働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3331 開催期間 2015年02月27日- 03月06日
多岐に渡る投稿をありがとうございます。「女性だからこそ、の意識で」(いのくちさん)、「多様な働き方への理解とフレキシブルな対応を」(Piwoさん)、「多様性を受け入れる懐の深い上司や先輩がいる職場を」(ポーチュラカさん)など、自分らしい働き方のできる環境を求める声が多いですね。「管理職の女性の割合を○%にするというような目標には危惧がある」(四葉のクローバーさん)、「『女性!女性』に違和感」(ココナツママさん)という意見もありますが、ココナツママさんは「しかしながら、そうしていかないと活躍の場が狭められてしまうのも現実」とも続けています。 banana5さんのご指摘の通り、「トップの本気度と見える化が不可欠」ですね。国連は、女子差別撤廃条約を含め、様々な人権条約を加盟国が採択する場でもあり、自ずとダイバーシティーの推進やジェンダー平等に熱心ですが、それに加えてパン・ギムン事務総長自身が非常に意欲的なんです。 国連は加盟国から、国連で働く職員の男女の比率について、あらゆるレベルで50:50の完全平等を実現することを繰り返し求められています。「今のままのスピードでは、課長職レベルで男女比を50:50にするのに2120年まで待たなければならない」として女性の登用を意識的に進め、今や彼を補佐する特別顧問は女性の方が人数が多くなりました。私のすぐ上の上司はアメリカ人のジャーナリスト出身の母親ですし、もう一つ上の上司にあたる広報担当の事務次長も、スペイン出身の女性で2児のお母さんなんですよ。 やはりランクが上になるにつれて女性の比率が低くなっているため、いろいろと工夫があります。部長級のポジションでの採用では、最終選考の候補のうち少なくとも一人は女性でなければならない、というのが原則になっています。さらに選考を決める段階では、その部局の職員の男女比率に関する情報を添えなければなりません。 加えて、子育てや介護などの家庭の事情に従って働きやすいように、フレックス・タイム制度やインターネットを活用して自宅から勤務するテレコミューティング制度、父親の育児休職制度、勤務時間中に授乳タイムを取れる制度などが導入されています。女性だけでなく、男性も含め、あらゆる職員にとって自分らしく働きやすい環境を目指しているとも言えるでしょう。 そして、ここが大切なところですが、女性職員の比率やこうした制度の実施状況について、加盟国に対して報告することが求められます。つまり、説明責任があるわけです。報告する義務を負うことで、掛け声倒れに終わらず、少しずつではありますが、着実に結果を出すことにつながっているでしょう。日頃からどんなサポートがあったら助かるか、職員一人ひとりが自分事として考えて意見交換していることが、こうした制度の導入に結びついているのだと思います。 そこで皆さんにお聞きします。あなたは職場やあなたのまわりで、ジェンダー平等につながることとしてどんなことを心がけたり、行動したりしていますか? YESの方も、NOの方も、どうぞご意見をお聞かせください。★根本議長の過去の円卓会議より・グローバルな課題、関わっていますか?・国際女性の日、知っていましたか?・国連で働いてみたいと、思ったことありますか?
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