働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
働く人の円卓会議への投稿を通じて、自らの経験や意見を分ち合い、他の参加者 の選択肢や 視野を広げることに貢献した投稿をイー・ウーマンピアの投票により 選び、 5名の仲間に贈られるアワードです。
「日本企業」と聞いて私がイメージするのは、黒のスーツを着た中年の男性が会議する様子。今も昔も変わらない。その点で、日本企業における女性の社会進出はあまり進んでいないように感じる。しかしそれには、企業だけでなく女性にも責任があると思う。実際に、生徒会で調べた所、学内の半数以上の女子が「将来は働かず結婚して子育てをしたい」と答えた。進出を望まない女性が増えるほどチャンスが減ることになるのはもったいない。学生こそ、強い意志を持って動きたいと思う。
暗黙の了解でもなく、一方的で都合の良い解釈ではなく、「同意」。これも思いやりの一種です。毎日を大学生とともに過ごす私のところには恋愛相談も。私が諭していることは「不安な思いをさせる誰かではなく、自分を大切にしてくれる誰かと出会わないと!」「不安、危険を感じたら逃げる勇気を持つ」「本当に好きなら優しさを注ぐ」「心も体も傷つけてはいけない」目に見えないほど小さな行いですがこういう働きかけの積み重ねが実りを結ぶかもしれない、と信じて私は学生に言い聞かせています。
私の会社も女性の管理職や育休、国籍、年齢、コアタイム、在宅など様々取り入れていて一見意識が高そうに見えますが、「様々な視点で議論し、良い成果を出す」という次元にはたどり着いていません。ダイバーシティを高める目的を社員へ十分示せていないのではと思います。組織が大きくなる中で、上記制度を働きやすさとして受け取るだけで、意見は誰かが言ってくれる、決めてくれると思っている人も増えています。自分の視点を発言する、パフォーマンスを高める意識づけも必要だと思っています。
私は男性です。女性に怒られるかもしれませんが、私は男性の方が優位という意識を潜在的に持っています。おそらく昔ながらの両親に育てられたことや受けてきた教育が影響していると思います。男女平等と言いながら男女間に格差があることに問題意識を持っている人は、私の周囲にはいませんでした。ジャンダー・ギャップ指数114位を改善するために、私は周囲の男性に格差は大きな問題であることを伝えて理解者を増やすとともに、活躍したい女性を積極的に応援する努力をしていきます。
残業や休日出勤をはじめ、会社が要求する滅私奉公的働き方ができないと評価されない。それが前提であれば、上の役職を受けられないと積極的になれない女性たちは私の周りにも多い。今は育児や介護で働き方が制限される男性も増え、少しずつ変わってきたがまだまだ。物流業は職場にいないと仕事にならないので難しい部分があるが、定時間でどれだけの成果を出せるかを平等に見ることができれば女性が働きやすくなると思います。