イー・ウーマン（ewoman）

一ノ蔵 無鑑査本醸造 超辛口（JIMA・神奈川県・44）

晩酌派のため、食事の邪魔をしない水のようなお酒が好きです。和洋中なんでも合います。昔このお酒を教えてくれたのはフランス料理店でした。それほど高くないので、一升瓶で買って、料理酒も兼ねています。四合瓶に移しておくと、使いやすいのでお薦めです。

酒は純米　燗ならなお良し（yukodeluxe・東京都・49）

上原浩さんの「純米酒を極める」という本を読んで以降、純米酒を選ぶようになりました。普段は常温で、冬場はぬるめの燗にして楽しんでいます。我が家では主人と結構な量を飲むので、リーズナブルな純米を一升瓶で常備しています。お気に入り銘柄は、一ノ蔵、会津ほまれ、十水、多満自慢、あたりでしょうか。それぞれの違いを食事とともに楽しんでいます。

思い出のお酒（Jerryb・東京都・53）

亡くなった父が教えてくれたのが「剣菱」でした。父が好きだった頃はずっと昔なので今と味は違うかもしれませんが、何かの機会につい選んでしまうことがあります。外で飲むときは、90mlグラスで出してくれるお店で友達と話しながらいろいろ試すのが好きです。最後はよくわからなくなってしまうのが残念ですが（笑）。

伏見の友人と日本酒（hiro2・61）

議長の質問で改めて気がついたのが学生時代の友人のこと。伏見に住んでいて日本酒に関わる仕事を自営でしている友人が二人、一人は立ち飲み屋、もうひとりは酒の器を扱っています。年に１度か２度しか訪ねられませんが、SNSなどで伏見にある酒蔵の蔵開きにはそれぞれ楽しそうな報告が上がります。ひとつ選ぶとすれば器屋をやっている友人のお店がその一角にある「神聖」。今年は中止になったという蔵開き、来年は訪ねたいです。

伊賀の酒（unagi・東京都・59）

パートナーの実家が伊賀です。今は亡き義父が日本酒好きで、結婚したばかりのころに地元の瀧自慢酒造「名張乙女」をすすめてくれました。後に田山花袋の小説から名付けられたと知りました。東京で出会った「而今」は、名張の木屋正酒造さんの傑作。若い杜氏の挑戦としてわりとよく知られているように思います。味としては名張乙女よりこちらのほうがすっきりしていて好きですが、甘目のお酒が好きだった義父を思い出し、久々に名張乙女も飲みたくなりました。

おいしい体験は貴重です（blueberry53・大阪府・63）

地元のお酒では呉春というのがあり、田舎の義父に手土産でよく持参し喜んでもらっていました。また、前から気になっているのは富山の銘酒米の芯です。名前だけで磨ききった感じがしています。ただ、私が最も印象深いのは、東京で働いている時、同僚が紹介してくれた越乃寒梅です。はじめてお酒のおいしさを知った気がしましたが、その感動は未だに残っており、私にとってはそれを超えるものにまだ出会っていません。

四季桜（真打ち・栃木県・50）

地元で造られているお酒で、容量も3種類(300ml～)から選べる。このお酒をお薦めする理由は、花見が困難な状況でも、国民を応援するかのように咲き誇る桜を思い出して頂ければと考えた為だ。呑めない私も、今回は少し調べる機会に恵まれ、背景にある造り手の思いや、脈々と継承される酒蔵の歴史に触れ、日本酒は日本の文化そのものだと感じた。

日本酒はお菓子にも合いますね（グッドラック・千葉県・50）

以前、日本酒とビターチョコレートを一緒に頂き、絶妙なハーモニーの意外性に驚いた記憶があります。洋菓子は組み合わせを選びそうですが、殆どの和菓子と日本酒は相性がよさそうです。そう考えると、日本酒を楽しめる時間帯は必ずしも夜だけではない、休日の日中にも江戸切子のおちょこに注いだ冷たい日本酒とおやつタイム、いいですね。平日のテレワーク中はさすがにご法度でしょうか…？

家飲みって痩せると思います（Mio・東京都・53）

夫婦二人です。家飲みします。普通のおかず（炒めた・焼いただけの簡単なおかず）を、一品づつ作っては、それだけ出して二人でつまみながら食べます。ご飯でおかずを並べて食べるより時間をかけて食べらるので、食べる量が減ります。時間をかけてゆっくりいただくので夫婦でのんびりと会話もできて楽しいです。そんな時、のんびり飲める日本酒は最適だと思います。

器で香りの立ち方が変わる（ナカサワ・東京都・50）

時々、同じ日本酒をいろいろな器で飲み比べてみることがあります。陶器やガラスのぐい呑み、フルートグラスなど、形が変わると香りの立ち方が変わって、同じ日本酒なのに違う印象になって面白いです。

お酒の地元の食材とお料理で（marco302・海外・その他・48）

さすがに海外なので地元の食材は手に入りづらいのですが、帰国時にはたいていの人が地元の名産を土産に持って帰ってきます。北海道の友達は鮭とば、神戸の友達はチーズ、新潟の人はイカの一夜干しなどなど、比較的日持ちのするお土産を酒の肴にしています。どうしても乾きもの、または炙るのものが多くなりますが日本酒好きにはそれで十分。酒どころ出身の私は、御猪口と徳利も持ち帰ってきて気分を上げています。

家ではお酒を飲みません（あきんぼ・東京都・53）

唯一の家族はアルコールをまったく受け付けない体質で、私も多少は飲めますが、好きで飲むというより、友人との付き合いのツールでしかないので家では全く飲みません。家にあるお酒は、料理用のペットボトル入り赤白ワインと紙パックの日本酒だけです。

皆様のコメントに励まされて、あっという間に最終日となりました。
今回も沢山の思いのこもった投稿をいただき有難うございました。
 
年に一度ほど、今回で３回、議長を務めさせていただきましたが、世界中がコロナウイルスで非常事態の最中に、皆様と日本酒について語り合えた事に感謝しています。
 
最後の問いかけは、皆様に「お酒の銘柄」と、引き続き「家飲みの楽しみを深める」アイデアをお願いしました。
 
YESの投稿をいただいた皆様には、そのお酒を選ばれた背景もご紹介いただき、投稿を読みながら、様々、その場面を想像いたしました。
大切な思い出、貴重な体験、日ごろの楽しみに日本酒が寄り添って皆様の人生の中にある事を感じました。
 
yukodeluxeさんとJIMAさんがご紹介くださった一ノ蔵さん、特に無鑑査本醸造は、IWCのアンバサダーをしている私にとってはとても思い出深い銘柄です。
2017年にグレートバリュー賞という１本（４合瓶）1,000円以下で大量に生産している銘柄の最高賞を受賞し、更にブルワリーオブザイヤー（年間最優秀賞酒蔵）という出品酒の受賞率で最高だったという賞も受賞されました。
ロンドンの授賞式の映像がありますのでご覧ください。
 
yukodeluxeさんにご紹介いただいた上原浩先生の「純米酒を極める」は日本酒愛好家のバイブルでは？　私も愛読させていただいています。
 
Jerrybさん、unagiさん、blueberry53さんがご家族との思い出の銘柄をご紹介くださいました。亡き人と楽しんだ銘柄は本当に特別なものですね。
 
体験としてグッドラックさんが日本酒とビターチョコレートの組み合わせをご紹介くださいました。もちろん、和菓子にはバッチリですし、スイーツとの組み合わせから日本酒の活躍の場が、必ずしも夜の時間帯ばかりではないという可能性をお示しいただきました。
 
ナカサワさんが酒器での飲み比べの楽しみを伝えてくださっていますが、例えばスパークリングのアルコール度数の低い日本酒をシャンパングラスでいただきながら、アップルパイ、チーズ、そしてチョコレートをアフタヌーンティタイムに楽しむのはいかがでしょうか？
 
そしてライフスタイルの中にしっかり日本酒が入っているMioさん、ご夫妻でゆっくりお話されながら日本酒を楽しんでいらっしゃるのは羨ましいですし、「痩せる」は素晴らしい情報ですね！
海外で、定期的に日本酒の会を開かれているというmarco302さんからは帰国されたご友人が日持ちするお酒の肴も持ってきてくださると書いてくださっています。本当に素敵なお集まりですね！
 
そして飲めないとおっしゃりながら、地元のお酒、四季桜さんをご紹介くださった真打ちさん、有難うございます！「今回は少し調べる機会に恵まれ」というのは外出自粛のためでしょうか？
これも今まではなかった出会いのきっかけと前向きに考えられればと思います。
 
NOと投稿くださった　あきんぼさん、唯一のご家族が全くアルコールが飲めない方でしたら「家飲み」はなかなかですよね。　NONアルコールの甘酒は、以前にも書いたのですが、夏の季語にもなっています。夏バテに効くくらい栄養がありますし、発酵食品なので腸の健康にも良いです。この時期、免疫を上げるのにいかがでしょうか？
 
 
最終日の問いかけは、皆様に銘柄を挙げていただき、この会議に参加してくださっている方々、興味を持ってくださっている方々に、その銘柄をご紹介したいと思っていました。
 
実際に私自身も知りたいと思っての事でしたが、ふと、皆様が投稿してくださった銘柄を見て一番喜ばれるのは、その蔵元さんご自身ではないか？と
 
夜中近くに思い立ち、皆さんがこちらでご紹介くださった中から知り合いの蔵元さんにご連絡差し上げましたら、メッセージを送ってくださいました。
 
本当に急な事にご対応いただき感謝、感謝です。
 
以下、業界の慣習で蔵の所在地の北から順番にご紹介しますね。
 
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
 
JIMA様
嬉しいお言葉！ありがとうございます。
日常の酒として、ご愛顧いただいておりますこと、本当に心強いです。
外出自粛の最中ながら、引き続き、生活に必需な品としていただけましたら幸いです。
yukodelax様
素敵な銘酒の数々とともに弊酒も挙げていただき、誠に光栄です！
ありがとうございます。
外出自粛の最中ながら、これからも御宅でのお食事とともにご愛顧いただけましたら、幸いです。
株式会社一ノ蔵　代表取締役社長　鈴木整
 
yukodeluxe 様
数ある蔵元の中から当蔵の名を挙げていただきまして、大変光栄に思っております。
当蔵の理念であります「喜びと安らぎ、そして感動を与えるものづくり」を念頭にこれからも精進して参りますので更なるご支援をお願い申し上げます。
大変困難な状況にありますが、こういう時に必ず思い出す名言があります。
それは、ロバート・ケネディのものです。
「国があなたのために何をしてくれるのかを問うのではなく、あなたが国のために何を成すことができるのかを問うて欲しい。」
大変胸にささります。
当蔵も、ご多分に漏れず大変な状況にありますが、なんとか踏ん張って参りますので、皆様もお体をご自愛いただき、日本酒をこれまで以上に楽しんで頂けましたら幸いです。
 ほまれ酒造株式会社　代表取締役社長　唐橋裕幸
 
真打ち様
宇都宮酒造杜氏の今井昌平でございます。
お薦めにお選びくださり誠にありがとうございます。
春のお花見はできませんでしたが、四季桜は4月上旬頃と10月末頃の年二回開花します。秋のお花見に向けて美味しい四季桜を醸して参りますので
今は家飲みでお楽しみいただければと思います。
宇都宮酒造株式会社
専務取締役杜氏 今井昌平
 
yukodeluxe様
お気に入り銘柄に入れていただき有難うございます。
平時より「食卓を陰で支える酒造り」をコンセプトとし、
日本酒が主役になるというよりは、お食事を引き立てたり、
お召し上がりになる時間が楽しいものになるように、と酒造りを行っております。
食事は生きるのに欠かせないこと。
今は苦難の時ですが、お食事の時間、晩酌の時間に、
少しでも安らぎや幸せを感じられるようお手伝いができればと願っております。
石川酒造株式会社　代表取締役社長　石川彌八郎
 
unagi様　　
名前あげて頂きありがとうございます　而今杜氏の大西です
外出自粛で家での楽しみは「食べる事と飲む事」
日本酒がお客様の癒しに役立てば幸いです。
　木屋正酒造合資会社　社長　杜氏　大西唯克
 
伏見の街の良さを感じて頂けるように毎年蔵開きを開催しております。
良い街ですので伏見を堪能しにお越し頂き「神聖」を味わいください。
hiro2様　またの機会に是非お立ち寄りください。
株式会社山本本家　11代　山本源兵衞
 
Jerryb　様
代々にわたりご愛飲いただきありがとうございます。
当蔵は「止まった時計でいろ」を家訓に
変わらない味を後世に伝えることをモットーとしております。
お酒を飲んだりしながらお父様のことを
思い出してただき、お酒を通じてお父様のことが
思い出として生き続いていただければ、我々も大変うれしいです。
お客様に少しでも日常を味わっていただけるように。そして早く本当の日常が戻ることを信じて
剣菱酒造株式会社　代表取締役社長　白樫　政孝
 
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
 
多くの蔵元さんにコメントをいただき、最終回に文字通り華を添えていただきました。
心から感謝致します。
 
何世代にも渡って家業の酒造りを守ってこられた蔵元さん方に、今回の危機も乗り越えていっていただきたいと心から願っています。
 
ここで、更に、もう一つ、是非ご紹介したい事があります。
昨日、日本酒の主管である国税庁が在庫酒類の持ち帰り用販売（テイクアウト）等をしたい料飲店に期間限定の小売り免許の付与を開始しています。
　コロナウイルスで大変な状況にある飲食店にも、飲食店にお酒を卸している酒造さん方にも朗報です。
この国税庁の迅速さに感動しています。
　今までの投稿で、「テイクアウトを始めた飲食店でお料理をテイクアウトして普段は家で食べられないメニューを楽しんでいる」

• 2020.04.10
• 平出淑恵 株式会社コーポ・サチ 代表取締役