イー・ウーマン（ewoman）

ウイルス対策導入中です。（yuk-hat・埼玉県・35）

私の会社ではコロナウイルス対策として現時点で時差出勤や在宅勤務（上限なし）を推奨しており、今後、従業員で感染が認められれば、一斉の在宅勤務を検討されています。会社としては2年くらい前から導入されており、週1〜3日の在宅勤務を上司が承認します。ただし、在宅勤務のルールを守っていないと判断される場合には、利用日数の上限が減らされたり、利用不可となる場合があります。良い成果や生産性の向上につながる働きやすい制度となるよう試行錯誤されています。

スモールトライ→検証→拡大（ナカサワ・東京都・50）

まずは仕事の棚卸。絶対テレワークできないと思い込まずに、月１回分でも半日分でも職場以外で出来る仕事を切り出してみます。できる人、できる部署からスモールトライして、何が足りないか？不便なのか？を丁寧に検証し、一つ一つ対応して成功例を増やしていきました。また今回のコロナ対策のような時は別ですが、テレワークは選択肢の一つで、絶対ではないと思います。出社した方が効率良いと思う人の自由も残すことが、大人数に受け入れられるポイントかと思いました。

会社の方針として進める！（フラットさん・46）

在宅勤務が進んでいる理由は、１）一時的な対応としながらも会社の方針として決めたこと、２）グローバル化が進む中で、電話会議を活用し始めていたことの２点が大きいです。真面目に働いているか？は、在宅に限らず会社でも同じ。在宅勤務に反対派もいますが、サイレントYes!で、声は大きくないけれど、賛成派・推進派はいるので、強制力が働いている今、多くの人が参加するトライアルとして、私たちの会社の壁を超えるための課題を見つけ、壁を超えるチャンスにしたいです。

在宅勤務は難しいですが（パフィンドーナッツ・埼玉県・51）

業務内容から在宅勤務は難しいのですが、緊急時の対応・対策について企業としての取り組みは早くから動いています。上司の意識が高い為、日頃から発信をしてくださるので、自分でできる事はしよう、無理はしないなどどう対応してゆくべきかはっきりしているのでとてもやりやすいです。

経営の重要課題（DiamondBar・東京都・51）

私の会社の場合、壁は「利用を促進」です。議長のコメントにもあったように、制度は作ったものの福利厚生の一環で一部の人の利用に限られています。この壁を乗り越えるには、まずやってみること、いきなり100％を求めないことかと思います。できない理由を探すのではなく、やってみてどうやったらできるかをみんなで考えていくのがいいと思います。ビルに入れなくなるリスクもあり、事業をどうやって継続させるかを経営の重要課題として取り組む必要があると考えます。

日頃できないことをする（blueberry53・大阪府・63）

かつて、時間外をしてそれまで貯まっていたノウハウを整理し、多くの方が利用しやすく効果的なものをつくったことがあります。大変でしたが、後にでも残り、役立つものをと思い、無理をしました。今回の新型コロナウィルスにより在宅勤務を余儀なくされていた場合に、本来業務が十分にできなくても「次に備えるために、今、できることをする」という方法もあります。便宜的な措置ではありますが、テレワークではそんなことも可能ではないかと思います。

仕事柄できていません。（marco302・海外・その他・48）

在宅勤務は理想ですが、全労働者すべてが在宅勤務できる世界は存在せず、対応できない場合いかに対応できるシステムを構築するかもこのような状況では重要だと思う。中国がいい例で、労働集約型製造業者が機能しなくなったため世界経済に影響を及ぼしている。私もベトナムの製造業工場代表として、どのように感染を防ぐのか対応を迫られています。在宅勤務ができる職種であれば大いに在宅を奨励していくべし。あとは、自身の健康管理（睡眠、食事、運動）につきますね。

業務外の生産性（真打ち・栃木県・50）

整骨院という特性上、在宅業務は難しい。しかし、電車通勤だったら細心の注意を払う移動で疲労困憊し、在宅の利点を噛みしめただろう。一部の学校では、卒業式に保護者を呼ばず、学生と職員で執り行い、保護者はネットで見る措置を取ったそうだ。又、ある会社では、スカイプを使用した飲み会を実施したという。新型肺炎を機に『中止せず いかに物事を進めるか』に注力した、在宅の新たな側面を知った。テレワークを導入する企業も、さらに増えるものと私は思う。

現状は難しいですが（まうやん・東京都・48）

病院は外来と病棟、そしてその他部署がありますが、いずれにしても「対患者」「対検体」で働くために病院に行かなければ現状は休業状態です。私の場合はとにかく使用する装置自体が職場にあり、人の手を必要とするのですが、それでも昨年新型の装置を導入し、機械がある程度は自動で働いてくれるために以前よりは休日出勤が減りました。AI機能の充実や機械の発展により、今後は「対患者」ではなければ出勤を減らすことは可能と考えています。

関係者全ての健康管理の徹底。（じゃすみん・東京都・53）

通所介護の現場ではいつもと変わらない日常となっています。普段から行っている健康管理の徹底、手洗いうがいなどの励行、室内の換気に努めるという事で対応しています。職員とその家族やご利用者様のご家族、出入りの業者、関係機関、その全てが万全の体制を維持してゆくこと、そこに全ては委ねられているのかなと思います。その何処かが崩れたら一体どうなるのでしょう。せめて日々の活動を笑顔で元気に行なって、ご利用者様含めて免疫力を高めてゆくという事で壁を乗り越えてゆきたいです。

介護施設での対応（サチコ・41）

介護業界に勤務しております。24時間365日のシフト勤務の部門もあります。当社には、在宅勤務の制度はございません。介護を必要とされるお客様へのケアサービスがお仕事になりますから、やはり在宅勤務はできない業種です。今回の対策としては、来訪者や、デイサービスご利用のお客様へは、ご自宅で（もしくは入館される前に）検温をして頂き、体調確認後に入館頂く、もちろん手洗い、消毒、マスクの着用依頼をしております。

本日の日経新聞朝刊には、「在宅勤務5割」というタイトルの記事がありました。
　→主要企業で返答があった136社の『46%』
　
新型コロナウイルス対策として「在宅勤務」を実施する企業が、急激に増えています。そして、27日の総理からの「全国の小中学校・高校に臨時休校要請」で、さらにその動きが加速すると思います。

イー・ウーマンのピアにも、お子さんが自宅にいることになり、仕事をどうしようかと悩んでおられる方が多いのではと思います。

もちろん「休む」というのも選択肢ですが、長期になることが予想されます。在宅勤務が可能な方は実施し、そうでない方も会社に「自宅で仕事をさせてほしい」と声を出してください。

「ウチは難しい」「急にはできない」という返事があったしても、今の非常時であること、自分としては、休むのではなく仕事をしたいという前向きな気持ちを伝えつつ、自ら「具体的な方法」を提案してください。

昨日、私も思い立って、Youtubeでひとりライブ配信をしました。なぜ「ひとり」かというと、社員は全員在宅勤務だからです。良かったら参考にしてください。
【緊急】新型コロナウイルス対策としての在宅勤務ノウハウ　
(本日は、具体的な方法を配信予定です)

以下、ピアの皆さんからいただいたご意見とアイデアをまとめました。

■新型コロナウイルス対策として、働く立場からの提案

会社が時差出勤や在宅勤務（上限なし）を推奨し、一斉の在宅勤務も検討中というyuk-haさん（埼玉県）。2年前から導入し、生産性の向上につながるよう試行錯誤されてきた成果ですね!

スモールトライ→検証→拡大を進めてきたというナカサワさん（東京都）。素晴らしいですね。また、「テレワークは選択肢の一つで、絶対ではない」というご意見、実は、私も賛成です。『テレワークは、その人がその時に、一番パフォーマンス良く働ける働き方』。また、『会わないで仕事ができる働き方ではなく、会えない時期があるからこそ、会うことを大切にするテレワーク』であってほしい、と講演などで話をしています。

今回のことを、壁を超えるための課題を見つけ、壁を超えるチャンスにしたいというフラットさん（神奈川県）さん。働く立場からは、「会社の方針」としてもらえること、重要ですね。頑張ってください。

在宅勤務は難しいが、緊急時の対応・対策について会社が取り組んでいることで、やりやすいという、パフィンドーナッツさん（埼玉県）。非常時こそ、日ごろからの会社の姿勢、発信力が、社員の気持ちの安心にもつながりますね。

「利用を促進」の壁を乗り越えるには、いきなり100％を求めず、まずやってみること、という、DiamondBarさん（東京都）。はい、おっしゃる通り、「どうやったらできるかをみんなで考えていく」ことが重要ですね。そして、経営の重要課題として取り組むことも必要です。

在宅勤務で本来業務が十分にできなくても「次に備えるために、今、できることをする」という、blueberry53さん（大阪府）。その通りですよね! 「できない、できない」ではなく、これを前向きに考えて行動したいですね。

■テレワークできない職種でも「壁」を乗り越える提案

工場など在宅勤務できない人は、感染対策として、自身の健康管理（睡眠、食事、運動）につきるという、ベトナムの製造業工場代表のmarco302さん(海外）。そして、おっしゃるように、現場での対応可能なシステムをどう構築するか、を検討する機会にすることが重要ですね。

AI技術の活用により、今後は「対患者」ではなければ出勤を減らすことは可能という、病院勤務のまうやんさん（東京都）。そうなんです。テクノロジーは進化しています。対面業務だからダメではなく、遠隔でも対面に近いことが可能になれば、「診察」という行為も、(今回のようなケースでは)安全に実施できるかもしれません。

関係者全ての健康管理の徹底と免疫力を高めること、という通所介護の現場で働くじゃすみん（東京都）さん。
24時間365日のシフト勤務の部門もあり、在宅勤務は難しい介護業界で働くサチコ（東京都）さんも、検温・手洗い・消毒・マスクの着用といった対策が、今は、現実的です。
でも、『中止せず いかに物事を進めるか』という側面を知った、整骨院で働く真打ち（栃木県）さんのご意見にもあるよう、最新のテクノロジーを活用し、知恵を絞ることで、これからの医療・介護の現場も、変わっていくかもしれません。

この円卓会議も最後になりました。開催中に、国の基本方針の発表、大型イベントの自粛要請、経団連への在宅勤務要請、そして、小中校の臨時休校要請と、さまざまなことが発生する中での、たくさんの生の声。本当にありがとうございました。

最後になりますが、「テクノロジーが進化すれば、テレワーク可能な業種が増える」ことをお伝えするために、動画をご案内させていただきます。

これは、6年前のMITの研究動画です。このテクノロジーはさらに進化していることでしょう。呼び先にセンサーがつき、もっと細かい動きができるようになれば、マッサージ師の方もテレワークできる時代が来るのではないか、と想像してしまいます。
→　Amazing Technology Invented By MIT Tangible Media YouTube


★田澤議長の過去の円卓会議より
・「テレワーク・デイズ」って知ってますか？
・テレワーク、あなたの生産性上がりますか？
・在宅勤務、したいですか？

• 2020.02.28
• 田澤由利 （株）ワイズスタッフ代表取締役、（株）テレワークマネジメント代表取締役