日朝関係のためにも、金正恩夫婦を暖かく見守ってあげてみてはどうでしょうか! 機会があれば、数年後にまた同じ問い掛けをしたいものです。一週間のお付き合いを、ありがとうございました。 【辺議長の過去の円卓会議】◆金正日の後継者、金正恩氏に期待できますか?
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