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会議番号:3098 開催期間 2011年06月13日- 06月20日
まず「大連立」ということですが、これは普通は議席の上で第一党と第二党という「比較多数」政党同士が手を組むことを言います。自民党と公明党の連立、あるいは民主党と国民新党、社民党の連立というのは多数党同士の連立ではありません。民主党と自民党が手を組めば、第一党と第二党の連立ですから、これを大連立と言います。 何にせよ政党同士の連立というのは難しい作業になります。政策協議をして、少数党の意見を容れなければ、連立を組むことはできません。例えば、民主党と国民新党の間では、郵政民営化の見直しという合意があります。これがなければ国民新党は連立を組む理由がなくなります。 民主党と自民党ではさまざまな政策の違いがあります。例えば子ども手当、農家への戸別所得補償、高速道路の無料化、高校の授業料無償化、これを自民党はばらまき4Kと呼んで批判しています。もし民主党と自民党の連立ということになれば、この4つの政策をどうするかで合意しなければならないでしょう。これは困難というよりも不可能だと思います。 時限的な大連立にして、多くの相違点には目をつぶり、震災復興だけに絞ると言っても、実際問題はそれも不可能です。税と社会保障の一体改革は焦眉の急ですから、震災復興に目途がつくまで棚上げというわけにいきません。TPP(環太平洋パートナーシップ協定)にしても、日本の都合でアメリカなど9カ国が待ってくれるわけではありません。 SAKURA9999さんが言われるように、スピーディな意思決定が必要です。そのために大連立が必要かというと、そうでもないかもしれません。なぜなら要するに震災復興策に対して自民党や公明党がまさに党利党略とは違う議論を国会で展開すれば、それですむのではないかと思うからです。復興予算の決定に自分が影響力を行使したと言いたいがために(それが次の選挙で票になるから)連立を組むなどという議論は本末転倒もいいところだと思えるのです。 tarshuさんの言われることももっともなのですが、菅首相の最大の問題点は人の意見をきちんと聞かないことだと言われています。気に入らない説明をする官僚を怒鳴り上げるのだそうで、官僚が説明に行きたがらないと総理周辺の人から聞きました。これでは菅首相の下で、政治的な調整が難しい自民党や公明党との政策協議は難しくなります。だからスピーディな意思決定のために首相を降ろすという流れになっているわけです。ただ首相辞任は必要条件ではあっても十分条件ではないということでしょう。問題は、次は誰かにかかります。誰がなるにせよ、次のリーダーが失敗すれば、残される道は解散総選挙しかありません。つまりスピーディな意思決定とは正反対の方向に向かいます。 さて皆さんにお尋ねします。震災対応ですっかり政治状況が変わってしまいました。そしてここで日本の政党がいかに未熟であるかも露呈したと思います。それでも現時点で支持政党をあげるとしたら、皆さんはどこを選びますか。それとも政界大再編が必要でしょうか。
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