イー・ウーマン（ewoman）

人の思いやりに救われている（えこりん・神奈川県・44）

一斉休校の代わりにオンライン教育が脚光を浴びているが、昼間独りで過ごす小学生に適していると私は思えない。独りでパスワード入力も四苦八苦、機械が上手く作動しない時には対応できないし、小さい画面での授業は分かり難い。そんな中、小学校の先生が休校中に家庭訪問に回ってきてくれ、子どもと対話し、不安を和らげてくれた。私の希望はオンラインではなく学校の教室で、1/3程度の少人数でシフトを組み、席の間隔を空けて授業するなど工夫して学習の場を設けて欲しいと思っている。

暇＝着想のチャンス（Coco Bennie・広島県・51）

同級生の子どもたちのお相手。子どもを預かるだけなら特別ではないのですが、時間があるので、過日、7歳児の話をとことん聴きました。「白雪姫は毒りんごで殺されたことになっているけど、実はりんごは喉に引っかかって息が止まっていただけ！王子が抱き起こして蘇生した！」学校や習い事がない今だからこそ子どもたちの自由な着想に耳を傾けられました。着想を肯定的に聞いてくれる大人がそばにいること、大人も真摯に聴くこと、その両輪がとても大事だと気付きました。

心の換気（真打ち・栃木県・50）

ストレスも新型肺炎も、目には見えず忍び寄る点で一致していると気付いた。私は普段から、ストレス化しそうな外部からの言動などを、心の深部で抱えず、部屋の換気同様、常に心を起伏の少ない状態に保つ工夫をしている。本日付の新聞に、子どもが楽しめるホットプレートでの調理法が出ていた。休校措置とストレスの軽減は併行課題であり、親のストレスの度合いは子どもへの接し方と密接に関連していると痛感した。

不安を共有する（Jerryb・東京都・53）

ちょうど水曜朝のNHKで子どもの不安を共有しようという内容が放送されていました。でも共働きで予定外の休校は災難でしかなかったフルタイム勤務当時、そんな余裕がなかったことを思い出します...。親の不安が子に伝染するので、まずは親への対処が必要。経済不安や安全への不安などの中には大人同士で話し合うことで軽くなるものもあると思います。そういった場を広げていきたいです。

親子兄弟姉妹の関係を見直す？（marco302・海外・その他・48）

ベトナムに在住しています。旧正月明けから高校まで休校。つい先週4月5日まで延期されました。その期間2カ月。ベトナムは日本以上に共働き率が高いのですが、この期間休校してもやっていけるのはご両親や兄弟が子どもの面倒を見てくれるから。社内でもフレックス制や有給取得を奨励していますが取る人は限られています。彼らに見習い、ご両親だけでなく、兄弟姉妹との距離を縮めお互いに頼りあってみるのも手かも。なりふり構っている場合じゃないですね。

日頃の生活の大切さ（パフィンドーナッツ・埼玉県・51）

子どもがいない為、親子ストレスの大変さを想像しか出来ません。夫婦でさえなかなか理解が難しくストレスがあります。子どもとなれば色々な確執、ジェネレーションギャプ等々本当に複雑な要因が絡まり合うので難しいと思います。今回の様な特別な事態となり問題として取り上げられていますが、何事も日頃から良好な関係作りをしておく事が大切なのだと思いました。（夫婦間での感覚です恐縮ですが）非常時でも、変わらない生活を送る為に。

たくさんの投票と投稿をありがとうございます。期待を込めてのYESの投票や投稿が8割前後を行ったり来たりしていますね。

新型コロナウィルスにより、海外でも休校が問題になっています。
ベトナム在住のmarco302さんのところは、2カ月間の休校になっているそうです。「ベトナムは日本以上に共働き率が高いのですが、この期間休校してもやっていけるのはご両親や兄弟が子どもの面倒を見てくれるから。……ご両親だけでなく、兄弟姉妹との距離を縮めお互いに頼りあってみるのも手かも」という投稿をいただきました。日本とは少し環境が違いますが、親はもちろん、親戚関係などに頼ってみるのも一案かもしれません。

「小学校の先生が休校中に家庭訪問に回ってきてくれ、子どもと対話し、不安を和らげてくれた」（えこりんさん）という投稿もいただきました。
先日、デンマークの首相が、「コロナウィルスに関する子どものための記者会見」をしたことが話題になっていました。
大人も生活の変化を強いられて不安ですが、子どもたちもわけがわからず大きな不安を抱えているはず。子どもたちにわかりやすく、今どのような状況なのか、何に気を付けたらいいのかを伝えることは、子ども自身が健康や安全を考えながら行動することにもつながるでしょう。

「学校や習い事がない今だからこそ子どもたちの自由な着想に耳を傾けられました」というCoco Bennieさん。白雪姫のお話を掘り下げたりして面白いですね。普段、忙しくてじっくり話す機会がなかったりするご家庭も多いと思うので、この機会にとことんしゃべってみるのも面白そうです。

もちろん大人自身も不安です。Jerrybさんからは「経済不安や安全への不安などの中には大人同士で話し合うことで軽くなるものもあると思います。そういった場を広げていきたいです」という心強い投稿をいただきました。

いろいろ不安で先が見えない時ではありますが。こんなときだからこそ、在宅勤務やWEB会議が進んだり、コミュニケーションを取りあったり、助け合いが進んだケースもあります。情報交換したり、工夫して、親も子もポジティブに乗り切っていかれたらと思います。




★高祖議長の過去の円卓会議より
・改正児童虐待防止法、成立。体罰は減ると思いますか？
・虐待通告、ためらいますか？
・ 「ワンオペ育児」。母親の負担を減らす方法、ありますか？

• 2020.03.20
• 高祖常子 子育てアドバイザー、インターネットサイト「こそだて」編集長、NPO法人児童虐待 防止全国ネットワーク理事