イー・ウーマン（ewoman）

見直しました（ニッコー・東京都・43）

建設業です。近年増えている災害に少しでも対応できる力、自助だけでなく共助（地域の方の力になりたい）と、防災士を昨年度取得しました。BCPを見直し、食料、トイレ、毛布、電気、ソーラーパネルを備え、転倒防止対策も施しています。小さいですが防災拠点として、ご近所のスマホ充電などに対応していけたらと思っています。備えをきちんとして発災後、迅速にインフラ整備に対応出来る事は、建設業に対する安心感につながるのではと考えています。

食料品のストックを見直しました（ぺり・福岡県・40）

先日、コロナ陽性のため自宅療養をおこないました。日頃から食料品のストックはある程度していたのですが、体調が悪いときに食べられるものが少なく困りました。カレーやパスタソースなど味が濃いものは体が受け付けませんでした。おかゆやゼリー、スープなど食欲がないときにでもどうにか食べられるものがあると安心です。

飲料水、衛生品、防災用品の増備（やっちゃん２４・大阪府・53）

飲料水と非常食は備蓄していましたが、最近頻発する地震から巨大地震に備え、ウォーターサーバー用の水を非常用に使用できるキットを購入し、備蓄量も増加しました。次に簡易トイレと処分用キットも増備しました。ホイッスルをネックホルダーにつけていましたが、携帯電話ケースにもつけいつも持ち歩いています。

障がい者対応の見直し（真打ち・栃木県・52）

各自治体で防災訓練は定期的にあるが、自分の身は自分で守るとされているせいか、障がい者はごく身近な存在にも拘らず、対応が別枠のように感じる。サイレンが聴こえない、指示表示が見えない、歩行が困難など、自宅以外で一人でいる際に災害に見舞われた時は、家族や地域住民だけでは対応が困難だ。障がい者はどう周囲に助けを発信するのか、適切な誘導の仕方等、社会全体の共有情報として扱い、目に見えない部分だからこそ具体的な備えにして欲しい。

常に備える（留加・宮城県・58）

東日本大震災、10年以上経っても起こる、余震と思われる地震。そして、3月の震度6強の地震…常に備えておかなければと思っています。その日は今日かもしれないのですから。

持ち出しグッズにペット用品（DiamondBar・東京都・53）

持ち出しグッズを入れたリュックサックを備え、毎年3月頃に中味を見直しています。日付の古いものを消費に回し、新しいものを入れています。最近気にしているのはペットのご飯。家に留まるにせよ、避難所に行くにせよ人間のように食料が手に入るかわからないため、一定量を備蓄して、持ち出しリュックにも入れています。オフィスは昨年引っ越したのですが、災害対応についてビル管理会社の説明を受け、勤務者だけでなく、近隣の人たちも受け入れられる体制であることを学びました。

忙しくて、つい（coco1928・石川県・46）

仕事が忙しくて、つい、巨大地震への備えを怠っています。東京と石川の２拠点生活で、最近はどちらにいても地震に遭遇することが多くなってきたのに、それでも仕事に使う時間を優先してしまっています。

多くの皆さんが積極的に我が家の防災を見直されている、というメッセージを受け取りました。それらのメッセージを見ると、感染症の経験を踏まえて食料品備蓄を見直す（福岡のぺりさん）、多様化の時代に応じた形で障がい者対応を見直す（栃木の真打さん）、新たな技術を取り込んで装備を見直す（東京のニッコーさんや大阪のやっちゃん24さん）など、率先的な見直しが創造的な取り組みを生んでおり、とても参考になります。
 
こうした見直しの例を見ると、見直しを促す要因として、第1に大震災のリスクをわがこととして理解していること、第2にリスクを軽減するための知恵やノウハウを習得していることを、あげることができます。リスクを知るうえでは、我が家の耐震診断を家族みんなで行うことが欠かせません。ノウハウを習得するうえでは、ガイドブックなどの情報源にアクセスしてみることが欠かせません。
 
ところで、備えが十分にできていないのにかかわらず、見直しをされていない方がたくさんおられます。災害のリスクが日々進化している状況では、見直しをしないことは許されません。どうして見直しをしないのか、どうして見直しができないのかの原因を明らかにして、その克服をはかるようにしなければなりません。そこで、その克服の方向を見出すために、なぜ見直しをしないのか、どうすれば見直しが進むのかの、ご意見を伺えればと思います。
「巨大地震への備え、最近見直しましたか？」にYES／NOで投票のうえ、投稿をお寄せください。

• 2022.06.06
• 室﨑益輝 神戸大学名誉教授・兵庫県立大学名誉教授・減災環境デザイン室顧問