イー・ウーマン（ewoman）

イベントで知りました（パフィンドーナッツ・埼玉県・51）

某出版社主催のWOMAN　EXPOのセッションで初めて知りました。ですので知ったのは３か月ぐらい前、ごく最近知りました。しかし、内容は自分には関係ないな…と思いましたが、若い世代にはとても画期的な内容だと思いました。上手く活用することによりより女性が健康的に活躍できるようになるのではないかと思います。

包括的な管理（真打ち・栃木県・50）

初めて知ったのはテレビ報道だ。多忙や無症状で病気の発覚が遅れるなど、従来の課題が包括的に進展へ向かうような、勢いを感じた事を憶えている。また、参加はしていないが、昨年に開催された有料イベントは、(月) 19:40 ～ 22:00という、参加しやすい日時設定にも、(当然とは思うが)配慮を感じた。普段の体調管理は、治療が必要になった時以上に、その意識を根付かせることが難しい。だからこそ『手軽さが仕組みの軸』である事が重要だと、私は思う。

IT化による効果を示す（yuk-hat・埼玉県・35）

フェムテックという言葉は初めて聞きましたが、私は臨床試験に関わる仕事をしているため、デジタルセラピューティクスについて昨年から大変注目しています。医学系の学会でも、医療におけるIT化の研究報告が増えており、IT業界が医療に進出していることを実感しています。ヘルステックについてもっと知りたいです。IT化によりどんな効果（疾患の治療、病気の予防、医療費の削減、健康寿命の延長…）が得られるのか、ちゃんとエビデンスを示していくことも大事だと思います。

不妊治療の業界にいますが（まうやん・東京都・48）

私は不妊治療（生殖医療）に携わる仕事をしておりますが、今回、フェムテックという言葉は初めて聞きました。月経周期に伴う様々なアプリや、クリニックと連動して妊活を助けるアプリがあることは知っています。でもまだ多くに広まっている気はしません。女性の医療ということであれば、できれば初経から妊活、そして更年期、閉経までを網羅するものがあって欲しいと思います。

使ってたかも（もろりん・福岡県・48）

フェムテックという言葉は知りませんでしたが、議長の挙げていた例からすると該当するのかな？と思うのが、妊活していたころ利用していたウーマンコムです。朝の体温をメールすると基礎体温表として管理してくれます。追加情報を入れられたり、バイオリズム？を見られたり、表をダウンロードでき、当時は重宝していました。

知りませんでしたが（ナカサワ・東京都・50）

フェムテックという言葉は知りませんでしたが、月経周期を記録するアプリは2年ほど前から使っていました。これもフェムテックでしたね。

初めて聞きました･･･（めぐっち・50）

30数年前は基礎体温計を購入した際に同封されている、グラフをコピーして再利用していました。なんと地道な作業だったことでしょう。その後は生理日管理の「ルナルナ」を使っていました。今後、女性の健康について女性自身だけではなく社会全体で知識と理解が深まるといいですね。

知りませんでした（Tosuku・東京都・59）

フェムテック、初めて聞きました。女性とテクノロジーとは、考えたことが特にありませんでした。今後の議論の展開に興味を持っています。

　皆さん、ご自身の知識や体験を共有いただき有難うございました！
私が開催してきたセミナーでは一人一人の方とゆっくりお話する時間が限られているため、皆さんからご自身の経験に基づく建設的なご意見を伺うことができ、光栄です。

　フェムテック(Femtech)という言葉をご存知の方は1割程度と少ないようですが、イエス、ノーに関わらず、フェムテックへの関心の高さを窺うことができました。
めぐっちさん、ナカサワさん、もろりんさん、まうやんさんのように、「言葉を知らなかったけれど、月経周期管理アプリなどを使っていた」という声が多いです。

　まず始めに、yuk-hatさんから、「ヘルステック(ヘルスケア×IT)についてもっと知りたい」というお声を頂いたので簡単にお話します。
イメージが湧くように、JETROの発表している高額資金調達に成功した米国ヘルステックのスタートアップ上位の企業の中から2社ご紹介します。

 1位のペロトンは革新的フィットネスビジネスとして注目されていて、独自開発されたタッチパネル式画面が取り付けられた家庭用エアロバイクで、世界最高クラスのインストラクターのセッションがライブ配信されるので、自宅にいながらジムセッションを受け、自分の活動量データを管理することができます。

 5位の23andMeのバイオテック企業は、Google創業者の妻であるアン・ウォイッキ氏が創設者の一人であることでも有名で、D2C (消費者直送型) の遺伝子検査キットを販売し、将来的には創薬も目指しています。

　さて、本題のフェムテックの事例をいくつかご紹介します。

 50歳のパフィンドーナッツさんが、
「（イベントで知り）内容は自分には関係ないな…と思いましたが、若い世代にはとても画期的な内容だと思いました。」
と投稿されており、
不妊治療の業界にいるという、まうやんさんは
「初経から妊活、そして更年期、閉経までを網羅するものがあって欲しい」
と投稿されています。

　まさに欧米のスタートアップは、まうやんさんが指摘されるような、月経管理から閉経まで幅広い領域をカバーしていて、2018年に約550億円超の投資額が集まり、こうしたサービスの開発は加速化しています。もちろん、パフィンドーナッツさんの世代の健康管理も含まれています。

 　例えば、オーガニック素材のみを用いた生理ナプキンの定額サービスを提供する企業を含んだ生理用品関連、産後の膣周辺筋力を鍛えるIoTデバイス開発販売をする企業のようなプレイヤーが存在する膣領域、月経周期管理関連、閉経関連、がん疾患関連、母乳を出張先まで宅配するサービスや女性特化型オンライン診療を展開する企業のようなスタートアップが多数いる産婦人科診療領域、法人向け不妊治療福利厚生サービスを展開する企業を含めた妊娠領域など多岐に渡ります。

　このように、フェムテックの進化によって日頃の健康に関する困りごとが解決されたり、より快適に健康管理をしていくことが可能となります。そこで皆さんに伺います。皆さんは、日頃の生活で、どんな健康問題にお困りですか？　または、不便だなと感じていますか？
「フェムテック」を知っているかどうかお答えの上、是非色々なご意見をお聞かせください。


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• 2020.01.13
• 竹之下千尋 一般社団法人国際ヘルステック協会代表理事・Healthtech Women Japan代表/一般社団法人ヘルス・アンド・ウェルビーイング・アライアンス理事・Womb Business Incubator Co-founder/日本臓器製薬株式会社海外事業本部企画部部長