働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
働く人の円卓会議への投稿を通じて、自らの経験や意見を分ち合い、他の参加者 の選択肢や 視野を広げることに貢献した投稿をイー・ウーマンピアの投票により 選び、 5名の仲間に贈られるアワードです。
暗黙の了解でもなく、一方的で都合の良い解釈ではなく、「同意」。これも思いやりの一種です。毎日を大学生とともに過ごす私のところには恋愛相談も。私が諭していることは「不安な思いをさせる誰かではなく、自分を大切にしてくれる誰かと出会わないと!」「不安、危険を感じたら逃げる勇気を持つ」「本当に好きなら優しさを注ぐ」「心も体も傷つけてはいけない」目に見えないほど小さな行いですがこういう働きかけの積み重ねが実りを結ぶかもしれない、と信じて私は学生に言い聞かせています。
私は、競技者たちは決して国同士のいざこざによる被害を受けてはならないと思う。そもそも五輪とは、スポーツを人間の調和のとれた発育に役立てることが目的。仲良く平和に社会問題を解決するための、接待の場ではない。人間の尊厳を保ち、平和な社会の確立を奨励するはずのオリンピックが、朝鮮半島の国交問題の解決に関与することはない。いや、してはならないと考える。
多様な人物の集まりで社会が成り立っていることを小学生から教育する。LGBTそのものを教えることも必要だが、必ず「それに括れない人も存在する」ことをセットで伝える必要があると思う。私は、いじめを含む全ての人権問題は多様性や個々の存在価値を認めていないことによるものと考え、自分の子どもたちにもよく話している。そしてなにより、皆がほぼ同じ価値観、レールを歩いてきた今の年配の方々にも多様性の教育が必要!他の権利と同じように定着には長い年月がかかると思う。
息子の友人の複数はゲイだ。本人が隠さずにいた影響なのか、友人間の差別はない。しかし、2015年の調査結果(日本でLGBTに該当する人は7.6%(=13人に1人)を話すと驚き「そんなにいるの?クラスに何人かは居る計算だね」と言った。息子にも意外だった数字は、もはやLGBTを対岸の火事と捉えている場合ではない事を意味するのでは。地方でも理解の風土を築くべく、講演会は学校関係者を始め100人の出席を見込み、今秋までに実現する計画で、結果もここで報告する。
私は男性です。女性に怒られるかもしれませんが、私は男性の方が優位という意識を潜在的に持っています。おそらく昔ながらの両親に育てられたことや受けてきた教育が影響していると思います。男女平等と言いながら男女間に格差があることに問題意識を持っている人は、私の周囲にはいませんでした。ジャンダー・ギャップ指数114位を改善するために、私は周囲の男性に格差は大きな問題であることを伝えて理解者を増やすとともに、活躍したい女性を積極的に応援する努力をしていきます。
お年寄りが自らIT危機を駆使して在宅医療を受けるのは難しいと思いますが、介護する家族が手伝うことで可能だと思います。なによりも送迎の負担がなくなるだけで自由な時間が増えます。仕事と育児をしている人にとっても、家に居ながら診察を受けられるのはメリットが大きいと思います。単なる便利な仕組みではなく、介護や育児の支援にもつながる仕組みだと考えます。
電機製造メーカーの貿易管理課で関税評価を担当しています。法的に正しい輸入税を計算する仕事です。この仕事を社内基幹システムと融合させて社内業務を自動化し、他の製造メーカーにもシステムを販売する事業を夢想しています。社内で子会社を起業し、会社には現在の業務とは異なる収入、私自身は副収入を得ることができないか、少しずつ具体的に夢想中です。
私は、人を「イスラム教徒」というカテゴリーに押し込んでレッテルを貼る前に、その人を「個人」として見ることが非常に重要だと思います。その人にとってのハラールが何なのかは、人間関係を創り上げていく過程で知っていけばいいことだと思います。人間を「理解の対象」として見るのではなく、自分の信念や信仰も共有しながら「お互いを知り合う存在」として関係を築き上げていくことが大事だと痛感しています。
「日本企業」と聞いて私がイメージするのは、黒のスーツを着た中年の男性が会議する様子。今も昔も変わらない。その点で、日本企業における女性の社会進出はあまり進んでいないように感じる。しかしそれには、企業だけでなく女性にも責任があると思う。実際に、生徒会で調べた所、学内の半数以上の女子が「将来は働かず結婚して子育てをしたい」と答えた。進出を望まない女性が増えるほどチャンスが減ることになるのはもったいない。学生こそ、強い意志を持って動きたいと思う。
粉ミルクだと、母体の健康状態に左右されない、健康面でのいい影響もあるという意味でYESにしました。第一子の時、夜間の頻乳で疲れ果てている時、粉ミルクを使えばいいから、と自身の母親世代から言われ、ほっとして粉ミルクを使えた経験があります。新米母は、頑張ろうとするお母さんがとても多いですが、人工乳の使い分けに関しては、妊婦さん、新米お母さんだけでなく、幅広い世代(特に上)への説明も有効だと思います。
様々なアンケート、調査から病院の問診に至るまで、現在は男か女かを選び区別するものがとても多いと思います。もちろん、生物学的な男性か女性かでホルモンや基準値などが異なるので医療では「生まれた時の性」は必要だと思いますが、アンケートなどは必要なのかな?と思う事もしばしばあります。バイアスをかけるためには必要なのかもしれませんが、今後は性別を選ぶこともなくなればよいのになと思います。
窓口があり、相談しました。結果的には私が雇い止めを受け入れることでセクハラを手放しました。着任当初から「胸もお尻も触らせない女」という誹謗中傷に耐え、セクハラの恐怖に怯えながらの大学での仕事。学生バイトの採用試験で「セクシャルコンセント」のグループディスカッションをしてみる等の問題提起をして、大学生の意識に変化は見られたものの、私が受けたセクハラについて、大学は見て見ぬ振り。今後も泣き寝入りせず、嫌なことは嫌と伝える勇気を持ちたいです。
後輩が直属の上司からのセクハラを人事に訴えました。彼女の訴えがあったと知った他の女性たち2、3人も、同じ人にされたセクハラ・パワハラ事例を次々訴え、結局その上司は自主退職しました。以前にもその上司はセクハラで問題になっていたのですが、仕事で結果を出している人だったためか?一人の訴えではお咎めなしだったようです。残念なのは、最初に訴えた女性が直後に退職していること。自分も辞める位あの覚悟がないと、なかなか表沙汰にしにくい社風があります。
会社にテレワークの制度ができ、4月から月に3回程在宅勤務を開始。通勤時間の削減が一番のメリットで、時短勤務のため持ち帰りの仕事を深夜にしていたが通勤時間分で進められるので焦りが軽減された。気分の切り替えが難しい、業務内容によっては通信環境の問題で時間がかかるなどの課題はあるが、前者はお化粧をしてストレッチして仕事モードに入る工夫をしています。職場で人と働きたい人、黙々と作業したい時だけテレワークなど好み状況で選べると生産性は上がるのではないかと思います。
「スポーツはメディアである」との話を聞いて、妙に納得したことを覚えています。スポーツは声を代弁し、大きくすることができます。例えば、日韓問題。両国の友情も描けますし、対立を描くこともできます。類似の「スポ根」ドキュメンタリーを見て、指導者と選手の絆も描ければ、いきすぎた指導としてマイナスに描くこともできます。スポーツそれ自体に社会的な「何か」を探す視点もありますが、「スポーツにどんな社会的価値(メッセージ)を付与したいか?」という視点もあるなと思いました。
心の底に「差別感情」はないのか、という言葉にドキリとしました。時折、中国人は~、韓国人は~、などの表現でくくってしまう自分がいました。なんでこう思ってしまうのか。その国に生きているというだけで、その人の人となりを知らずに、周りの声に呑まれて賛同していただけのようにも思います。戦争や過去の歴史は関係なく、今や未来を生きるものとして自分が接して感じる想いを大切に向き合っていきたいです。
孤食にしていない理由は、家族(特に子どもたち)と一緒に食べるのはやはり楽しいからです。短い時間でも、子どもたちの様子を見、成長を感じることは、子どもを授かった親としての生き甲斐です。子どもたちが美味しそうに食事をしている姿を見ると、本当に嬉しくなるとともに、働く意味を強く感じます。
何よりも大切なのは、会社(組織)がハラスメントを許さないということを、トップ自らが示して、言い続けることだと思います。それが無いことには、力の強い人からの被害がなくなりませんし、他の対策も有名無実化してしまうからです。対策を進めていくには相談体制整備や研修などの啓発ももちろん不可欠ですが、きちんと対応することが担保されてこそだと思います。
コワーキングスペースもレンタルオフィスも利用経験ありです。安価であることが魅力的で利用開始しましたが、利用して感じたのは、あまり出会う機会のない方々と知り合えることが凄く魅力的だということです。様々な業種の方が出入りされていて、自分の世界観がガラリと変わりました。
残業や休日出勤をはじめ、会社が要求する滅私奉公的働き方ができないと評価されない。それが前提であれば、上の役職を受けられないと積極的になれない女性たちは私の周りにも多い。今は育児や介護で働き方が制限される男性も増え、少しずつ変わってきたがまだまだ。物流業は職場にいないと仕事にならないので難しい部分があるが、定時間でどれだけの成果を出せるかを平等に見ることができれば女性が働きやすくなると思います。
ビジネス上、宗教の基礎知識は必須ですが、深い知識となると、誰もが身に付けるべきとまでは言えないと思います。ただ、わたし自身は、宗教を含め、他者の価値観・文化的背景を知ることを重視しています。また、個人的な関心事項でもあります。学生時代には哲学として興味を持ち、成長すると、西欧芸術作品の理解のため聖書の知識を求めるようになりました。近年は、日本の宗教について、過度にタブー視されることなく、学究対象になってほしいという考えを持っています。
アンコンシャス・バイアスは、私は”人が持つ無意識の価値観”と思っています。そこには、良いもの=信念、美学、哲学的なものもあれば、悪いもの=壁、偏見、成長の足かせになるもの、偏見、固定観点、もあります。普通はどちらも持っている。でも無意識なので自覚がない。だからこそ、言葉にして向き合い、本当に”自分の哲学”として持ちたいものかどうか、検証する機会は重要だと考えています。一概に「アンコンシャス・バイアスは全て悪いもの」と思うのは違うのではないでしょうか?
"私はアンコンシャス・バイアスを""言葉の認識""に置き換えて考えてみて、悪いことではないと思いました。例えば、青色・藍色・紺色・水色などを私たちが区別出来るのはそのような言葉をもっているからで、blueを使う言語圏に生まれていたらそのように区別することは考えもしなかったかもしれません。同じように、人は""思い込み""があるという前提で、まずは""あなたのことを知りたい""という気持ちでコミュニケーションを取ることが大切だと、改めて感じました。"
電車の中で大きな声で泣く2歳くらいの子どもに母親が強く叱りつけ、子どもの腕をきつく掴み上げている場面に遭遇した際に、私が子どもに話しかけることで子どもが泣き止み、母親も笑顔になってホッとした経験がある。親子の困った状況に遭遇したとき、共に子育てする気持ちで周りの一人ひとりがどう解決するか考え行動することで、私たち自身もその親子と共に育ち、虐待のない社会に育つと思う。
IR施設自体も世界との競争ですので、魅力的な施設もコンテンツも、その地域の魅力と一体なったものという発想になると思います。また、IRのカジノや施設などへの来訪者の流れで周辺地域が潤うことへの期待もあるかもしれません。しかし、IRに人を呼ぶために地域があるのではなく、魅力ある地域に訪れた人が立ち寄れる場所である必要があります。その意味で、IRにある複合施設を中心として考えるのでなく、その地域をどのように本当に魅力ある地域にするかが問われるのだと思います。
私には安田さんが実際にどのようにして救出されたかは全く分かりません。でも、結果的に1人の日本国民の命を守れたことは本当に良かったと思います。テロリストは人の命を軽視し、時には公開処刑も辞さないグループです。公開処刑を許すと、ますます彼らに資金が集まることも考えられます。そのような人たちに、日本国はそれと同じ価値観では動かないということを示せたと思います。
政府は今回、身代金は払わない前提のもと、邦人保護のためにできることを行ったと思います。「自己責任」という言葉が独り歩きしていますが、安田さんも会見で「自己責任の行動と行政がどう対応するかは別」「本人がどういう人かによって行政の対応が変わるとなると、民主主義国家として非常に重大な問題」とおっしゃっています。安全な国に出かけていたとしても、事件に巻き込まれるリスクは少なからずあり、政府として保護する必要のある邦人を選別することはできず、してはいけないと考えます。
現行法でも損害賠償責任や刑事責任が問われ、セクハラは均等法の調停の対象にもなりますが、法でハラスメントを禁止したほうがわかりやすいのでYesとしました。ただ、法で禁止しただけでは不十分です。先日、「中学校の先生のいうことに逆らえない。皆あきらめている」という話をきいて、こういうところからハラスメントの土壌が作られていると思いました。子どもの時からおかしいことにおかしいと言う、大人はその意見を尊重するという姿勢を持たなければならないと思います。
法律が整備されたとしても、罰則の程度によっては、すぐに形骸化してしまうかもしれません。それでも、私は法整備は必要だと考えます。なぜなら、現状ではハラスメントそのものに気がついていない事も多く、どういったことがハラスメントなのか気がつくきっかけになる、議論を深めるきっかけになるのではと考えるからです。#WeTooの「すべてのハラスメントはつながっている」という言葉に共感します。まずはハラスメントに気付くことが重要だと思います。
私の会社も女性の管理職や育休、国籍、年齢、コアタイム、在宅など様々取り入れていて一見意識が高そうに見えますが、「様々な視点で議論し、良い成果を出す」という次元にはたどり着いていません。ダイバーシティを高める目的を社員へ十分示せていないのではと思います。組織が大きくなる中で、上記制度を働きやすさとして受け取るだけで、意見は誰かが言ってくれる、決めてくれると思っている人も増えています。自分の視点を発言する、パフォーマンスを高める意識づけも必要だと思っています。