イー・ウーマン（ewoman）

大好きです！（しのんぬ・28）

学生時代は安居酒屋の日本酒しか知らなかったため、「日本酒＝強いお酒」程度にしか思っていませんでした。社会人になり、日本酒好きの方から勧められたお酒が美味しい水の様に飲みやすく、そこから日本酒の世界に目覚めてしまいました。日本酒関連の交友関係も広がり、月に1度は居酒屋で友人と美味しい日本酒をいただきながら楽しい時間を過ごしています。

食事と風土とお酒をつなぐ（violet-m・神奈川県・46）

本格中華には老酒が合います。アジアの辛い料理には薄味のビールが、韓国焼肉にはマッコリが。そして、やはり日本食には日本酒が合うと思うのです。我が家は漫画「もやしもん」を読んで「日本人なら日本酒を飲もう」と積極的に購入しています。最近ネットで「とりあえず辛口、という選択で旨い日本酒に会う機会を8割殺している」という記事を読みました。ワインのように「料理に合う日本酒」を、お店でどんどん勧め初心者のハードルを下げるのはいかがでしょうか。

新潟生まれなので（marco302・海外・その他・46）

子どもの頃から日本酒が身近でした。また、私は「日本酒で乾杯」条例が成立した長岡市の生まれです。酒どころ新潟では、今年、新潟大学に「日本酒学」が創設されたり、毎年大盛況の新潟酒の陣があったり「Shu*Kura」というお酒が飲める電車が走ったりと様々な試みを行っています。しかしながら、まだまだ若い人になじみがない。お洒落じゃないということが理由なのでしょうか。日本酒が身近にあるライフスタイルを提案して、お洒落に楽しめるようになりたいですね。

大好きです。（セト・東京都・46）

あんなに美味しいのに、みんな離れているのが不思議。 秋の秋刀魚には熱燗、冬の湯豆腐はひと肌、お正月のおせちには冷酒も熱燗も、春の花見酒、夏のフルーツに冷酒……上げたらきりがないです。酒飲み音頭のように一年中楽しめるのが日本酒だと思います。

日本人の身体に合うと思う（まみむめまま・愛知県・52）

ワインでは時々悪酔いするのですが、日本酒はそういうことがない。日本人の身体に合っているのだと勝手に（笑）思っています。ツウな飲み方ではないかもしれませんが、日本酒と美味しい日本のフルーツのおしゃれなカクテルをアピールすれば、酵素ブーム麹ブームも手伝って盛り上がりそうに思います。

酒は日本の伝統食の一つ（nekosaurus・愛知県・48）

私の住む愛知は発酵大国で、酒だけでなく味醂や味噌などの蔵が多々あります。私が贔屓にしている酒蔵は、その酒蔵見学の際に酒以外の蔵も呼び、食のイベントとして参加者を楽しませてくれます。参加者は、美味しいものができるまでの過程や苦労を知り感動や感謝の気持ちを持ったり、酒との食べ合わせを知ったりして、帰りには必ず購入して帰ります。酒だけ棚に並べて買って飲んでくださいではなく、日本の伝統食自体を見直し、そこに酒は不可欠だとアプローチすることが必要だと思います。

料理との相性を表示（kitazakura・北海道・53）

最近、若手の日本酒作り手が頑張っているのを感じています。うちの水田でも酒米を作り、おいしいお酒にしてくれているのも若者です。その一方で、消費者はまだまだ若手が増えていないと感じます。人気の小売店では独自の努力が感じられ、相性の良い食材や料理を記載したタグを４合瓶の商品に一つ一つ付けて販売されています。そういった情報で「試してみようかな」と若者の購入が広がっていくことを期待します。

澄んだ旨さ（ANJ・大阪府・58）

大好きです。しかし会社の宴会などでとりあえずビールで乾杯する文化が根強く、いきなり日本酒をオーダーすると、単なる酒飲み（＝オヤジ）と思われるのが残念です。近頃はワイングラスでの提供など、どんどんオシャレになり、世界にも発信されていることが嬉しいです。なんといっても魚（肴）の生臭さを感じさせない相性も素晴らしく、まさに世界への発信をどんどんすべきだと考えます。そのためには喜んでお手伝いしたい気分です！

酒に弱い人が楽しむには（おれんじ７８・神奈川県・39）

わたしはアルコールに弱いのです。お酒の香は好きですが、どうしても度数が強く、避けがちです。梅酒はお湯で割って飲みますが、日本酒の水割りは少し変ですし、度数の弱い地酒もあまり見たことがありません。アルコールに弱い人でもできる飲み方を教えてくださるとうれしいです。

また飲みたくなりました（kko・海外・その他・52）

米国在住です。飲まなくなった理由を考えてみました。日本にいた頃は電車通勤だったので、外食でお店に詳しい人がいると教えてもらって飲んだり、テレビや口コミで知ったお酒を酒屋さんで買ってました。が、こちらの外食は車を運転するため、お店ではなかなか飲めないのと、日本酒に関する情報が少ないのです。ワインやビールはどのお店でも勧めてくれるので、家でいろいろ試しています。日本酒も売ってますが、説明してくれる人がいません。この円卓会議を読んで、また飲みたいなと思いました。

沢山の投稿をいただき、大変嬉しいです。どの投稿にも応援いただいた心地です。有難うございました。
 
しのんぬさんは日本酒好きのご友人のご紹介から日本酒に開眼され、今や月に一度は日本酒でのひとときを持っていらっしゃるそうですが、自然にしのんぬさんのライフスタイルに日本酒が寄り添えた感じですね。身近に日本酒に繋いでくださる方がいるのは理想ですね。
 
ＮＯ　に投票され、また飲みたくなったと書いてくださった海外在住の　kko さんも　「説明してくれる人がいない」と嘆いていらっしゃいます。
 
日本でシェア7％、輸出も全部の生産量の2-3％という日本酒ですから、海外で日本酒情報の不足や、啓蒙してくれる人がいないのは容易に想像できます。（この円卓会議を読んで、また飲みたくなった。というのは本当に嬉しいです！）
 
身近に、日本酒を啓蒙してくれる人っていたら良いですよね。
 
violet-mさんや、セトさん、kitazakuraさんが、日本酒には、日本酒に合う美味しい料理を一緒にと、ご提案くださいました。日本酒も食中酒ですので、料理と引き立てあっての日本酒体験は王道でしょうが、やはり、それも身近に導いてくれる人や機会があってこそなんでしょうね。
 
violet-m さんが、書いていらした「とりあえず辛口、という選択で旨い日本酒に会う機会を8割殺している」というネットで見たというご意見には、日本酒の分かりにくさがあると感じます。ワインに比べて日本酒の甘辛は大変説明し難く、いつだったか、ある蔵元さんに「辛口の日本酒をどうやって見分けたら良いですか？」と尋ねたら、半分冗談で「平出さん、ラベルに辛口というのを探せばいいんですよ」とおっしゃっていました。
 
地域で日本酒振興が盛んな新潟県のmarco302さん はもっと若い方になじんでもらいたい。とおっしゃっています。新潟の皆さんの日本酒に対する熱意には、いつも感心させられます。日本酒学の岸先生にはお会いした事があります。新潟県は県内の蔵数は90を超えて全国一ですが、生産量は日本酒の主産地と言われる灘、伏見には遠く及びません。具体的には伏見(京都)一の大手、月桂冠一社よりも、新潟県全部の日本酒生産量は少なく、その月桂冠より、灘(兵庫県)の白鶴は大きいのです。そんな規模の違いがありながら、新潟県が酒処として、広く全国に認識されているのは、新潟県の蔵元さんはじめ地域の方々の日本酒愛ではないかと感じています。
 
まみむめままさんがフルーツカクテルのアイデアを出してくださいましたが、これは度数も低くなり、お酒が弱いと投稿くださった おれんじ78さん、いかがでしょう？ また、夏に日本酒をソーダやトニックウォーターで割ったり、日本酒自体を凍らせてシャリシャリさせながら飲むスタイルは、ある蔵元さんから教えていただきました。
nekosaurus さんのご提案、伝統食を見直すというのは、私もまさに勉強中です。日本酒の歴史や文化、伝統、日本人に生まれたので、身近にあるけれど、勉強したワインを語るように、日本人でありながら、日本酒を語る事が出来ませんでした。
日本酒の国際化を考えた時に、そもそも日本酒って？　私達、日本人にとって日本酒は？がわからないと、海外の人達に説明も出来ない。

そんな中で、2006年から、私は、当時務めていたJALに、社外活動報告書を提出して、完全にボランティアとして、若手の蔵元の全国組織「日本酒造青年協議会」の酒サムライ活動に参画したんです。
日本国内外に日本酒の大使(アンバサダー)を広げていく活動です。こちらは、酒サムライのホームページで、活動を紹介したものです。そして、これは 2011年酒サムライ叙任式の様子です。

そして、次の議論に向けて、皆さんへの質問は、「日本酒に文化を感じますか？」です。
皆さまの様々なご意見をお待ちしています。

• 2017.11.08
• 平出淑恵 株式会社コーポ・サチ 代表取締役